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ミドリヒョウモン
北海道
- 2011-07-28 (木)
- 未分類
北海道旅行中に何枚か写真が撮れたので記録だけ残しておきます。 蝶探遠征ではなかったので事前調査等一切無し。 未見の蝶、良さそうなポイントを見つけてもスルー。 たまたま周囲に静止してくれた蝶のみ撮りました。
初見・初撮影記録
まずは、初見・初撮影の種から。 さすが北海道で、特段も探索を一切していないのに、初見・初撮影種が3種もあった。
キバネセセリ
登別と旭川で2回遭遇しました。 初見・初撮影種のはずですが、どうも既視感があります。 本州にも居る種ですし、実は見たことあるけど蛾だと思ってスルーしてたってことはあるかもしれません。
オオヒカゲ
やけに大型のヒカゲチョウがあちこちたくさん飛び回っているなあ、と思っていた。 思い当たるのはオオヒカゲしかない。近くに停まってくれないかなと思っていたら、 偶然オオヒカゲとコムラサキが集まっている樹液酒場を見つけた。
エゾスジグロシロチョウ
ラベンダーに多数訪花していた白蝶。 エゾシロチョウやオオモンシロチョウではなかったので、何となくスルーしていたが、 よく考えたらエゾスジグロシロチョウだった。 後で気が付いて慌ててメモリーを確認したら、ピンボケだが1枚だけ撮影していた。
初見・初撮影だけど同定困難。何のゼフィルス?
早朝の樹林内にて、地上約3mの葉上に静止しているゼフィルスを発見。 しかし、翅の裏面だけ+一部が見えていないので、ゼフ初心者には同定不能。
その他の蝶たち
まずはアゲハチョウ科から。 北海道といえば美麗ミヤマカラスアゲハですが、バス車窓からは何度か目撃しましたが、撮影機会はありませんでした。 撮影できたのはキアゲハの幼虫&成虫のみ。
シロチョウ科では、エゾシロチョウとオオモンシロチョウなら比較的逢える確率が高いのでは、と勝手に期待していたが、残念ながら逢えなかった。
登別では、ゼフィルスが翅を煌めかせてスクランブルする様子がロープウェー両脇や温泉街から見上げた斜面等あちこちの樹冠部で見られ、歯噛みする思いだった。
どこへ行っても多数見られたのがヒョウモン類とクジャクチョウ。ただ、ヒョウモン類はロープウェーから見下ろした斜面やバスの車窓からは多く見たが、観光中はあまり周囲に現れなかった。反対にクジャクチョウは観光中もごく普通に現れた。北海道では多産するようだ?
ミドリヒョウモン
クジャクチョウ
バス移動中、どこでも川さえあれば柳の木が目についた。きっとコムラサキは道内のどこでも普通に見られるに違いない。
登別の樹林周辺ではクロヒカゲが多く見られた。
タテハ系では他に富良野のラベンダー畑でイチモンジ系の蝶が1頭現れた。(明らかにミスジ系ではない) ヒョウモン類と同じくらいの大きさに見えたので「すわオオイチモンジ?」と思ったがすぐに飛び去ってしまった。
但し、後から思い返してみるとメスグロヒョウモンの♀の可能性もあるなあ。周辺の環境からするとそっちの方が可能性が高そう。
富良野のラベンダー畑の周辺ではスジグロチャバネセセリが比較的多く見られた。 1枚目と2枚目は別個体。 1枚目の個体は裏面写真しかないので以前調べた判別法を見たが、どうもよく分からない。(1枚目がヘリチャな気がしてきた) だが、蝶鳥ウォッチングというBlogで判別法が詳しく解説されているのを新たに見つけた。これは素晴らしい。
結論としては、両方ともスジチャだった。 ついでに以前調べた判別法の2番目は♀限定で、♂の判別には使えないことも分かった。 さらに「日本産蝶類標準図鑑(白水隆)」を見たら、スジチャについては富良野は他産地から飛び離れた産地とあったが、ヘリチャは逆に富良野以北には分布しない、とあった。何だ、悩んで損した。
蝶以外の昆虫
大好きなヤママユガ科のクスサンの終齢幼虫を見かけた。
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西丹沢遠征:三国峠付近
- 2010-07-04 (日)
- 西丹沢
前日の天気予報に傘マークが付いていてやきもきしましたが何とか曇天で踏みとどまってくれました。現地には10時頃に到着して15時頃までFieldwork。ガスが酷かったですが、それでも時折晴れ間が覗き、蝶も飛んでくれました。Fieldworkを終えて車に戻った15時過ぎから雨が降り出し、帰りの東名高速事故渋滞25kmを抜けた途端になんとゲリラ豪雨。Fieldwork中に降らなくて良かったァ。
三国峠~明神山
明神山はまとまった草原環境なので、今回はヒョウモンチョウ類とセセリチョウ類に期待していました。しかし、何しろ天候が良くないのであまり多くは期待できません。それでも、わずかなガスの晴れ間にキアゲハやヒョウモンチョウ類が飛び交う姿が見られました。残念ながらセセリチョウ類はごくわずかしか姿を見せませんでした。
ヒメシロチョウも期待していたのですが、登山道沿いに多かったシロチョウはどれもスジグロシロチョウで、ヒメシロチョウは見られませんでした。
林縁沿いには大型の夏型クロアゲハ数頭が蝶道を形成していました。時期的に第2化の発生初期くらいかと思ったのですが、どれもかなり擦れた個体でした。第2化は6月ということでしょうか。
明神山山頂付近でやや大型の黒いタテハが横切って飛んでいくのを数回見ましたが、思い当たる種がありません。黒いやや大型のタテハ…、何でしょう?
他には、ウラゴマダラシジミを1頭撮影。また、かなり大型のミスジチョウ(同定不能)が樹上高く旋回しているのを目撃しました。
- ウラゴマダラシジミ | Artopoetes pryeri | 西丹沢
- RICOH R8 | 5.7mm(32mm-Equiv.) 分割測光
- 三国峠から明神山への登山道を歩き始めてすぐに現れた。6月17日にルリシジミ♀をウラゴマダラシジミと見間違えたばかりですが、今度こそ間違いない。ゆたか。さんにコメントいただいた通り、本物を見たらすぐ判った。今度こそ生まれて初めて出逢ったゼフィルス。
- RICOH R8 | 15.1mm(85mm-Equiv.) 分割測光
- 残念ながらこの個体、左後翅が大きく破損している。最初目の前に現れたときは無傷だったのですが、小枝に後翅が引っ掛かった状態で「動かないで!」と念じたにも関わらずじりじり動き続けて目の前で翅が破けていくのを目撃してしまった。(哀しい)
- RICOH R8 | 5.7mm(32mm-Equiv.) 分割測光
- 1枚目のアングルから少し引いて周辺環境を写し込んだ写真。この辺りはまだ草原環境というより疎林環境だ。
三国林道
午後は三国山経由で明神峠まで往復する予定だったが、明神山で少々時間を費やし過ぎて時間が足りなくなった。そこで、三国峠から明神山の稜線東側を巻くように、等高線に沿って延びている三国林道を少しだけ探索してみた。
どんな感じか掴むだけのつもりだったのだが、明るい林道沿いにウツギの花が多く咲いていて予想外に環境が良い。夏型のトラフシジミやアカタテハ、キマダラ系のセセリ等が訪花していたほか、少ないながらヒョウモン類も見られ、樹上ではクロヒカゲがテリトリーを張っていた。
樹上高所の葉上に半開翅して静止している姿、侵入してきたヒョウモン類を追飛して追い出す様子等、他のタテハ類のテリ張りと全く変わらない。「クロヒカゲってテリ張りするんだ」と意外に思って目を疑ったのだが、よく考えてみればクロヒカゲもタテハの一種だ。意外でも何でもないのかもしれない。
三国山
三国林道から戻った後、一応念のために三国山山頂まで登ってみた。登って判ったのは、三国峠~三国山山頂はずっとブナ林の中なので、蝶の撮影には向いてないということ。山頂で小休止中に暗い樹林内をクロヒカゲとアサギマダラが1頭ずつ彷徨い現れたくらい。三国山~明神峠間の様子は分からないが、無理にここを歩く必要は無さそうだ。
パノラマ台
帰る前に、さらに様子見で三国峠から山中湖側へ少し車を走らせ、パノラマ台へ。明神山からも30分ほどで下りてこられる場所だ。ここの駐車場でウラギンヒョウモンが吸水行動をしていたので、この日最後の撮影。
- ウラギンヒョウモン♂ | Fabriciana adippe pallescens | 西丹沢
- RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
- 駐車場の出入りが多い上に結構敏感でなかなか近寄らせてくれない。真横からはここまで寄るのが限界。
- RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
- ほぼ真後ろから近寄って、少し無理して横に手を伸ばして撮ったカット。この後、さらにもう少し横から、と手を伸ばしたら飛ばれた。
- RICOH R8 | 5.7mm(32mm-Equiv.) 分割測光
- 駐車場の真ん中にもう1頭、交通事故に遭ったらしい瀕死の個体がいた。完全にお亡くなりになっていたなら翅だけ持ち帰ったところだが、一応まだ息があったようなので安全な場所に避けておいてあげた。だが、恐らく生き延びることは出来ないだろう。
その他
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