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蝶・蛾以外

生田緑地(民家園)

夕方16時過ぎから生田緑地を散策。
いつもと少し違う散策ルートを、ということで民家園の中の歩いた。

撮影種(写真は後日up予定)

  1. ヒカゲチョウが盛んにテリ張していた。
  2. ヒメジャノメ
  3. ミズイロオナガシジミ
  4. アカシジミ(汚損)
  5. ウラナミアカシジミ(汚損)
  6. 樹液吸汁集団(ヒカゲチョウとサトキマダラヒカゲ)
  7. オトシブミの一種(未同定)

迷子になった末に辿り着いた栗の花ポイント

午前中に訪れた新治市民の森ではウラゴマダラシジミが現れないのが未練で、結局14時近くまで粘ってしまった。

その後、いったん港北NTの「くじら軒」で昼食ラーメンを食した後に寺家ふるさとの森へ移動。 到着時間は概ね15時半くらい。だいぶ遅い。

ここでは、以前見つけておいた栗の花ポイントでアカシジミを狙うつもりで移動してきた。 寺家と言いつつ、そのポイントは町田市の三輪側へひと山超えたところ…。

ところが、久しぶりで三輪側へ超える道を間違えた。 予定していた道と違う道を三輪側へ出て、そのまま栗の花ポイントを探してぐるぐる歩きまわったものの、 最終的には現在位置まで分からなくなってしまい、結局いったん寺家側へ戻って出直す羽目になった。 いったん寺家側へ戻るまでに費やした時間は約1時間…。 つまり、目的の栗の花ポイントに到着したのは16時半頃であった…。

迷っている間に撮影した蝶

道に迷っている間も、ただ歩いているだけでなく一応撮影はしていた。

まずはヒメキマダラセセリ。

ヒメキマダラセセリ | Ochlodes ochraceus | 寺家
ヒメキマダラセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
開翅写真。性標のある♂。
ヒメキマダラセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
イボタの花で吸蜜。この個体も♂だ。

クロコノマチョウの越冬個体まで現れた。

クロコノマチョウ | Melanitis phedima oitensis | 寺家
クロコノマチョウ(越冬個体)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
うーん、ぼろぼろだ。

イチモンジセセリが複数個体居た。1頭だけ撮れた。

イチモンジセセリ | Parnara guttata | 寺家
イチモンジセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
もろに葉かぶりしてるけど、とりあえず撮れたので先を急いだ。

他には、ここでもキタテハの新成虫が数多く見られた。 また、スレ気味で写真には撮らなかったが、コチャバネセセリ、ダイミョウセセリ、イチモンジチョウなどが目についた。

蝶以外では、赤いカミキリが多かったので1枚だけ撮っておいた。

未同定カミキリ | 寺家
未同定カミキリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
急いでる上に蝶ではないので超適当。

本来の目的地、栗の花ポイント

ようやく栗の花ポイントに着いた。

イチモンジチョウ、テングチョウと並んで、目的のアカシジミも吸蜜に来ていた。 ここでは、最短5秒間隔で自動的に合焦・撮影を行ってくれる RICOH R8 のインターバル撮影機能を利用し、 一脚に取り付けたカメラを高く差し出して撮影。 まだ慣れないので、なかなかフレームに収まらなかったりととにかく歩留まりが悪く、肝心のアカシジミは証拠写真しか撮れなかった。 イチモンジチョウに関しては見られる写真が撮れ、慣れれば良い写真も撮れることは分かった。

あと、地図で確認したら栗の花ポイントは町田市三輪ではなく寺家側だった。迷うわけだ。

アカシジミ | Japonica lutea | 寺家
|
RICOH R8 + 一脚(インターバル撮影)
残念ながら全身が写っていない。 アカシジミが見られたのは3~4頭で、そのうち比較的撮りやすい位置にいた1頭は まともにフレームに入らずにまごまごしているうちに飛び去ってしまったので、 ゆっくり被写体になってくれたのは難易度の高い高い位置で吸蜜していた個体のみだった。
イチモンジチョウ | Limenitis camilla | 寺家
イチモンジチョウ
RICOH R8 + 一脚(インターバル撮影)
これくらいに撮れれば成功だ。今度こそゼフで撮影成功させねば。

栗の木を見上げてばかりいたが、足下にもクロヒカゲなどが居た。 交尾個体を発見したので、こっちは α55 で撮影。

クロヒカゲ | Lethe diana | 寺家
クロヒカゲ(交尾)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO

以上

テングチョウとキタテハ天国

平地性ゼフィルスのうち、出現時期の早いアカシジミ、ウラゴマダラシジミを目的に Field に出た。出陣先は昨年ウラゴマダラシジミを観察した横浜市の新治市民の森。より難易度の高いウラゴマダラシジミの「ポイントが分かっている」のが選択理由です。

ちょうどテングチョウとキタテハの発生盛期に当たったようで、両種とも多数の新鮮個体があちこちで集団吸水している姿を観察できた。

テングチョウ | Libythea celtis | 新治市民の森
テングチョウ
テングチョウ
テングチョウ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
吸水中のテングチョウ三態。2枚目と3枚目は同一個体だが1枚目はたぶん違う。
テングチョウ(開翅)
テングチョウ(開翅)
テングチョウ(開翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
キタテハに比べて敏感で寄るのに苦労したが、何とかほぼ真上から開翅吸水中の新鮮個体の撮影も出来た。2枚目のみ縦位置写真になっていたのでトリミングして上下をカット。
テングチョウ(開翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
吸水中の個体ばかりで飽きたのでこんなのも時々狙ったが、ほとんど撮れなかった。
テングチョウ(羽化直後)
テングチョウ(羽化直後)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
羽化直後の個体も見つけた。1枚目はイボタの葉に停まっていた♀個体。 実物は写真の数倍綺麗だったが、腕が無く表現できないのが悔しい。 2枚目の個体は下草で羽化し、まだ蛹の抜け殻に掴まっている状態。
キタテハ | Polygonia c-aureum | 新治市民の森
キタテハ
キタテハ
キタテハ
キタテハ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
吸水中の新鮮キタテハ四態。2~4枚目は同一個体。 1枚目も同一個体かもしれませんが、既によく分からなくなっています。
キタテハ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
吸水中でない個体も撮影しました。とにかくキタテハは数が多かった。

キタテハの方はぼろぼろの越冬個体も1頭吸水に訪れていた。

キタテハ | Polygonia c-aureum | 新治市民の森
越冬キタテハ
越冬キタテハ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
越冬個体だが新生個体と並んで元気に吸水していた。 越冬個体と新生個体で交尾成立することもあるんだろうなあ。

他にも、新鮮なルリシジミが2頭吸水に来ていた。

ルリシジミ | Celastrina argiolus | 新治市民の森
ルリシジミ
ルリシジミ
ルリシジミ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
吸水個体は2頭居たが、同じ場所で吸水しているキタテハ、テングチョウ、ルリシジミを 代わる代わる撮ったので3枚がそれぞれ同一個体か別固体化までは分からない。
ルリシジミ(開翅)
ルリシジミ(開翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
吸水個体がつっと飛んで下草に停まった。「あ、開きそう」と思って待っていたら、 短時間だか綺麗な表翅を見せてくれた。

イチモンジチョウも個体数が多かったが、既に盛期は過ぎて擦れた個体が多かった。

イチモンジチョウ | Limenitis camilla | 新治市民の森
イチモンジチョウ
イチモンジチョウ
イチモンジチョウ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
見るからに擦れた個体が多かったので、あまりカメラを向けなかった。3枚目のみ別個体。
イチモンジチョウ
イチモンジチョウ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
唯一擦れが少なかった個体。じっくり撮影したが翅裏は見せてくれなかった。

かなり飛び古した個体だが、コチャバネセセリがイボタの花に来ていた。

コチャバネセセリ | Thoressa varia | 新治市民の森
コチャバネセセリ
コチャバネセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
2~3個体居たので1枚目、2枚目が同一個体かどうかは不明。
コチャバネセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
そのうちに目の前で1個体が蜘蛛の巣にかかってしまった。 あっという間に蜘蛛がやってきた。南無南無~。

モンシロチョウも新鮮な個体が多数飛んでいたが、真剣に狙わずまともな写真はこれ1枚きり。

モンシロチョウ | Pieris rapae | 新治市民の森
モンシロチョウ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
ヒメジョオンで吸蜜するモンロチョウ。

肝心のゼフは?

肝心のゼフィルスですが、ウラゴマダラシジミは1頭も姿を見せませんでした。

がっかり。

まだ早かったのか…?それとも少し離れた吸水ポイントでテングチョウやキタテハを撮っている時間帯に現れたのか?

アカシジミは栗の花のポイントで逢えるのを期待しましたが、逢えませんでした。

新治市民の森では当初予定よりも長く14時近くまで粘りましたが、ウラゴマダラシジミは諦めてアカシジミが探しやすい寺家ふるさとの森に移動することにしました。 寺家での成果については別記事に分けます。

蝶以外

蝶以外に、トンボとトカゲを撮ったので載せておきます。

トンボ(未同定) | 新治市民の森
未同定トンボ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
未同定のトンボ。ヤンマではないような。サナエ系かなあ。(まったくわかっていない)※トリミングしています。
トカゲ | 新治市民の森
トカゲ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
妙に迫力のあったトカゲ。

平成24年6月24日追記

1頭写真だけUpして載せ忘れていた。

ヒメジャノメ | Mycalesis gotama | 新治市民の森
ヒメジャノメ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
今年はコジャノメしか撮れていなかったので、確か拘って追いかけた気が。(なのに載せ忘れるなんて)

東高根森林公園

午前中、短いが1時間程度時間が取れたので東高根森林公園へ。 そろそろアカシジミが出ていないかと思ったが、ポイントの栗の花もまだ開花しておらず、さすがに早すぎたようだ。 時間がないのでクロヒカゲあたりには目もくれずに早足で園内を一周。

割と新鮮なコジャノメが居ました。

コジャノメ | Mycalesis francisca | 東高根森林公園
コジャノメ♂
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
クロヒカゲに目もくれずにコジャノメは撮ってるのは何故だ?自分でもよく分からないが、綺麗な個体だったからまあ良いか。

ツマグロヒョウモンの♂が居たので撮る。

ツマグロヒョウモン | Argyreus hyperbius | 東高根森林公園
ツマグロヒョウモン♂閉翅
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
ツマグロヒョウモン♂開翅
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
だから、クロヒカゲには目もくれずにツマグロヒョウモンを撮るのは何故? まあ、翅を閉じていたので横から狙ったところ、開いたところも撮れたのでこれもまあ良いか。

5月16日に生田緑地でぴかぴかのダイミョウセセリを撮り逃したが、この日東高根森林公園で撮ったダイミョウセセリもまあまあの鮮度の個体に見えた。

ダイミョウセセリ | Daimio tethys | 東高根森林公園
ダイミョウセセリ(閉翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
ダイミョウセセリ(開翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
閉翅状態のダイミョウセセリは見るのも初めてで、興奮して撮った記憶がある。 開翅写真の方は露出設定がうまくいかず、白斑部分が白飛びした写真と、逆に全体に暗すぎる写真を量産してしまった。 割とマシなのを選んだつもりだが、どうすれば良いのだろうか。

やはり5月16日にぴっかぴかの個体を撮り逃したサトキマダラヒカゲ。 慎重に寄って撮ったつもりだったが…。 眼にピントがばっちり合った写真はどれも後翅縁が枠外にはみ出ていた。失敗。

サトキマダラヒカゲ | Neope goschkevitschii | 東高根森林公園
サトキマダラヒカゲ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
これで後翅縁が枠内に収まっていれば…。

最後に木道から見下ろす位置に居たセセリ。翅裏面が撮れず、表面だけだと難しいのですが、一応コチャバネセセリで合っていると思います。

コチャバネセセリ | Thoressa varia | 東高根森林公園
コチャバネセセリ
コチャバネセセリ(トリミング)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
上の写真だと小さいのでトリミングしたものが下の写真。

他には、湿性植物園奥のクロアゲハ、ナガサキアゲハの蝶道で暫く様子を窺ったのですが、停まる気配がなかったので諦めました。 この日はクロアゲハがほぼ9割で、ナガサキアゲハは1~2頭しか現れませんでした。

蝶以外の昆虫

カミキリとコメツキ。特にコメツキは櫛状の立派な触角が珍しく、蝶以外にはほとんど興味のない私ですが、思わず「これは撮らなくては!」と思いました。

ヒメヒゲナガカミキリ | 東高根森林公園
ヒメヒガナガカミキリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
ヒゲコメツキ | 東高根森林公園
ヒゲコメツキ♂
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO

以上。

徒労の西丹沢

恒例の西丹沢遠征。

昨年夏型ミヤマカラスアゲハをお腹いっぱい撮ったので、今年こそ春型ミヤマカラスアゲハをたくさん撮って卒業(来年はこの時期に別種を撮りに行く)しようと勇んで西丹沢へ出掛けました。

ところが、残念ながら天候が悪く、気温が上がらず肌寒い上に曇りっぱなしで、終いには雨まで降り出す始末。

当日確認できた蝶は、

  • オナガアゲハ(わずかな晴れ間に数頭確認・未撮)
  • コミスジ
  • ヤマトシジミ
  • ミヤマセセリ
  • サカハチチョウ(未撮)

と、サカハチチョウ以外は西丹沢までわざわざ出掛けてこなくても見られる種ばかりでした。 この中では、オナガアゲハとサカハチチョウが撮れていれば、まあ何とか成果があったと言えるところですが、 肝心のこの2種が目撃のみで未撮…。orz

ああ、忘れるところでした。 現地到着前、車中からウスバシロチョウも1頭確認しました。 目的地には居なかったけど。

撮った蝶

コミスジ | Neptis sappho | 西丹沢
コミスジ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
コミスジ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
2枚とも同一個体。この石灰質っぽいところには他にもサカハチチョウ等が吸水に訪れていた。 コミスジ放っておいてサカハチチョウ撮れば良かったのに…。
ミヤマセセリ | Erynnis montanus | 西丹沢
ミヤマセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
ミヤマセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
これも2枚とも同一個体。擦れっからしで判然としないが、前翅に白帯のある♀?それとも前翅前縁がやや反った♂?
ヤマトシジミ | Pseudozizeeria maha | 西丹沢
ヤマトシジミ♀
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
ヤマトシジミ♀
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
これもやはり2枚とも同一個体。ぴかぴかの新鮮個体の♀。

蝶ではないが、ゾウムシの面白いのを見つけたので撮っておいた。未同定。

オオゾウムシ | 西丹沢
未同定ゾウムシ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
未同定ゾウムシとしておりましたが、WEB検索にてオオゾウムシらしいと同定しました。間違いありましたらご指摘願います。

東高根森林公園(ムラシ・ムラツ探索その3) ※おまけで生田緑地

どんよりとした曇り空を見上げて泣きそうになった。

が、雨は降っていなかったので Fieldwork に向かう。 前回、「東高根森林公園で良いのかどうか」と書いたが、この曇り空で遠出しても無駄足になる可能性が高いので、今回も東高根森林公園へ。

園内に入って第1ポイント。…まったく居ない。

第2ポイント。…やはりまったく居ない。…が、11時過ぎになって訪れたほんのわずかな晴れ間に、ようやくムラサキシジミが降りてきた。

ムラサキシジミ | Narathura japonica | 東高根森林公園
ムラサキシジミ開翅(証拠写真)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
ムラサキシジミ開翅(証拠写真)2
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
やっと降りてきたムラサキシジミだが、遠くて300mmでも証拠写真程度。等倍で見ると全然解像していない。
ムラサキシジミ | Narathura japonica | 東高根森林公園
ムラサキシジミ
ムラサキシジミ(トリミング)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
別固体が枯葉の中に潜り込んだ。さすがに上の写真だとどこに居るのかすら分からないので、下の写真は上と同じ写真からトリミングして拡大。

第3ポイントにも立ち寄ったが、ここでもまったくムラシ・ムラツが姿を見せることはなかった。

第3ポイントでは何やら以前西丹沢で見たオオセンチコガネによく似た糞虫を見かけた。 可哀想に背中にダニを3匹ほど背負っていたけど。

糞虫(未同定) | 東高根森林公園
糞虫(未同定)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

カワセミが居たので撮影。

カワセミ | 東高根森林公園
カワセミ
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

生田緑地

今年は、クロコノマチョウの撮影を東高根森林公園で済ませてしまい、一度も生田緑地へ行かなかったので、ジュズダマ群落がどうなっているか確認だけしておこうと寄ってみた。 昨年、稲刈り前の10月初旬にジュズダマ群落は半分ほど刈られてしまったが、今年もやはり刈られたようだ。それも昨年以上に。刈られる前の状態を正確に覚えているわけではないが、感覚的には7~8割がた刈られてしまったようで、観察しやすい木道脇の株の多くは(食い尽くされたのとは明らかに異なる状況で)跡形なくなっていた。 この状況だと、今年の発生数はあまり多くなかったかもしれない。

ところで、何も期待していなかった生田緑地でムラサキツバメを発見。 ホオノキの葉上で1頭だけ越冬体制に入っていた?

ムラサキツバメ | Narathura bazalus | 生田緑地
ムラサキツバメ(証拠写真)
ムラサキツバメ(証拠写真|トリミング)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
下は、上と同じ写真からトリミングして拡大。この葉はかなり雨ざらしな位置なので、越冬体制ではなくたまたまかもしれない。一周して帰りがけにもう一度確認したら居なくなっていたし。

東高根森林公園のクロコノマチョウ(その3)

本日午前中は東高根高根森林公園へ。今秋3回目のクロコノマチョウ探索です。

最初のジュズダマポイント周辺では、2頭見つけました。

クロコノマチョウ | Melanitis phedima oitensis | 東高根森林公園カテゴリ
クロコノマチョウ(1頭目)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
クロコノマチョウ(2頭目)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
2頭とも木道から遠い位置に静止していたため、手持ち撮影では証拠写真程度。 三脚を据えてじっくり、MFで撮影すればもう少し鮮明に撮れたかもしれません。

第2のジュズダマポイントでは、今日も多くのクロコノマチョウが見られました。 そのうち、4頭を撮影できました。

クロコノマチョウ | Melanitis phedima oitensis | 東高根森林公園カテゴリ
クロコノマチョウ(3頭目)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
3頭目は木道から見下ろせる位置にいました。 少し手前の葉が邪魔でしたが、表翅の撮影にチャレンジしようと三脚を据え、連写しつつ刺激を与えて飛ばしてみましたが、 捉えることが出来ませんでした。
クロコノマチョウ(4頭目)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
もう少し横から撮れれば真横アングルでしたが、この直後に飛ばれました。
クロコノマチョウ(5頭目)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
残念ながら手前の葉が少し被ってしまいました。
クロコノマチョウ(6頭目)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
最後のこの個体が一番よく撮れたかな。

その他の蝶

クロコノマチョウ以外にはあまりめぼしいものが撮れていません。

イチモンジセセリ | Parnara guttata | 東高根森林公園
イチモンジセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
かなり飛び古した個体。
ウラギンシジミ | Curetis acuta paracuta | 東高根森林公園
ウラギンシジミ♀
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
この写真では表翅が見えないがウラギンシジミの♀。
クロヒカゲ | Lethe diana | 東高根森林公園
ヒカゲチョウ
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
クロアゲハ | Papilio protenor | 東高根森林公園
クロアゲハ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
かなり飛び古したクロアゲハ。
スジグロシロチョウ | Pieris melete | 東高根森林公園
スジグロシロチョウ(吸蜜)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO

この他には、ちょうどクロコノマチョウを追い回していた時なので撮影しませんでしたが、第2のジュズダマポイント付近でムラサキシジミが多数開翅して日光浴していました。

また、蝶ではありませんがアキアカネの交尾を撮ったので載せておきます。

アキアカネの交尾 | 東高根森林公園
アキアカネの交尾
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO

多摩川のギンイチモンジセセリ

多摩川のギンイチモンジセセリは年3化で、8月末くらいから見られるらしい。少々時期遅れな気もするし、先日の台風による増水の影響も気になりますが、まだ生き残りが居るかもしれないと行ってみることにしました。

予定ルート

ギンイチモンジセセリ探索は初めてなのでネットで検索して予習したところ、いくつかの候補地が挙がりました。

  1. 調布市染地及び川崎市多摩区中野島付近(二ヶ領上河原堰堤の直下両岸)
  2. 是政橋~関戸橋~府中四谷橋
  3. 青梅市河辺付近

このうち、青梅市河辺はちょっと遠いのでまず最初に検討対象外に。続いて二ヶ領上河原堰堤の直下両岸は近くて良いのですが、theclaさんの探蝶逍遥記中野島側が護岸工事により全滅状態とありましたので、今回は是政橋~関戸橋~府中四谷橋あたりを歩いてみることにしました。

前夜に地図を切り貼りしながら決めた予定ルートは下記の通り。

  • 京王線「百草園」駅より出発 → 浅川 → 府中四谷橋 → 対岸へ渡る → 関戸橋 → 是政橋 → 対岸へ渡る → JR南武線南多摩駅

かなり長大なルートです。かなり気温も上がりそうなので熱中症の不安がありますが、まあ満足したら途中で切り上げれば良いでしょう。

ところが大失敗

ところが、いきなり大失敗をやらかしました。

  1. 前夜に用意した地図を忘れた。
  2. 間違えて「聖蹟桜ヶ丘」駅で降りてしまった。

それでも、北へ向かえば多摩川に着くだろうと歩いたら、無事府中四谷橋に出ました。予定では浅川沿いに下ってくるはずでしたが、もともと本命は府中四谷橋~是政橋間なので浅川沿い探索は省略し、このまま多摩川を渡って下流に向かえば良かったわけです。

ところが地図がないのが原因でここでも判断間違いをやらかしました。

  1. 多摩川をどの橋を使って渡る予定か覚えていなかった。
  2. 多摩川に架かる橋の順番を覚えていなかった。(関戸橋が府中四谷橋の上流/下流どっちか?)
  3. 浅川沿いを歩く予定だった、ということだけ覚えていた。

「ここで渡るんだっけ?」「もういっこ上流の関戸橋を渡るんだっけ?」と迷った末に、「浅川沿いを歩く予定だったんだから、もういっこ上だ」と上流に向かって歩き出してしまいました。さらに、関戸橋ならぬ新井橋を渡った後に浅川沿いに下流に戻るという間違いを犯し、橋がないので多摩川と浅川の合流点から再び多摩川沿いに上流に遡らねばならなくなったというオマケまで付きました。

ということで、実際に歩いたルートは下記の通り、ただでさえ長大だと思っていたルートがさらに長大なルートになりました。

  • 聖蹟桜ヶ丘駅を出発 → 府中四谷橋 → 浅川沿いを上流へ遡る → 新井橋 → 対岸へ渡る → 浅川沿いに下流へ → 多摩川合流点(ここで多摩川を渡れないことに気付く) → 多摩川沿いに再び上流へ遡る → 石田大橋 → 対岸へ渡る → 下流へ向かう → 府中四谷橋 → 関戸橋 → 是政橋 → 対岸へ渡る → JR南武線南多摩駅。

ええ、それでも最初の予定通り南多摩駅まで歩ききりましたよ。最後は日が暮れかかっていましたが。

ではその成果は次の章で。

成果

あとでUpします。

生田緑地

8月になりました。今年は東高根森林公園へ行く機会が多く、生田緑地にあまり行っていませんが、8月最初の Fieldwork は生田緑地へ出かけました。

最初に現れたのはイチモンジチョウ。

イチモンジチョウ | Limenitis Camilla japonica | 生田緑地
イチモンジチョウ
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光

尾根筋の樹液ポイントを覗くと、サトキマダラヒカゲが来ていました。

サトキマダラヒカゲ | Neope goschkevitschii | 生田緑地
サトキマダラヒカゲ
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F10 分割測光 Flash=ON

尾根筋の自然探勝路を下っていくと、樹林内に現れたのはコジャノメ。

コジャノメ | Mycalesis francisca | 生田緑地
コジャノメ
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
同じように樹林内に現れるのに、クロヒカゲはつつじ山側に多く、 尾根筋の自然探勝路に現れるのはいつもコジャノメな気がする。

蝶ではありませんが、キボシカミキリがこちらを向いてポーズを取っていました。

キボシカミキリ | 生田緑地
キボシカミキリ
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光

ボロボロに飛び古した個体ですが、ナガサキアゲハがコオニユリに訪花していました。

ナガサキアゲハ | Papilio memnon | 生田緑地
ナガサキアゲハ
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
秋になったら、等々力緑地の花壇にでも綺麗なのを撮りに行こう。

西丹沢遠征(三国峠)

西丹沢・三国峠へ遠征してきました。

時期的に端境期ではないかという一抹の不安はありました。例えば、同じ西丹沢でも沢沿いの林道へミヤマカラスアゲハ等狙いで行った方が良いのではないか。西丹沢以外でも、第三京浜→横横経由で行ける三浦半島や中央高速経由で富士山麓の林道へ行っても良いのではないか、と。

迷った末に行き先を決めたのですが、東名高速の事故渋滞に巻き込まれて現地到着が午後になってしまったり、予想通り端境期でほとんど蝶が現れないなど、結果的には失敗でした。

成果

車を駐め、身支度を整えて歩き出した直後に現れたのがスジボソヤマキチョウ。西丹沢では数が少なく、山梨県側で発生した個体が偶発的に飛来するとされている蝶だ。

スジボソヤマキチョウ | Gonepteryx aspasia | 西丹沢
スジボソヤマキチョウ
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F11 分割測光
初見・初撮影です。ヤマキチョウと合わせて憧れていた蝶。 西丹沢で出逢うことはあまり期待していませんでした。嬉しい。

鉄砲木の頭へ向かう登山道は、神奈川県側はずっと林縁だが、山梨県側は登るにつれて疎林環境から草原環境に変化する。最初の疎林地帯ではやや飛び古したモンシロチョウやスジグロシロチョウが多く見られた。交尾個体も居たのだが、結構敏感で撮影しようと近寄ったら繋がったまま逃げられてしまった。

草原の中を登っていくが、ほとんど蝶が居ない。やはり端境期だったか。

ウラギンヒョウモン | Fabriciana adippe pallescens | 西丹沢
ウラギンヒョウモン
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F11 分割測光
ウラギンヒョウモン
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F11 分割測光
ようやく現れたウラギンヒョウモン。背の高い草藪の中で胴体が撮れない。

鉄砲木の頭の三角点周辺にもほとんど蝶が現れない。踏み分けすらない林縁部を強引に歩いてみたところ、キアゲハ、カラスアゲハ、アサギマダラなどが散発的に現れるのみであった。

ウラギンヒョウモン | Fabriciana adippe pallescens | 西丹沢
ウラギンヒョウモン
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F11 分割測光
次に現れたのもウラギンヒョウモン。上の個体よりははっきり撮れている。
ヒメキマダラヒカゲ | Zophoessa callipteris | 西丹沢
ヒメキマダラヒカゲ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F11 分割測光
本当に何も現れないので、こんなボロボロの個体ですら撮る。 ヒメキマダラヒカゲらしい。
ウラギンスジヒョウモン | Argyronome laodice japonica | 西丹沢
ウラギンスジヒョウモン
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F11 分割測光
ウラギンスジヒョウモン
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光
下山途中に現れたウラギンスジヒョウモンは綺麗な個体だった。

カミキリやオトシブミ等の甲虫類の方が多く見られた。どうせ同定すらしないので撮らなかったけど。但し、ちょっと覗いた三国林道の林道上を歩いていたクワガタの♀だけは撮っておいた。

クワガタの♀ | 西丹沢
クワガタの♀
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光

スジボソヤマキチョウに初めて逢えたことが救いかな? 8月中~下旬に遠征出来るようならもう一度来ようと思っていたが、次はもう、多少遠くても富士山麓の林道を目的地にした方が良いかも。

東高根森林公園

欲求不満気味だったので帰宅前に東高根森林公園に立ち寄った。 もっとも、さすがに時間が遅すぎてここでも活動中の蝶には逢えなかったが、 翅の痛んだカラスアゲハが休息しているのを見つけて撮った。

カラスアゲハ | Papilio bianor | 東高根森林公園
カラスアゲハ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光 Flash=OFF
カラスアゲハ(Flash=ON)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光 Flash=ON

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