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スジグロシロチョウ

陣馬山

(写真は後日up予定)

ハヤシミドリシジミが見られるという陣馬山を初めて訪れた。

山麓はどんより曇っているものの降雨無しだったようだが、山頂は小雨が降りつつ、わずかな時間だけ雨が上がるという悪条件の天候。
しかし、つかの間の雨上がりにオオミドリシジミやハヤシミドリシジミの姿を見ることが出来た。

  1. オオミドリジジミ
  2. ハヤシミドリシジミ
  3. ヒメウラナミジャノメ
  4. スジグロシロチョウ
  5. キアゲハ
  6. ツバメシジミ
  7. ツマグロヒョウモン

東高根森林公園 & 生田緑地散策

昼間は所用があったので、朝方と夕方に近くの公園を散策した。

朝の東高根森林公園を散策

まず朝方に訪れたのは東高根森林公園。 ハンノキ林で今度こそミドリシジミが見られないかと30分ほどの散策してみたが、 やはり今回も見られなかった。 今年は見ていないが、昨年までは夕暮れ時にハンノキ樹冠部を飛翔するミドリシジミ(らしき黒い影)を目撃しているので居ることは居るはずなのですが…。

代わりにハンノキ林の下草で見つけたのはキマダラセセリとムラサキシジミ。 RICOH R8で撮影したが、暗すぎて手振れ写真を量産。 とても載せられる写真じゃないのですが、ムラサキシジミだけ載せておきます。 (キマダラセセリの方は午夕方生田緑地でも撮ったので)

ムラサキシジミ | Narathura japonica | 東高根森林公園
ムラサキシジミ
RICOH R8 + 一脚(インターバル撮影)
ハンノキ林の下草上に停まったところを撮影。フラッシュ焚いたので何とか見られる画像。

夕方の生田緑地を散策

夕方15:30~18:00にかけて生田緑地を散策。夕方であまり期待していなかったのにミドリシジミを見ることが出来た。

キマダラセセリ | Potanthus flavum | 生田緑地
キマダラセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
キマダラセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
キマダラセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
この個体は♀ですかね?
スジグロシロチョウ | Pieris melete | 生田緑地
スジグロシロチョウ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
♂でしょうか。

ハンノキ林へ降りていくと、双眼鏡を覗いているご婦人が居たので「何か居ますか」と声をかけてみたところ、何と「ミドリシジミ」という答えが返ってきた。 もう少し早い時間帯にはウラゴマダラシジミも見られたそうだ。 近所のご婦人かと思ったら、帽子に各地の蝶バッヂを付けた超ベテランのご婦人で、 いろいろ興味深い話を聞かせていただいた。

ミドリシジミ | Neozephyrus japonicus | 生田緑地
ミドリシジミ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
ミドリシジミ
RICOH R8 + 一脚(インターバル撮影)
ミドリシジミ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
3点とも別個体で♀。3枚目の個体は目の前まで寄れて絶好の撮影チャンスだったのですが、 いかんせん暗く、内蔵フラッシュ焚いたらかえって影になってこの通り。
ミドリシジミ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
ちょっと補正して暗部を持ち上げてみた。

残念ながら、ウラゴマダラシジミは見られなかったが、他にもウラナミアカシジミとアカシジミが見られた。

ウラナミアカシジミ | Japonica saepestriata | 生田緑地
ウラナミアカシジミ
RICOH R8 + 一脚(インターバル撮影)
さすがにかなり擦れた個体。
アカシジミ | Japonica lutea | 生田緑地
アカシジミ
RICOH R8 + 一脚(インターバル撮影)
ウラナミアカシジミ以上に擦れまくった破損個体。

最後に撮ったのはヒカゲチョウ。

ヒカゲチョウ | Lethe sicelis | 生田緑地
ヒカゲチョウ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
出現時期がクロヒカゲと入れ替わりなんだなあ、と実感。

番外:キセキレイ幼鳥

マンション駐車場にキセキレイが。 何でこの子逃げないんだろうと思って撮ったが、よく考えたらこれ巣立ち直後の幼鳥か。

キセイキレイ(幼鳥) | 道端|川崎市
キセキレイ(幼鳥)
RICOH R8

寺家でアカシジミに再チャレンジ

早野聖地公園でウラナミアカシジミの撮影を堪能した後、アカシジミを撮影しようと5月31日に訪れた寺家の栗林を再訪した。 もちろん、今度は迷わず目的の栗林に到着。

前回よりも時間が早かったこともあり、栗林にはたくさんの蝶が吸蜜に訪れていた。

撮影した順番はちょっと無視して、まずは目的のアカシジミの写真から。
いずれもRICOH R8+一脚でのインターバル撮影で撮ったもの。

アカシジミ | Japonica lutea | 寺家
アカシジミ
RICOH R8 + 一脚(インターバル撮影)
アカシジミ
RICOH R8 + 一脚(インターバル撮影)
1~2枚目は同一個体。片っぽだけで良いじゃんと言われそうですが、どっちもうまく撮れたのでw 肛角部に大きなビークマークがあるのが残念。
アカシジミ
RICOH R8 + 一脚(インターバル撮影)
3枚目は別個体。ビークマークは無いけど全体的にややスレ気味かな。でもアカシジミとしては今までで一番ベストな画像。

テングチョウも多数吸蜜に来ていた。

テングチョウ | Libythea celtis | 寺家
テングチョウ
RICOH R8 + 一脚(インターバル撮影)
テングチョウ
RICOH R8 + 一脚(インターバル撮影)
1枚目と2枚目は別個体。

スジグロシロチョウとイチモンジチョウはα55で撮影。

スジグロシロチョウ | Pieris melete | 寺家
スジグロシロチョウ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
スジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウの判別はほぼ諦めていますが、この個体に関しては前翅中室内の灰色鱗からスジグロシロチョウでしょう。 ♂♀の判別は黄色っぽいから♀ってことになるのかしら?
イチモンジチョウ | Limenitis camilla | 寺家
イチモンジチョウ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
イチモンジチョウは、やはりだいぶくたびれた個体が多かった。この子は♂かな。

とりあえず、アカシジミもややスレ気味ながら一応満足できる写真が撮れたので、次回はミドリシジミかな。

以上

東高根森林公園のクロコノマチョウ(その3)

本日午前中は東高根高根森林公園へ。今秋3回目のクロコノマチョウ探索です。

最初のジュズダマポイント周辺では、2頭見つけました。

クロコノマチョウ | Melanitis phedima oitensis | 東高根森林公園カテゴリ
クロコノマチョウ(1頭目)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
クロコノマチョウ(2頭目)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
2頭とも木道から遠い位置に静止していたため、手持ち撮影では証拠写真程度。 三脚を据えてじっくり、MFで撮影すればもう少し鮮明に撮れたかもしれません。

第2のジュズダマポイントでは、今日も多くのクロコノマチョウが見られました。 そのうち、4頭を撮影できました。

クロコノマチョウ | Melanitis phedima oitensis | 東高根森林公園カテゴリ
クロコノマチョウ(3頭目)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
3頭目は木道から見下ろせる位置にいました。 少し手前の葉が邪魔でしたが、表翅の撮影にチャレンジしようと三脚を据え、連写しつつ刺激を与えて飛ばしてみましたが、 捉えることが出来ませんでした。
クロコノマチョウ(4頭目)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
もう少し横から撮れれば真横アングルでしたが、この直後に飛ばれました。
クロコノマチョウ(5頭目)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
残念ながら手前の葉が少し被ってしまいました。
クロコノマチョウ(6頭目)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
最後のこの個体が一番よく撮れたかな。

その他の蝶

クロコノマチョウ以外にはあまりめぼしいものが撮れていません。

イチモンジセセリ | Parnara guttata | 東高根森林公園
イチモンジセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
かなり飛び古した個体。
ウラギンシジミ | Curetis acuta paracuta | 東高根森林公園
ウラギンシジミ♀
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
この写真では表翅が見えないがウラギンシジミの♀。
クロヒカゲ | Lethe diana | 東高根森林公園
ヒカゲチョウ
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
クロアゲハ | Papilio protenor | 東高根森林公園
クロアゲハ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
かなり飛び古したクロアゲハ。
スジグロシロチョウ | Pieris melete | 東高根森林公園
スジグロシロチョウ(吸蜜)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO

この他には、ちょうどクロコノマチョウを追い回していた時なので撮影しませんでしたが、第2のジュズダマポイント付近でムラサキシジミが多数開翅して日光浴していました。

また、蝶ではありませんがアキアカネの交尾を撮ったので載せておきます。

アキアカネの交尾 | 東高根森林公園
アキアカネの交尾
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO

アカシジミ & ミズイロオナガシジミ

雨上がりの朝。

前回の新治では、既撮影済みのウラゴマダラシジミしかゼフの撮影が出来なかった為、本日はアカシジミの発生を確認済みの東高根森林公園を再び訪れた。ここの湿性植物園にはハンノキ林もあるし、インターネットで検索した情報によれば、運が良ければウラナミアカシジミも見られるはずだ。

真っ先に前回の下見の際に目を付けておいた栗の木のポイントへ直行。思惑通り、数頭のアカシジミが訪花しているのを確認したが、新兵器のα55+SIGMA 300mmでも高枝に訪花中の個体は証拠写真程度にしか撮れない。ただ、一頭だけ足元の叢に降りているのを見つけた。

アカシジミ | Japonica lutea lutea | 東高根森林公園
アカシジミ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
ゼフ撮影3種類目。栗の木の高枝に訪花している個体の撮影に四苦八苦していたが、ふと足元の叢にもアカシジミが1頭潜んでいるのに気付いた。ただ、叢の奥へ奥へと逃げ込むので、手前の邪魔な草が写り込まないように撮ることが出来なかった。翅はすでにだいぶ痛んでいる。
アカシジミ(栗の花に訪花)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
高枝で訪花中の個体で、一番ましに撮れていた一枚。
↓トリミングしてみた。
アカシジミ(トリミング)

そろそろ奥へ進もうと歩き出そうとしたところ、同じ栗の木の下に綺麗なミズイロオナガシジミも居た。

ミズイロオナガシジミ | Antigius attilia | 東高根森林公園
ミズイロオナガシジミ(1頭目)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
初見・初撮影でゼフ撮影4種類目です。凄く嬉しい。

橘樹郡衙付近へ移動

「ゼフィルスは栗の花に集まる」という話を大いに実感できたので、他に心当たりの栗の木はないかと脳内を検索。そういえば、たちばなふれあいの森の端にも1本良い感じの栗の木があった、と早速移動。東高根森林公園に比べるとこじんまりした林だが、ここでもゼフィルスが見られるでしょうか。

スジグロシロチョウ | Pieris melete | 橘樹郡衙付近
スジグロシロチョウ(栗の花に訪花)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
残念ながら、橘樹郡衙付近の栗の花にはスジグロシロチョウとダイミョウセセリし訪花していなかった。ダイミョウセセリはすぐに飛び去ったので、撮影したのはスジグロシロチョウのみ。

再び東高根森林公園へ

午後。再び東高根森林公園へ戻ってきた。

午前中にアカシジミとミズイロオナガシジミが撮影できたので、今度はウラナミアカシジミやミドリシジミが見られないかと徘徊。だが、残念ながらこれらの蝶は見られなかった。その代わりに、ミズイロオナガシジミを更に2頭、見つけて撮影した。どちらの個体を撮影したのも、午前中に1頭目を撮影した栗の木から50~100m程度しか離れていない範囲。

ミズイロオナガシジミ | Antigius attilia | 東高根森林公園
ミズイロオナガシジミ(2頭目)
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
2頭目。目の前で飛び立つまでそこに居るのに気付かなかった。いきなり蜘蛛の巣にかかってしまったので、蜘蛛には申し訳ないが救出。落ち着くまで何度か居場所を変えたが、遠くへ飛び去ることはなかったので羽化したばかりの個体だろうか。
ミズイロオナガシジミ(3頭目)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
3頭目。1~2頭目と比べて明らかにひとまわり小さな個体。

他にはクロヒカゲを撮影した。

クロヒカゲ | Lethe diana | 東高根森林公園
クロヒカゲ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
クロヒカゲ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
2枚目の個体は、眼状紋の周りの青い縁取りが特に美しい。

オオミドリシジミ?

最後に、もう一度栗の花のポイントに戻って見上げていると、ふっと何か飛び出した。

「ミズイロ…?」

と凝らした目に飛び込んできたのは明らかに今までに見たことのないゼフィルス。明るいグレーの翅裏を見せて葉上に停まっている。大慌てで α55 の電源を入れながら脳内を情報が駆けめぐる。

「ミドリシジミは確か、翅裏が茶色っぽかったはず。翅裏がグレーなのは、オオミドリシジミ…?」

α55 を構えてEVFに収めようとしたその瞬間、飛んでしまった!
あ~っ、と落胆しつつ雑木林の梢上へ飛び去っていくのを見送るしかなかった。

実はこの5分後、もう1頭オオミドリシジミらしい個体が栗の枝から飛び出し、今度はどこにも停まらずに雑木林の梢上へ飛び去るのを見送ることになった。証拠写真が無いので断定できないが、どうやらこの公園にはオオミドリシジミも居るらしい?

ゼフ下見(東高根森林公園)

そろそろゼフィルスの季節。昨年、初ゼフィルスとしてウラゴマダラシジミを西丹沢で撮影したが、今年は他の平地性ゼフィルスにも出逢ってみたい。(そのためにα55で一眼デビューしたようなものです)

さて、平地性ゼフィルスの中では発生が最も早いというアカシジミなら、もう発生しているだろうと、所用ついで(朝と午後の2回)に東高根森林公園へ様子見に立ち寄った。

駐車場に車を駐め、園内に入ろうとしたその矢先に入口脇の民家の屋根の上をオレンジ色の蝶が舞った。いきなりアカシジミの登場である。但し、民家庭先の柿の高枝に止まってしまったので、撮影はノーチャンスでした。
ところで、このアカシジミの登場で脳裏にある記憶が蘇った。確信が無かったので当時はBlog記事に書かなかったが、昨年5月28日の西丹沢でもはるか頭上を飛ぶオレンジ色の蝶を目撃し、「アカシジミではないか?」と思ったことがあった。今回現れたのアカシジミの様子はその時とそっくり。やっぱりあれはアカシジミだったのか、と合点がいった。

園内では、ユリ園の木道脇に咲いた花にスジグロシロチョウ、ヒメウラナミジャノメ、コミスジが訪れていた。また、ユリ園付近ではクロヒカゲやサトキマダラヒカゲも見られた。

スジグロシロチョウ | Pieris melete | 東高根森林公園
スジグロシロチョウ(吸蜜)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
朝・午後ともに綺麗な個体が多く見られた。写真は朝撮影したもの。
クロヒカゲ | Lethe diana | 東高根森林公園
クロヒカゲ(開翅)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
花に注目していたのであまり目立たなかったが、ユリ園の斜面だけで何頭か居たようだ。朝の撮影。
ヒメウラナミジャノメ | Ypthima argus | 東高根森林公園
ヒメウラナミジャノメ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
朝の撮影。
コミスジ | Neptis sappho | 東高根森林公園
コミスジ(訪花)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光 -0.3EV
午後に撮影。このコミスジは吸蜜に夢中で、かなりゆっくり撮影させてくれた。
サトキマダラヒカゲ | Neope goschkevitschii | 東高根森林公園
サトキマダラヒカゲ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
サトキマダラヒカゲを今年撮るのは初めてだったかな?
サトキマダラヒカゲ
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-equiv.) 分割測光
じっと静止してくれているのでじりじり接近し、かなり寄って撮ることが出来た。午後の撮影。

湿性植物園奥の自然観察広場へ行くと、池の脇に咲いたウツギの花にダイミョウセセリが来ていた。

ダイミョウセセリ | Daimio tethys | 東高根森林公園
ダイミョウセセリ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
普通種のはずが、今まで2度目撃したのみで初撮影。ウツギの花は距離があって遠かったので、木道脇の笹藪の上に位置を変えたところを撮ったが、これでもちょっと苦しい距離。こんなとき新兵器のα55があれば、と思った。

ダイミョウセセリを見上げていたら再びアカシジミが現れて笹藪の上に静止した。何とかピントを合わせて撮ろうとしたが、手前の葉が邪魔で合焦しない。モタモタしているうちに飛び去ってしまった。orz

他には綺麗なルリシジミが居た。

ルリシジミ | Celastrina argiolus Linnaeus | 東高根森林公園
ルリシジミ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
表翅は目にも眩しいコバルトブルー。だが2ショットで逃げられたので閉翅写真を撮るのがやっとでした。

最後に、帰り際のケヤキ広場に現れたのがイチモンジセセリ。

イチモンジセセリ | Parnara guttata | 東高根森林公園
イチモンジセセリ(開翅)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
イチモンジセセリ(閉翅)
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-equiv.) 分割測光
秋になると珍しくなくなるが、季節に撮れるのは珍しい。

とりあえず、この森林公園でアカシジミが見られるのことは確認できた。今日は下見だったので RICOH R8 しか持参していなかったが、次に来るときはα55を持ってこよう。

普通種ばかりですが。

雨上がりの曇天ながら、時折日差しの出る一日でした。

まずは、畑地の混在する住宅地にて。

ヤマトシジミ | Pseudozizeeria maha | 道端(川崎市)
ヤマトシジミ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.)
朝一番に畑の片隅で見つけたヤマトシジミ。
アゲハ | Papilio xuthus | 道端(川崎市)
アゲハ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.)
意外と撮影チャンスに恵まれないアゲハ。この個体は妙に草地の土手に固執して飛んでいるナァ、と思っているうちにふんわりと着地して翅を拡げてくれた。チャーンス!…だったのだが…。
とりあえず証拠写真をゲットして、さあ寄るぞ!と思ったときには通過車両の気配で飛び立ってしまった。

続いて、4月16日に行ったポイントへ再び行ってみた。今日はカラスが多く、頭上でカァカァ五月蠅く啼くので閉口したが、前回同様に木漏れ日の陽だまりの中をモンシロチョウ、スジグロシロチョウ、ツマキチョウ、キタキチョウ等が飛んでいるのが見られた。モンシロ、キタキチョウはとりあえず放っておいて、スジグロシロチョウとツマキチョウを追跡した。

スジグロシロチョウ | Pieris melete | 橘樹郡衙付近
スジグロシロチョウ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.)
スジグロシロチョウ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.)
草藪に潜り込んで静止したスジグロシロチョウの半開翅ポーズ。♀っぽい気がするけどはっきりしない。
ツマキチョウ♀ | Anthocharis scolymus | 橘樹郡衙付近
ツマキチョウ♀
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-equiv.)
ピンボケ写真で良ければ前翅表面先端の色が分かる写真もあるのだが…。毎回同じようなポーズしか撮れないのが悔しい。

ここから下は午後、住宅地内の畑の片隅にて。

モンシロチョウ | Pieris rapae | 道端(川崎市)
モンシロチョウ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.)
吸蜜中のモンシロチョウ。
ツバメシジミ | Everes argiades | 道端(川崎市)
ツバメシジミ
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-equiv.)
ツバメシジミ
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-equiv.)
モンシロチョウを撮影していたらツバメシジミが2個体現れた。今年見るのは初めてだったので、モンシロチョウを放ったらかしてツバメシジミに切り替えた。

スジグロシロチョウとツマキチョウ

前回、多摩川のポイントでスジグロシロチョウに出逢えなかったので、昨年6月にスジグロシロチョウを多数見かけた別のポイントに行ってみた。 モンシロチョウが多かったが、スジグロシロチョウやツマキチョウ、キタキチョウが居て、互いに絡み合って飛んでいた。 また、ポイントに向かう途中、そこかしこでアゲハを見かけた。既に相当数が発生しているようだ。 今年の3月は寒く、春の到来が遅いと思っていたが、ここへ来て急速に初夏めいてきたようだ。 これは、もう今年はコツバメは無理かな。

スジグロシロチョウ♀ | Pieris melete | 橘樹郡衙付近
スジグロシロチョウ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.)
スジグロシロチョウ(産卵)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.)
ここなら居るはず、と思ってきたので出逢えて嬉しい。しかも、貴重な産卵シーンまで見せてくれた。但し、数はそれほど多くなかった。春先は個体数が少ないのだろうか。

※スジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウの同定は諦めています。写真の個体がどちらか分かる方は、是非判別方法を教えてください。

ツマキチョウ♀ | Anthocharis scolymus | 橘樹郡衙付近
ツマキチョウ(産卵)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.)
ツマキチョウ(産卵)その2
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-equiv.)
ツマキチョウ(産卵)その3
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-equiv.)
ツマキチョウも♂と♀がそれぞれ姿を見せてくれたが、♂の方はまったく静止してくれないので、撮れない。もっと朝早くでないといけないのだろうか。♀の方は、スジグロシロチョウ同様にサービス精神満点で、産卵シーンを撮らせてくれた。残念ながら、3枚とも卵は写っていないようだ。(3枚目などは腹部の先端自体が隠れてしまっている)

ウラゴマダラシジミではなかった

意外なところでウラゴマダラシジミに遭遇。 こんなところに生息していたのですね。 ルリシジミ♀の間違いでした。

ウラゴマダラシジミルリシジミ♀ | Celastrina argiolus Linnaeus | 橘樹郡衙付近
ルリシジミ♀
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-Equiv.) 分割測光
県道から影向寺方面へ登っていく途中、今日はやたらとスジグロシロチョウが多いな、と思っていた矢先に道端の木陰に静止している怪しいシジミに注意を惹かれた。やや開き気味の翅の表面がわずかに見えた。-ウラゴマダラシジミだ!と思ったのは早とちりで、実際にはルリシジミ♀でした。ゆたか。さんご指摘感謝。
ルリシジミ♀
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-Equiv.) 分割測光
何とか翅の表面も写したい、とアングルをいろいろ変えて撮ってみた。自分の影が写り込まないように、しかも翅の表面が少しでも見えるように。にも関わらず手に持ったデジカメの影が映ってしまっています。この白色斑の大きさは♀でしょうか?初めて見るものだから自信が無いです。もう少し翅をはっきり開いてくれれば…。この白色斑に見える部分、手元の山渓フィールドブックスのルリシジミの写真には無いんですよね。でも翅裏面は疑い無くルリシジミ。表面に目を奪われすぎました。
ルリシジミ♀
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-Equiv.) 分割測光
もう一度横から、できるだけUpで。
ルリシジミ♀
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-Equiv.) 分割測光
今度は後ろから翅の表面を狙ってみる。うーん、白色斑、あまり大きくないような気もする。♂かなあ、♀かなあ。自分の中では凄い盛り上がってたんですけどね。やはりゼフィルスは来年のお楽しみか。

スジグロシロチョウ・その他

スジグロシロチョウが非常に多数発生していました。

スジグロシロチョウ | Pieris melete | 橘樹郡衙付近
スジグロシロチョウ(交尾拒否)
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-Equiv.) 分割測光
スジグロシロチョウは本当に多く、あちこちでこのような求愛・交尾拒否の様子が見られた。但し、日陰での撮影だったのでシャッタースピードが遅くて♂の被写体ブレが酷い。
スジグロシロチョウ(吸水)
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-Equiv.) 分割測光
スジグロシロチョウの吸水行動は珍しい光景のような気がする。

他には、かなり擦れの進んだヒカゲチョウやサトキマダラヒカゲ、クロアゲハ、アゲハなどが見られた。ちょうど「たちばなふれあいの森」を通りがかった時にクロアゲハが2~3頭続けざまに現れたのでよく見てみると、樹間の奥にサンショウが生えているのが見えた。今度このサンショウの木をよく探すと、クロアゲハの幼虫が得られそうだ。

空振り Part.3

GWも前半の4月30日。温暖な伊豆半島ならアゲハ類の発生も早いだろうと伊豆半島へ向かった。

直前の4月26日に、ゆたかの自然散歩。のゆたか。さんが日原でスギタニルリシジミやコツバメ、エルタテハ、シータテハの写真を撮ってきたようなので、かなり行き先は迷った末の決断だったのだが…。

とりあえず、昨年の9月13日にモンキアゲハ、ナガサキアゲハ、カラスアゲハが多数集まっていた富戸漁港付近のポイントを目指すことにして、東伊豆の海岸線をゆっくり車を走らせるが、どうも期待していた大型アゲハ類の気配が無い。まったく飛んでいないようなのだ。怯む気持ちを掻き立てながらポイントに到着したが、やはりまったく居なかった。orz

居たのは越冬明けキタテハとスジグロシロチョウ、ツマキチョウ、ベニシジミ、あと何だか確認できなかったけど青色のシジミだけ。諦めてすぐに転進することにして撮りにくい蝶はあまり追いかけず、簡単に撮れたキタテハとスジグロシロチョウだけ撮った。こんなのを撮りに伊豆まで出掛けてきたわけではないのに…。

キタテハ(越冬個体) | Polygonia c-aureum | 伊豆
キタテハ(越冬個体)
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-Equiv.) 分割測光
スジグロシロチョウ(吸蜜) | Pieris melete | 伊豆
スジグロシロチョウ(吸蜜)
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-Equiv.) 分割測光

早々に転進を図ることにして、とりあえず次回の下見を兼ねて国道351号線から奥野林道を経由して松川湖へ至るルートの下見を行った。奥野林道はこのサイトの写真を見ると一般車でも通れそうな雰囲気だと思っていたのだが、実際には普通の乗用車で通れるような道ではなく途中で断念した。次回ここにくる場合は、林道を歩いて往復する覚悟が必要だ。

ところで、断念直前の沢筋で小さなシジミが数頭飛んでいた。翅の紋様も完全に擦り切れていてボロボロ。この時期にこんなにボロボロなシジミは何だろう?(ルリシジミかスギタニルリシジミくらいしか思いつかない)

さて、この時点でだいたい11:30。これからどこかへ転進するの?初夏の蝶が駄目だったんだから、むしろ早春の蝶に目的を切り替えるしかない。だったら、山に登るか…。

  1. 伊豆半島の最高峰である天城山系へ登ってみる。
  2. 富士川下流域へ行ってみる。(ギフチョウはもう無理だろうけど)
  3. 西丹沢方面へ行ってみる。

で、この中から選んだのは富士川下流域の佐野峠。理由はこの間行ったばかりで迷わずに済むから。但し距離は85kmもある。陽が高いうちにたどり着けるのだろうか。

到着したら既に14:30だった。カタクリの葉はまだ地上にあったけど花期はもう完全に終わっていて、スミレ類も終わりかけ。まあいいや、と前回歩かなかった林道を歩いてみる。

ルリタテハ(越冬個体) | Kaniska canace | 富士川
ルリタテハ(越冬個体)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
Memo:

他にミヤマセセリ?という蝶影を見たが追い切れずに断念。転進先でも空振りに終わってしまった。

それにしても、例年なら4月末には大型アゲハ類が出揃うらしい伊豆半島で全く発生してないとは、他のエリアの発生時期も全体的に大きく後ろにずれそうな気がする。今後の遠征計画も慎重を期す必要があるかもしれない。

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