Field Notebook.(2008.07.22→2013.02.05)
多摩動物公園-昆虫生態園
- 2012-01-03 (火)
- 多摩動物公園-昆虫生態園
新年初の Entry は「泉の森・ふれあいの森のムラサキツバメの越冬小集団の越年確認」と思って昨日(1月2日)出掛けたのですが、なんと塒の有る「見本園」が施錠されていて入れず、確認できませんでした。orz
まさか施錠されているとは予想外。新年初っぱなの出鼻を挫かれてしまいました。
気を取り直して泉の森・ふれあいの森を一周し、座間谷戸山公園へ移動してやはり一周してみましたが、残念ながら収穫はまったくありませんでした。
さて、今日もまた良い天気でしたが、まだ3日なのでふれあいの森の「見本園」はまだ施錠されているだろうし、どこへ行こうか。 としばし考えて、多摩動物公園の昆虫生態園へ行ってみることにした。 以前から「一度行ってみたい」と思っていたところです。
昨年の沖縄旅行でも見られなかった南方系の蝶たち
昨年の沖縄旅行時にも見られなかった南方系の蝶たち。 沖縄等へ観光旅行ではない「遠征」に出かけることは当分無いので、かなり楽しめた。 探さずとも蝶がたくさん見られるので、撮影練習にも良いかな。 この冬の間にもう一度来ようかしら。
他にも、ベニモンアゲハ、シロオビアゲハ、ナガサキアゲハが飛んでいたがシャッタースピード優先モードにするのを忘れていて盛大にぶれてしまっていた。 オオゴマダラやアサギマダラも居たが撮影済みなので何となく食指が動かなかった。
むしろ、キチョウ(Eurema)属が多数飛んでいたので「ミナミキチョウかタイワンキチョウか?」と追いかけてみた。
…しかし、YODAさんのキチョウ(Eurema)属類似3種の翅裏比較図|蝶鳥ウォッチングを参考になんとか同定しようと頑張ってみたが、さっぱり分からない。申し訳ないが「未同定」で掲載することにした。もっと経験を積んでから再度同定に挑戦しよう。
訪れたのが夕方近く、時間が遅すぎて蝶たちは既に休息モードに入りかけていた。 屋内だから時間が多少遅くても大丈夫、なんてことはなかったようだ。 その上、大温室に入った途端に寒暖差でカメラのレンズが曇ってしまい、時間を浪費してしまった。 今度はもっと余裕を持った時間に来て、じっくりと撮影の練習をすることにしよう。
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熊襲探索(その4)
- 2011-12-29 (木)
- 逗子市
前回の探索で成果を得たので熊襲探索は終了のつもりでいたが、年末になっても細々と発生が続いているポイントがあるらしいと知ったので、改めてプチ遠征してきた。現地では相模の蝶を語る会のA氏をはじめ、数名の同好の方と一緒に撮影させていただくなど、楽しいひと時を過ごすことができた。
今回の現地到着はおよそ11時半ごろ。もう充分陽が高く昇っていると思っていたが、その後12時半ごろまでは1蛹のみの観察に止まった。
そのうちに、4日連続で来たと仰っていた地元横須賀市のYさんから、別にご夫婦でいらしてた方が見つけたという羽化不全個体がここに居るよと教えていただいた。
その10分後に、ようやくちゃんとした成蝶を発見。(私が見つけました)
石垣の陰で動けない様子だったのをしばらく撮影した後、人為的に日向に移動させたところ、しばらくして翅を開いてくれた。低温期型の♂だった。
次に成蝶を見つけたのはYさん。
この時期にしては擦れの少ない綺麗な個体に見えたが、開翅する気配をまったく見せずに閉翅状態のみ撮影。次の3頭めを撮影しているうちに飛び去っていた。
最後に相模の蝶を語る会のAさんが3頭めを見つけた。羽化不全個体を含めるとご一緒した全員が1頭ずつ見つけた形になった。
流石に羽化直後個体を見ることは適わなかったが、年末のこの時期に羽化不全個体を含めて4頭も成蝶を見ることが出来て大成功の遠征だった。
また、ご一緒させていただいた皆様には大変お世話になりました。
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ムラサキツバメ小越冬集団(その2)
- 2011-12-25 (日)
- 泉の森・ふれあいの森
14時過ぎに時間が出来ても、この季節ではもう蝶の活動はない。 どうしようかなと考え、前回見つけたムラツの小越冬集団のその後の様子を確認しに行くことにした。 小さい集団だし、既に居ないだろうと予想しつつ、居なくなっていることが確認できれば、心残りもなくなる。
現地には15時過ぎに着いた。 どれどれと前回の場所を覗いてみると…。
同じ場所にまだいた。前回4頭に対して3頭に減っていたけれども。
これは、年が明けたらもう一度確認に来なければ。
余談
クマソの発生が細々とまだ続いているらしい。
以前に行ったところとは別ポイントのようだけれども、どこだろう…? と、複数の方のBlog写真の背景と Google map とを睨めっこしつつ探すこと1~2時間。
あっ!ここかあ!
ポイント判明。
年末年始中に1回、行け…るかなあ。大掃除あるしな。難しいか?
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泉の森+ふれあいの森(ムラシ・ムラツ探索その5)
- 2011-12-04 (日)
- 泉の森・ふれあいの森
本日は、恐らく年内最後の終日Fieldwork日になるだろう。
前回何とか無事にムラサキシジミが撮れたので、今日はムラサキツバメを撮りたい。
東高根森林公園だとムラサキツバメは運に左右されるので、もう少し確実に見られそうなところへプチ遠征することにした。
そこで、地図と睨めっこして選んだのが大和市の「泉の森」、座間市の「芹沢公園」「座間谷戸山公園」の3公園。 Googleで検索すると、どの公園でもムラサキツバメの集団越冬が観察されているようだ。 しかも「泉の森」が国道246号線沿いでアクセスが容易。 他の2つの公園も「泉の森」から近く、公園間の移動も容易そうだと考えたのが選択理由です。
泉の森・ふれあいの森
9時半前に現地到着を目標にしていたが、出発が遅れたり駐車場に迷ったりしているうちに10時を過ぎてしまった。
最初に現れたのはテングチョウ。 公園に入った直後で、まだカメラをバッグから出していなかったので大慌てで取り出して撮影。
続いてツマグロヒョウモン♀
公園に入ってすぐに上記2種が現れたので幸先が良いと思っていたのだが、この後が続かなかった。 ヒメアカタテハ1頭を見かけた(撮れず)くらいで、ムラサキツバメどころかムラサキシジミすら見られない。 1時間半近く何も撮れないまま時間が過ぎた。 天気は良かったのに…。
泉の森園内をぐるーっと回った後、隣接のふれあいの森の方へも歩みを進めたところ、「緑の見本園」という一角があった。 2年前の生田緑地での観察で、ムラシ・ムラツともにサザンカに吸蜜に来るのを知っていたたため、 見本園ならサザンカがあるのでは、と思って入ってみた。
見回してもサザンカは見当たらなかったが、マテバシイが結構ある。…が、ムラサキツバメは見あたらないなあ。
と思っていたところへウラギンシジミ♀が現れた。ようやく本日3頭目の撮影。
足下に目を向けると、擦れたヤマトシジミが飛び交っていた。また、キタキチョウも静止場所を探している様子だったので根気良く待って撮影した。
パンジーの花壇に擦れまくって紋様が剥げちょろになったセセリもやって来た。 後翅裏面の紋様はまったく確認できない。かろうじて前翅裏面先端部に紋様の痕跡が見られるが…。
チャバネセセリ系。 かろうじて見える前翅裏面先端部の紋様の揃い方から見てイチモンジセセリ、ミヤマチャバネセセリではないと思われる。 しかし、オオチャバネセセリとチャバネセセリはどっちもあり得そうで分からない。 ということで、未同定です。
こうして20~30分ほど時間を使っているうちに、当初居なかったムラサキツバメが現れてくれた。 最初にウラギンシジミが現れてくれなかったら、逢えなかったところだ。
- ムラサキツバメ | Narathura bazalus | ふれあいの森
- SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- 最初に現れた1頭。やや擦れ気味の♂個体。
- SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- やや奥まった陽だまりのアオキの葉で開翅した割とスレてない♂個体。もっと寄って撮りたかったが。
- SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- 3~4枚目は同一個体。下草の上で翅を開いた♂個体。かなり近寄れたが擦れてる。
- SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- アオキの葉上で開翅した♂個体。擦れは少なそうだが、今度も近寄れず。
- SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- マテバシイの葉上で開翅した♂個体。後ろからの撮影でピントが頭に合ってない。
- SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- マテバシイの葉上で開翅した個体は、これもまた♂。撮る角度を変えようとしたら翅を閉じたり開いたり。
どうも、擦れ個体の方が警戒心が緩い気がする。
最初の1頭が現れた後は、半径10~20mほどの一角に次々とムラサキツバメが現れ、マテバシイやアオキ等の陽あたりの良い葉の上で翅を開いてくれました。
撮れてない個体も含めて全部で5~6頭程度は現れたでしょうか。
しかし、撮れた個体はどうも♂ばかりのようです…。
そのうちに、どうも越冬態勢に入ったっぽい雰囲気の個体が1頭。
3分後。もう1頭やってきて並んだ。おおっ!ここに集まるのか?
もうしばらく観察していれば、さらに多数の個体が集まってくるのだろうか。 しかし、まだ時間は12時半。集結するにしても時間がかかるであろうと考え、後でまた戻ってくることにしていったん離れることにした。
もう一度、泉の森方面へ戻り、しらかしの池周辺を一周した。
ふれあいの森から泉の森方面へもう一度戻る途中、ようやく本日唯一のムラサキシジミが現れた。
しらかしの池周辺にはしらかしやマテバシイが多数あるので丹念に見て回るが、全く収穫無く、 14時過ぎに再び見本園のポイントに戻ってみたところ、集結個体が3頭に増えていた。
さらに15時半ごろにもう一度戻ってみたら、集結個体は4頭に増えていた。
♀がまったく撮れていなかったり、もう少し綺麗な個体の開翅写真を撮りたい等、まだ課題は残っているが、ムラサキツバメを撮れて満足な一日になった。午前中は、まったく撮れずに「いつもどおり東高根森林公園にしておけばよかった」と後悔しかけていましたが。
芹沢公園・座間谷戸山公園
今回のFieldworkは、結局泉の森と隣接のふれあいの森だけで終わってしまった。 芹沢公園だけは3頭になった越冬集団を撮った後、様子見に一度移動して一周だけしてみたが、 もう蝶が出てくる時間は終わっていたし、ムラサキツバメのポイントになりそうな場所は見つからなかった。 また、座間谷戸山公園の方は時間が足りずに足を運ばずに終わった。
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東高根森林公園(ムラシ・ムラツ探索その4)
- 2011-11-30 (水)
- 東高根森林公園
昨日の曇り空が嘘のような晴れやかな空が広がった。
本日は予定があって、本来なら Fieldwork の予定はなかったのだが、せっかくの晴れ間に「30分だけでも!」と東高根森林公園へ向かった。
園内に入ってすぐの第1ポイント。
早くも綺麗なムラサキシジミが降りてきて、翅を拡げてくれた。
今冬は3回連続で満足にムラシ・ムラツに逢えない結果が続いていたのでひと安心。 この後も、各ポイントで次々とムラサキシジミが現れてくれた。 いったい、前回までのは何だったのかと…。
時間がないので、2頭撮影したところで足早に第2ポイントへ向かう。 第1ポイントでは他にも1~2頭の降りてきて翅を開いている様子だった。
第2ポイント。こちらにもちゃんとムラサキシジミが降りてきていました。 数だけなら10頭近く確認できたと思いますが、このポイントは奥に広いので近くの撮りやすいところに来てくれたのは3~4頭でしょうか。 第1ポイントほど翅を拡げてくれず、閉翅状態のまま静止している個体が多かった。
既に20分が経過。 そのまま戻るべきだが…一応第3ポイントへ行ってみた。
第3ポイントはやや遅くなってから陽が差してくるので、本来なら11時前後が良い。 しかし、ポイントの最奥部だけもう陽が当たり始めていた。 時間がないので無造作に足を運んだところ、足下からムラサキツバメが1頭舞い上がった。
「しまった!」
しばらくそのあたりを舞った後、そのまま降りてくれずに高度を上げると樹冠部へ消えていってしまった。
未練たらたら、しばらく第3ポイントに止まることになってしまった。
予定時間をオーバーしてしまったので急いで戻る。
しかし戻る途中、これまでポイントと認識していなかった場所で多数のムラサキシジミが翅を開いていた。
近くで煙草を吸っている人が多いのが難点だが。
最後に、第1ポイントでまた綺麗な♂個体が翅を開いていたので急いで1枚撮影した。 最初の個体と同一個体だったりして。
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東高根森林公園(ムラシ・ムラツ探索その3) ※おまけで生田緑地
どんよりとした曇り空を見上げて泣きそうになった。
が、雨は降っていなかったので Fieldwork に向かう。 前回、「東高根森林公園で良いのかどうか」と書いたが、この曇り空で遠出しても無駄足になる可能性が高いので、今回も東高根森林公園へ。
園内に入って第1ポイント。…まったく居ない。
第2ポイント。…やはりまったく居ない。…が、11時過ぎになって訪れたほんのわずかな晴れ間に、ようやくムラサキシジミが降りてきた。
第3ポイントにも立ち寄ったが、ここでもまったくムラシ・ムラツが姿を見せることはなかった。
第3ポイントでは何やら以前西丹沢で見たオオセンチコガネによく似た糞虫を見かけた。 可哀想に背中にダニを3匹ほど背負っていたけど。
カワセミが居たので撮影。
生田緑地
今年は、クロコノマチョウの撮影を東高根森林公園で済ませてしまい、一度も生田緑地へ行かなかったので、ジュズダマ群落がどうなっているか確認だけしておこうと寄ってみた。 昨年、稲刈り前の10月初旬にジュズダマ群落は半分ほど刈られてしまったが、今年もやはり刈られたようだ。それも昨年以上に。刈られる前の状態を正確に覚えているわけではないが、感覚的には7~8割がた刈られてしまったようで、観察しやすい木道脇の株の多くは(食い尽くされたのとは明らかに異なる状況で)跡形なくなっていた。 この状況だと、今年の発生数はあまり多くなかったかもしれない。
ところで、何も期待していなかった生田緑地でムラサキツバメを発見。 ホオノキの葉上で1頭だけ越冬体制に入っていた?
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東高根森林公園(ムラシ・ムラツ探索その2)
- 2011-11-21 (月)
- 東高根森林公園
今朝は天気が良かった。 所用で出掛ける必要があったが、30分ほど早く出られたので、急ぎ足でも探索を行おうと東高根森林公園を訪れた。 前回はムラサキツバメはおろか、ムラサキシジミすらかろうじて3個体目撃/2個体撮影できたに止まった。 今回こそもっとたくさんの個体に出逢えるものと踏んで探索したのだが。
まず、カメラのバッテリーを持って行くのを忘れた。 ターゲットを見つけても今日は撮れない…。orz
しかし、それどころか第1ポイント、第2ポイントを回って、見られたのは第2ポイントでシラカシの梢へ駆け上がっていった1個体のみ。 カメラを持っていても撮影チャンスは無かったであろう。 時間が無く前回撮れた第3ポイントを回れなかったこともあるが、昨年まで多くの個体が見られた第1、第2ポイントでまったく見られないのはどうしたことなのだろうか。
実は29日(火)に腰を据えてムラシ・ムラツ撮影を行おうと思っているのだけれど、場所は東高根森林公園で良いのかどうか、不安になってきた。
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東高根森林公園(ムラシ・ムラツ探索)
- 2011-11-16 (水)
- 東高根森林公園
昨日15日と、本日16日の両午前中、2日連続で東高根森林公園に立ち寄った。 目的はひなたぼっこに降りてくるムラサキシジミ。 運がよければムラサキツバメも見られないかと考えて訪問した。
11月15日
昨日(15日)の方は雨上がりの曇天だったので、あまり期待せずにポイントを3カ所巡ったが、 案の定蝶には全く出逢えずに終わった。
寂しいので、椿の花を撮ってみた。
湿性植物園の木道には、なぜか鶏の姿が。いつから居るんだろう。
11月16日
よく晴れた天候だったので、昨日(15日)と違ってムラサキシジミがたくさん日向ぼっこしているだろうと、 期待して訪れたのですが…。
第1ポイントでは、………坊主。
第2ポイントでも、………日向ぼっこしている個体は皆無。 1頭だけ、元気よく飛んでいるムラサキシジミを目撃できたのみ。
第3ポイントでは、………ようやく日向ぼっこしているムラサキシジミ1頭を確認。 だが条件の悪い後ろ姿の開翅を2ショットだけ撮れたところで舞い上がってしまい、 その後はったく現れませんでした。
但し、帰りがけに湿性植物園の木道上でじっと静止しているムラサキシジミを発見。 寒くてろくに動けないのか、至近距離まで無造作に近寄っても逃げなかった。
結局、今日出逢えたのはムラサキシジミ2頭のみ。 天候は良かったのに、どうしたことだろうか。
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熊襲探索(その3)
- 2011-11-04 (金)
- 逗子市
前々回、前回と2回連続で空振りに終わった熊襲探索。 三度目の正直を期して出撃しました。
雨で空振りに終わったとはいえ、前回はソテツを食害中の幼虫集団は撮れましたし、 撮影こそ叶いませんでしたが、束の間雨上がりには何頭かの成虫の存在も確認できましたので、 今回も前回と同じ探索地です。
高台の公園と邸宅街にて
まず最初に、前回は時間が無くて訪れなかった高台の公園2カ所を探索。 しかし、公園内のソテツはあまり食害を受けている様子が見られず、目的の熊襲の姿も見られませんでした。 但し、公園間の邸宅地を移動中に歩道脇のソテツ(邸宅の庭木)に、羽化したてで、今まさに翅を伸ばしている途中の熊襲を発見。
飛び立つまで時間がかかるだろうと、いったん離れて50分ほど公園を探索してから戻ってみた。 残念ながら先の個体は居なくなっていたが、別個体がすぐ隣のソテツに居るのを発見。 どうやらこの子も発生したてのようで、飛べずに下に落ちてしまったのを手乗りにしてみた。
この高台の公園や邸宅街では、熊襲の他にもキアゲハ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、キタテハ、アカタテハ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、ムラサキツバメ等が見られた。
海沿いの集合住宅街にて
前回雨の中を探索した海沿いの集合住宅街へ移動。 こちらでは多数の個体が発生しており、様々な生態をゆっくりと撮影することが出来た。
感謝
海沿いの集合住宅街では、蝶鳥ウォッチングのYODAさんの他、計3名の方とご一緒することになった。 今回、ひととおりの生態が撮れたのは「交尾してるの撮った?」「ここに蛹があるよ」と声をかけていただいたおかげだ。 この場を借りて御礼を申し上げます。有り難うございました。
YODAさんには既に2ヶ月以上放置状態のこのBlogのURIをお教えしたので、慌てて今回の記事のみ更新しました。 そろそろ年内の遠征は打ち止めなので、記事タイトルだけで中身のない過去記事の修正(中身の記述)を始めないといけませんね。
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熊襲探索(その2)
- 2011-10-22 (土)
- 逗子市
前回の熊襲探索は空振りに終わったので、そのリベンジがしたくてならない。 どうも都内での発生は駆除される等その後思わしくないようだが、代わりに湘南方面でも発生しているようである。
本日は今日は遠出無し、近場の公園でムラシ・ムラツ探し、あるいは多摩川でキタテハ・アカタテハを撮影するつもりで、 午前中のみ予定を空けていたのだが、生憎の雨なので時間が空いてしまった。 雨なのは湘南方面も同じだが、11月にリベンジするにしても現地の様子がまったく分からないので、 様子見がてら出かけてみた。
結果。
幼虫の発生は確認。並木状に並んだソテツの中には丸坊主になりかけの株もあるくらいの発生状況。
その後、短時間だけ雨が上がった際には、周辺の生け垣から数頭の成虫が飛び出したのも確認できました。 但し、写真は撮らせてもらえませんでしたが。 都内のように徹底的に駆除されなければ、この場所でリベンジできそうです。
高台の公園にも立ち寄れればと思っていましたが、思ったよりも交通便が悪くて時間が足りませんでした。 今日は鉄道とバスで来ましたが、11月にリベンジに来る際は車で来ることにしましょう。
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