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熊襲探索(その3)

前々回前回と2回連続で空振りに終わった熊襲探索。 三度目の正直を期して出撃しました。

雨で空振りに終わったとはいえ、前回はソテツを食害中の幼虫集団は撮れましたし、 撮影こそ叶いませんでしたが、束の間雨上がりには何頭かの成虫の存在も確認できましたので、 今回も前回と同じ探索地です。

高台の公園と邸宅街にて

まず最初に、前回は時間が無くて訪れなかった高台の公園2カ所を探索。 しかし、公園内のソテツはあまり食害を受けている様子が見られず、目的の熊襲の姿も見られませんでした。 但し、公園間の邸宅地を移動中に歩道脇のソテツ(邸宅の庭木)に、羽化したてで、今まさに翅を伸ばしている途中の熊襲を発見。

クロマダラソテツシジミ(羽化したて) | Chilades pandava | 三浦半島
クロマダラソテツシジミ(羽化したて)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
クロマダラソテツシジミ(羽化したて)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
初撮影が羽化途中の個体とは。

飛び立つまで時間がかかるだろうと、いったん離れて50分ほど公園を探索してから戻ってみた。 残念ながら先の個体は居なくなっていたが、別個体がすぐ隣のソテツに居るのを発見。 どうやらこの子も発生したてのようで、飛べずに下に落ちてしまったのを手乗りにしてみた。

クロマダラソテツシジミ(手乗り) | Chilades pandava | 三浦半島
クロマダラソテツシジミ(手乗り)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
クロマダラソテツシジミ(羽化したて)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
手乗りで数枚撮影した後、ソテツに戻してあげた。先の個体は♂♀判別が付かないが、この子は♂のようだ。

この高台の公園や邸宅街では、熊襲の他にもキアゲハ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、キタテハ、アカタテハ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、ムラサキツバメ等が見られた。

キタテハ | Polygonia c-aureum | 三浦半島
キタテハ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
セイタカアワダチソウで吸蜜するキタテハ。
ムラサキツバメ | Narathura bazalus | 三浦半島
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
公園内の、周囲を樹林に囲まれた陽溜まり。マテバシイが2本ほど目に入ったので「ムラツ」が居そう、と思ったら現れた。 このあと開翅してくれたのだが、70-300mmに交換する暇もなく飛び去った。

海沿いの集合住宅街にて

前回雨の中を探索した海沿いの集合住宅街へ移動。 こちらでは多数の個体が発生しており、様々な生態をゆっくりと撮影することが出来た。

クロマダラソテツシジミ(閉翅) | Chilades pandava | 三浦半島
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
♂♀不明。翅裏面での判別法を探さなくては。
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
これも♂♀不明。
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
本日最後に撮った1枚。
クロマダラソテツシジミ(開翅) | Chilades pandava | 三浦半島
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
♀の開翅写真。
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
♂の開翅写真。
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
♂の開翅写真。どうも今見返していると絞りが足りないようで、ピントの合っている範囲が狭い。
クロマダラソテツシジミ(交尾) | Chilades pandava | 三浦半島
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
一緒に撮影していた方々に見つけていただいた交尾写真。
クロマダラソテツシジミ(産卵行動) | Chilades pandava | 三浦半島
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
産卵行動を取る♀の姿も多かった。
クロマダラソテツシジミ(蛹) | Chilades pandava | 三浦半島
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
これも他の方に見つけていただいた蛹。

感謝

海沿いの集合住宅街では、蝶鳥ウォッチングのYODAさんの他、計3名の方とご一緒することになった。 今回、ひととおりの生態が撮れたのは「交尾してるの撮った?」「ここに蛹があるよ」と声をかけていただいたおかげだ。 この場を借りて御礼を申し上げます。有り難うございました。

YODAさんには既に2ヶ月以上放置状態のこのBlogのURIをお教えしたので、慌てて今回の記事のみ更新しました。 そろそろ年内の遠征は打ち止めなので、記事タイトルだけで中身のない過去記事の修正(中身の記述)を始めないといけませんね。

Comments:2

YODA 11-11-06 (日) 20:41

当日御世話になりました。 どれもよくピントが合っていてナチュラルですね。 またどこかでご一緒しましょう。

Garuda 11-11-10 (木) 0:29

> YODAさん

コメント有難うございます。こちらこそ当日はお世話になりました。 写真の出来栄えについてはYODAさんの写真を見て勉強不足を痛感しています。 いつも一人で撮影していますが、同好の方とご一緒するのも楽しいと思いました。 また野外でお会いできるのを楽しみにしています。

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