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アオバセセリ
多摩川のギンイチモンジセセリとミヤマチャバネセセリ
- 2012-05-04 (金)
- 多摩川(右岸川崎市部)
GW後半初日の5/3はあいにくの雨でFieldには出ず、翌日5/4に待望のFieldworkへ。 今回は、ギンイチモンジセセリとミヤマチャバネセセリを目的に多摩川へ出かけました。
ゆたかの自然散歩。によれば、
ギンイチモンジセセリがウジャウジャいる!
とのこと。 実はメールで上記の『ギンイチウジャウジャポイント』も教えていただきました。 ところが教えていただいたポイントに直行しないのが私の悪いところ。 教えてもらったポイントから遠く離れた府中郷土の森公園の駐車場に車を駐め、そこから多摩川左岸を上流方向に遡ることにしました。一応『ギンイチウジャウジャポイント』も行動予定範囲に入っておりますが、そこに到着するまでにかなり時間がかかります。結果、後で後悔することに。
午前中
前回ベニシジミとツバメシジミくらいしか飛んでいなかった土手を、今回はさまざまな春蝶たちが飛び交っておりました。 まず目に付いたのが前回同様ベニシジミ。 さらにモンキチョウ、モンシロチョウ、キタキチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ヤマトシジミなどが飛んでいます。 ベニシジミは既にスレ品が多く、ツバメシジミよりもヤマトシジミが優勢になっておりました。
『ギンイチウジャウジャポイント』にはまだ着いていませんが、ギンイチモンジセセリも出てきました。 やや曇りがちの天候が幸いしたのか、いきなり開翅写真をGET。
幸先良し。 出てきた蝶を適当に吟味しながら撮っていきます。 ベニシジミはスレ品が多かったのでほぼスルーしてましたが、割と綺麗っぽい個体が出てきた時のみレンズを向けました。
ツマグロヒョウモンの♂が居ました。 今年初見なのでしばらく追い回してGET。
モンキチョウのべらぼうに小さな個体が居たのでしつこく追い回して撮影。 ところが撮れた写真では『小ささ』がまったく実感できない。
ミヤマチャバネセセリも現れ、教えていただいたポイントに到着する前にとりあえず目標は達成できました。 ギンイチも多くはないが、ちらほら現れてくれます。
ヒメウラナミジャノメはどこにでも多くいましたが、まったく停まらないので写真に撮ったのはこの1枚だけ。
だんだん、ギンイチが増えてきました。
ヤマトシジミはほぼ無視してましたが、1頭だけ明らかに飛び方がおかしいのが居たので追ってみました。
またツマグロヒョウモン♂が居ました。
この子のお腹の太さは、絶対♀でしょ。
だんだん、ミヤマチャバネセセリの数も増えてきました。
↑のミヤマチャバネセセリ、先の2頭と明らかに色味が違うので「新鮮個体?」と喜び勇んで撮影開始したのですが、 1枚シャッターを切ったところで無情にも「メモリーがいっぱいになりました」という表示が。
どうも間違えて旅行時の写真を入れっぱなしのメモリーカードを持ってきたようで、 しかも代えのメモリーカードを忘れてきておりました。
旅行時の写真を消すわけにもいかないし…。
実はこの時点でまだ『ギンイチウジャウジャポイント』に着いておりませんでした。 目印の橋まであと数百メートル、まもなく到着といった辺り。 仕方なくしばらくの間は越冬キタテハがタンポポに数頭群がっているなどのシャッターチャンスがあっても 指を咥えて見ながら通り過ぎることに。 ようやく見つけたコンビニで昼食とメモリーカードを買いました。
昼食後
メモリーカードを買ったのでようやく撮影再開できます。 いよいよ『ギンイチウジャウジャポイント』!
まず最初にミヤマチャバネセセリ。
とここまで撮ったところで雨がポツポツ降り出しました。 雲の動きもかなり怪しい。 なんだか遠雷も鳴っています。
いきなり降り出すとカメラがやばいので、とり急ぎ雨宿りモードに。
…その数分後には猛烈な雷雨になりました。
せっかく『ギンイチウジャウジャポイント』に着いたのに、まだ『ギンイチウジャウジャ』を見てないよ! …と思っても後の祭り。 最初からこっちに来ておけばよかったのに、違うところから歩き出したのがいけない。
夕方
雨は意外と長く降りました。 …が、いったん雨が上がってしまった後は陽射しも戻ってきました。 もう夕方でしたが、残り少ない時間を使ってギンイチとミヤマチャバネセセリを追いました。
さすがに「雨上がり」「夕方」ということもあって『ギンイチウジャウジャ』とはいきませんでしたが、 個体数が多いことは肌で感じることが出来ました。
雨が降る前に1枚しか撮れなかったミヤマチャバネセセリの新鮮ぽい個体が脳裏に残っていて、 実はギンイチよりもミヤマチャバネセセリばかり追いかけてた。
駄目。腹で♂♀判定するのはキツイ。 他に区別ポイント無いのか?
こんな感じで、大チョンボもしましたが、とりあえず目的だけは達成しました。
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一眼デビュー(西丹沢遠征)
- 2011-05-15 (日)
- 西丹沢
「整理できたら追記でUpします」と書いておいて、今日はもう6月9日。1ヵ月近く放置してしまった。
一眼デビュー
西丹沢遠征を機に、待望の一眼デビューしました。
機材構成は下記の通り。
- SONY α55
- SONY DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM (キットレンズ)
- TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 Model 272E
- SIGMA APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
55mm~70mmの領域が抜けてますが、広角域は従来の RICOH R8 に任せるつもりなので無くても大丈夫でしょう。むしろ 18-55mmのキットレンズの出番が、多分無い。
西丹沢遠征
今回遠征のターゲットはミヤマカラスアゲハ春型です。他にもアオバセセリやトラフシジミなどの副産物に期待です。
しかし、こちらのやる気に比して蝶の出が悪く、なかなか被写体が現れません。ようやく最初に現れたのは、越冬明けでぼろぼろのアカタテハ。
続いて現れたのはウツギ(?)の花に来たミヤマセセリ。但し、かなり高所なので証拠写真程度です。それでも、従来の R8 だったら証拠写真すら断念するケース。
次はコミスジです。
次はコジャノメ。うーん、地元でも撮れる普通種ばっかりですねえ。
もう午後です。午後はウツギの花が連続するポイントで待ち伏せすることにしました。時間帯も良かったのか、黒系アゲハが次々と現れてくれました。
まずはクロアゲハ。
- クロアゲハ | Papilio protenor | 西丹沢
- SONY α55 | APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
- 200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
- SONY α55 | APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
- 200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
- SONY α55 | APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
- 200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
- この頃にはAFで連写しまくる、数打ちゃ当たる方式になっていました。クロアゲハのまともな写真は初めてかな?
次に、ようやくミヤマカラスアゲハが現れてくれました。
アオバセセリは1頭だけ見ることが出来ました。
- アオバセセリ | Choaspes benjaminii | 西丹沢
- SONY α55 | APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
- 200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
- d
- SONY α55 | APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
- 200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
- 長時間吸蜜してくれたアオバセセリ。思う存分撮った中から2枚選びました。
何か見慣れない蛇の目蝶が居ました。
ツツジの花にはミヤマカラスアゲハが来ていました。♀です。
最後はカラスアゲハです。
他には、アサギマダラやウスバシロチョウを見かけましたが、撮れませんでした。ノーチャンスだったアサギマダラはともかく、ウスバシロチョウは浅瀬ゲート前で複数飛んでいたのを、中でも撮れるだろうと無視して入ったら1頭も見かけないという結果だったので、最初に撮っておけば良かったなあ。
昨年撮れて、今年も期待していたトラフシジミは現れませんでした。あとはサカハチチョウが居なかったですね。そういえば昨年もあまり居ませんでした。やはり丹沢には少ないのでしょうか。
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西丹沢遠征(今シーズン3回目)
- 2010-06-05 (土)
- 西丹沢
今シーズン3度目の西丹沢遠征。天気予報では傘マークまで付いた曇天でしたが、大井松田ICを通過した頃には晴れ間も見えてきた。御殿場ICで東名を下りて明神峠へ向かう。今回は明神峠から水ノ木橋まで世附林道を下ってみようという計画だ。その後、時間が許せば明神峠~三国峠間も往復してみたい。世附林道は前回浅瀬~大棚橋間を歩いているので、今回の予定ルートと合わせて林道全線を歩いたことになる。(水ノ木橋~大棚橋の短い区間のみ重複)
結果的には、降雨&時間切れで明神峠~三国峠間は歩けず、次回以降に持ち越しとなった。また、世附林道往復も往路途中からまったく陽が差さなくなり、復路間もなく雨が降り出すという最悪のパターン。前回以上に薄い成果に終わった。
コース短評
明神峠~三ノ沢橋間
浅瀬ゲート同様に厳重に閉じられた明神峠のゲートを抜けて歩き出す。 明神峠からの歩き出しは非常に明るくて開放的な林道だ。 徐々に樹林内に入っていくようになるが、三ノ沢橋までの区間は明るく雰囲気の良いポイントが多い。
- オナガアゲハ(1)
- 不明黒系アゲハ(3)※恐らくオナガアゲハ
- ウスバシロチョウ(2)
- コミスジ(3)
- サカハチチョウ(1)
- アオバセセリ(1)
- モンシロチョウ(2)
- 不明シロチョウ(1)※小型。ヒメシロチョウ?
三ノ沢橋~水ノ木橋間
三ノ沢橋を過ぎると薄暗い樹林内を歩く区間が長くなる。 ところどころに開けたポイントもあるが、ポイント間が長くてあまり面白くない。 但し、アオバセセリ2頭のテリ争いが見られたり、 樹林内を産卵場所を求めて(?)彷徨うアサギマダラの姿を見ることが出来た。
- サカハチチョウ(2)
- アオバセセリ(3)
- ヤマキマダラヒカゲ(1)
- アサギマダラ(3)
- 不明黒系アゲハ(1)※恐らくオナガアゲハ
- モンシロチョウ(1)
- コジャノメ
水ノ木橋近くのポイント
前回弁当を食べ、トラフシジミの産卵シーンを撮ったポイント。 最初からここでUターンと決めていた。 しかし、このポイントに到着した頃は思いきり曇っていて何も飛ばない。 20分ほど休憩している間に晴れ間が覗いたのはほんの一瞬(1~2分)だけ。 ところがこの一瞬の晴れ間にオナガアゲハが3頭、次々と谷底から上がってきた。 浅瀬・明神峠どちらからもアクセスが悪いのが難点だが、 やはり天候さえ良ければ良いポイントのようだ。
- アカシジミ?(1)※オレンジ色。飛んでいたのははるか上空なので詳細不明。
- 不明シジミ(1)※ヤマトシジミのような気がする。
- オナガアゲハ(3)※一瞬の晴れ間に谷底から次々と上ってきた。
- コミスジ(1)
蝶の写真
アオバセセリは絶好の撮影チャンス(1mまで近づいた)逃した。アサギマダラは3頭ともいかにも静止してくれそうな様子で飛んでいたので、停まってくれ~と追跡したが、時々一瞬だけ降りるものの静止はせずにふわふわ飛び続け、最後は飛び去ってしまって撮れなかった。3頭目の時にFC100のパスト連写で狙ってみたんだけど、樹林内の薄暗い環境の中では全く撮れなかった。
その他の写真
獣糞
四ノ沢橋を過ぎたところに怪しい獣糞があった。
人間の糞と言ってもおかしくないくらいの大きさ。(中大型獣?)
明らかに鹿の糞とは思えない形状。(肉食獣っぽいよね?)
まだ柔らかさを保っていて比較的新しいと思われる。(まだ近くに居る?)
…これって、………熊か?
少し離れたところにも別の獣糞があった。
こっちのは明らかに鹿の糞。比べて見ると明らかにさっきのは鹿の糞では無いよね。 やっぱり肉食獣でしょ。
雌鹿には2頭ほど遭遇したけど、熊には遭いませんでした。良かった良かった。
次回ルート
次に西丹沢に来るときは、大又沢林道を地蔵平まで歩くか、三国峠付近の稜線を歩くことになるだろう。三回連続で渓谷沿いの林道を歩いたから、やっぱり今度は稜線の方かな。
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西丹沢遠征
- 2010-05-22 (土)
- 西丹沢
今日は、4月30日以来1ヵ月ぶりの遠征に行ってきました。行き先は、昨年7月5日以来2度目となる西丹沢です。前回、高速代をケチって到着時間が遅くなったので、今回は東名高速を利用して早めの到着を目指しました。(それでも、出発時間自体が遅めなので現地到着は10時過ぎです)
玄倉川水系/中ノ沢林道
今回は最初に、玄倉川水系の中ノ沢林道を訪れました。それほど長い林道ではないので今回は林道入口近くに車を停めて歩いて往復しました。しかし、良さそうなポイントの間隔が離れていたので、次からは車で登って要所要所のポイントで車を駐めるようにした方が効率が良さそうです。
中ノ沢林道での目撃記録
目撃種 | 数 | コメント |
---|---|---|
オナガアゲハ | 最多 | 林道上が蝶道になっている。残念ながら写真無し |
カラスアゲハ | 多 | 林道入口付近に訪花ポイント有り。写真は無し |
アオバセセリ | 2頭 | 写真有り |
スギタニルリシジミ | 1頭 | 写真有り |
ヤマトシジミ | 2頭 | |
トラフシジミ | 1頭 | 写真有り |
アサギマダラ | 1頭 | |
不明タテハ | 黒かったのでスミナガシかルリタテハ? | |
アカタテハ(幼虫) | 写真有り |
この時期の渓谷に多いはずのサカハチチョウが全く見られなかったのが解せない。丹沢には分布していないのだろうか。
中ノ沢林道での成果写真
林道入口付近に訪花ポイント(どうやらミツバウツギらしい)が有り、オナガアゲハとカラスアゲハが入れ替わり立ち替わり現れた。このポイントでの出現数はほぼ同じくらいだったが、オナガアゲハの方は林道上が蝶道となっていてそちらでも多数見られ、合わせると3:1くらいの割合であった。なお、オナガアゲハは圧倒的に♂が多く、まだ♀がほとんど出ていない印象を受けた。
但し、この黒系アゲハ2種の写真はまったく撮れなかった。このポイントでは、他にアオバセセリ♂がテリトリーを張っていて現れた両種をしつこく追い回したからである。今から考えるとアオバセセリを一時的に捕まえちゃえば良かったのかも。気が済むまで撮影してから放してやれば良いのだし。今度から捕虫網も忘れずに持参するようにしよう。
林道を登っていった別の訪花ポイントにはトラフシジミの♀が来ていた。
林道終点付近で見かけた薄汚れたシジミ。もしかしたらと思って撮っておいたらスギタニルリシジミだった。
林道終点付近にはカラムシの群生もあった。巣を開いてアカタテハの幼虫を確認してみた。
蝶以外の写真
中川川水系/白石オートキャンプ場~用木沢出合~白石沢林道終点
午後はロケハンを兼ね、昨年7月5日も訪れた中川川水系へ移動。最奥部の白石オートキャンプ場付近を少し歩き回ってみた。中ノ沢林道よりも明るい道路上がオナガアゲハやカラスアゲハの蝶道になっており採集には良いと思ったが、適当な撮影ポイントが見あたらない。キャンプ場内ならツツジのポイントがいくつかあって待ち伏せるのに良さそうだったが、土曜日のため客も多く、何となくキャンプ場内に入り込むのは気が引けてしまった。客の少ない平日なら良いポイントになるかもしれない。
中川川での目撃記録
目撃種 | 数 | コメント |
---|---|---|
オナガアゲハ | 最多 | |
カラスアゲハ | 多 | 1頭だけミヤマカラスアゲハっぽい個体も目撃 |
ジャコウアゲハ | 1頭 | 写真有り |
コミスジ | 1頭 | 写真有り |
中川川での成果写真
蝶以外の写真
世附川水系/大又沢林道
もう夕方近くなっており、既に蝶の姿は全く望めない時間帯にも関わらずロケハンを実施。大又沢林道は長いので途中まで入って雰囲気だけでも掴もうということです。
薄暗い箇所もありますが、中ノ沢林道よりは開放的な区間が多く、ところどころ花の咲くポイントもあって好感が持てます。沢が非常に近く要所要所で沢に降りるのも容易そうです。問題は距離が長いこと。今回は途中で引き返しましたが、登山ガイドによれば地蔵平がかなり広く明るい広場になっているようなのでここまで登ってみたいところですが、片道2時間くらいかかるようなので撮影しながらだと3~4時間はかかってしまいそうなところが難点です。
大又沢林道での目撃記録
- オナガアゲハ(2頭)
- アサギマダラ
歩いたのは16時過ぎだから、目撃記録が少ないのは当たり前ですね。
大又沢林道での成果写真
有りません。
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