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クロヒカゲ
早野聖地公園のウラナミアカシジミ
- 2012-06-02 (土)
- 早野の里
もう7月だというのに、ようやく6月最初のfieldnoteを記事化。亀更新にも程があるよね。
ということで、6月最初のfieldworkでは早野聖地公園を訪れました。 まず最初は、ミドリシジミにはまだ早いと思うけど、様子見を兼ねてハンノキ林のある谷戸へ。 ここでは、クロアゲハ、越冬明けテングチョウ、アカシジミなどが居ました。
アカシジミは遠くて上手く撮れなかったので、クロアゲハと越冬明けテングチョウの写真を載せておきます。
※7/9追記※
そういえば何で「遠くて上手く撮れなかった」んだっけ?…と考えてて思い出しました!
SIGMAの70-300mmが故障して90mmマクロしかなく、どうにもならなかったのでした。
- テングチョウ | Libythea celtis | 早野聖地公園
- SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- ほんの3日前に新成虫が群れを成して吸水しているところを観察したばかりだが、まだ越冬成虫が生き残っていた。
アカシジミが撮影できずにがっかりしつつ霊園側に場所を移した。 アカシジミ狙いなのか、継ぎ竿でコナラを叩いている方が居た。 私も霊園周囲のコナラ、クヌギなどを見てまわったところ、ウラナミアカシジミが低めに張り出したクヌギの枝に静止していた。
- ウラナミアカシジミ | Japonica saepestriata | 早野聖地公園
- SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- 2枚は同個体を別角度で。90mmマクロでここまで寄れる位置に静止してくれているとは、なんてラッキー。
- SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- RICOH R8 + 一脚でインターバル撮影しようとして少し高い枝に移られてしまった。それでもこの程度には撮れる位置。
- RICOH R8 + 一脚(インターバル撮影)
- もう一度、RICOH R8 + 一脚でのインターバル撮影にチャレンジ。こんなのが撮れた。
- SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- もう一度α55で撮影。撮影しやすい距離だったが、それでもRICOH R8 + 一脚でのインターバル撮影の方が良い写真が撮れた。
さらに、クヌギの若木が立ち並ぶポイントへ行ってみると、10m間隔くらいで目線の高さでウラナミアカシジミの新鮮個体に遭遇するという事態に。 4~5頭くらいは居ただろうか。 もっとも、あまりにも良い条件だったので興奮しすぎ、90mmマクロで画面一杯に大写ししようと頑張りすぎて逆に大失敗。 1枚も撮れないうちに飛ばして逃がしてしまったり、結局撮れたのは4~5頭も居たのに撮れたのは2頭のみ。 それも葉かぶりしているなどちゃんと撮れていない。チャンスをまったく活かせなかった…。
最初の個体のところに戻ってみると、同じ枝にまだ静止していたのでもう一度90mmマクロとRICOH R8 + 一脚のインターバル撮影で撮影。
ウラナミアカシジミ撮影の合間には、サトキマダラヒカゲやイチモンジセセリ、クロヒカゲなども撮れた。
このあと、もう一度アカシジミを撮るために寺家へ移動した。
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迷子になった末に辿り着いた栗の花ポイント
- 2012-05-31 (木)
- 寺家
午前中に訪れた新治市民の森ではウラゴマダラシジミが現れないのが未練で、結局14時近くまで粘ってしまった。
その後、いったん港北NTの「くじら軒」で昼食ラーメンを食した後に寺家ふるさとの森へ移動。 到着時間は概ね15時半くらい。だいぶ遅い。
ここでは、以前見つけておいた栗の花ポイントでアカシジミを狙うつもりで移動してきた。 寺家と言いつつ、そのポイントは町田市の三輪側へひと山超えたところ…。
ところが、久しぶりで三輪側へ超える道を間違えた。 予定していた道と違う道を三輪側へ出て、そのまま栗の花ポイントを探してぐるぐる歩きまわったものの、 最終的には現在位置まで分からなくなってしまい、結局いったん寺家側へ戻って出直す羽目になった。 いったん寺家側へ戻るまでに費やした時間は約1時間…。 つまり、目的の栗の花ポイントに到着したのは16時半頃であった…。
迷っている間に撮影した蝶
道に迷っている間も、ただ歩いているだけでなく一応撮影はしていた。
まずはヒメキマダラセセリ。
クロコノマチョウの越冬個体まで現れた。
イチモンジセセリが複数個体居た。1頭だけ撮れた。
他には、ここでもキタテハの新成虫が数多く見られた。 また、スレ気味で写真には撮らなかったが、コチャバネセセリ、ダイミョウセセリ、イチモンジチョウなどが目についた。
蝶以外では、赤いカミキリが多かったので1枚だけ撮っておいた。
本来の目的地、栗の花ポイント
ようやく栗の花ポイントに着いた。
イチモンジチョウ、テングチョウと並んで、目的のアカシジミも吸蜜に来ていた。 ここでは、最短5秒間隔で自動的に合焦・撮影を行ってくれる RICOH R8 のインターバル撮影機能を利用し、 一脚に取り付けたカメラを高く差し出して撮影。 まだ慣れないので、なかなかフレームに収まらなかったりととにかく歩留まりが悪く、肝心のアカシジミは証拠写真しか撮れなかった。 イチモンジチョウに関しては見られる写真が撮れ、慣れれば良い写真も撮れることは分かった。
あと、地図で確認したら栗の花ポイントは町田市三輪ではなく寺家側だった。迷うわけだ。
栗の木を見上げてばかりいたが、足下にもクロヒカゲなどが居た。 交尾個体を発見したので、こっちは α55 で撮影。
以上
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生田緑地
- 2012-05-16 (水)
- 生田緑地
夕方15時過ぎに生田緑地へ。目撃種は、クロヒカゲ、ヒメウラナミジャノメ、キアゲハ、クロアゲハ、キタキチョウ、コジャノメ、コチャバネセセリ、ダイミョウセセリ、サトキマダラヒカゲ。
コチャバネセセリはかなり飛び古した個体だが2頭。実は初見。かなり薄暗くなっていたのでピント合わせちょっと苦労した。
最後に見たダイミョウセセリとサトキマダラヒカゲはぴっかぴかの新鮮個体だったが、ちょうどSDカードの残量が無くなり、
「今日はもういいや」
と駐車場へ向かう途中だったので、慌てて撮影済み画像を数枚削除してからカメラを構えたものの、
シャッターを切る寸前に逃げられた。
メモリ残量は常に確保してないと駄目と反省。
クロヒカゲとコチャバネセセリの写真を載せておきます。
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生田緑地(初山地区)
- 2012-05-09 (水)
- 生田緑地
未upのEntryが溜まっている。 もう6月(本日は6月1日)というのに、やっと5月9日のEntryである。
元々「誰かに写真を見てもらう」為のBlogでなく、自分の記録用(→当Blog初回記事参照)だったはず、 と初心を思い起こし、文章なんか練れてなくて良いのでぽんぽん無味乾燥な記事をUpするようにしたい。
ということで、5月9日である。
この日は夕方(15時過ぎ)から生田緑地へ散策に。時間も遅いので緑地全体を歩く時間は無いということで、
久しぶりに初山地区に限定して歩いてみた。
ここには、クロコノマチョウの越冬個体を「狙って探せる」ポイントがあるのだが、どうも様子が例年と違う。 林縁、林床の下草がかなり丁寧に刈り払われていて、藪として残っている面積が例年よりかなり狭い。 その上、冬の間に新しい周遊路が設けられたようだ。(ということは冬の間工事が行われていたということ)
「これは、クロコノマチョウの越冬個体もどっか他へ行っちゃってるよな?」
と思いつつしばらくガサゴソと残った藪を探索するも、やはり居ない。 残念だが今年の「狙って探す」は諦めた。
ちょうどクロヒカゲの出始めの時期のようで、個体数はまだ少ないものの綺麗な♂個体がテリトリーを張っていた。
他には、ヒメウラナミジャノメ、スジグロシロチョウ(ヤマト?)、ベニシジミくらいしか見られなかった。
新園路
せっかくなので出来たばかりの新園路も歩いてみた。 樹林内を歩くコースで、途中明るくなるのはゴルフ場の脇を通るくらい。 林床をクロヒカゲやヒメウラナミジャノメが飛んでいたが、蝶の観察をするコースではない。
…とある樹の幹を20cmくらいあるムカデが這っていた。 ちょっと気色悪いけど…カメラ!と用意する間もなく樹の割れ目に潜り込んでいった。
残念、間に合わなかった…。
と思った次の瞬間、割れ目からゲジゲジが驚いたように追い出されてきた。
- ゲジゲジ | 生田緑地
- RICOH R8
- ムカデもゲジゲジも…身の毛がよだつほど嫌いである。(なのに撮る。怖いモノ見たさかw) 幹の割れ目にムカデの姿も垣間見える。
以上。
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北海道
- 2011-07-28 (木)
- 未分類
北海道旅行中に何枚か写真が撮れたので記録だけ残しておきます。 蝶探遠征ではなかったので事前調査等一切無し。 未見の蝶、良さそうなポイントを見つけてもスルー。 たまたま周囲に静止してくれた蝶のみ撮りました。
初見・初撮影記録
まずは、初見・初撮影の種から。 さすが北海道で、特段も探索を一切していないのに、初見・初撮影種が3種もあった。
キバネセセリ
登別と旭川で2回遭遇しました。 初見・初撮影種のはずですが、どうも既視感があります。 本州にも居る種ですし、実は見たことあるけど蛾だと思ってスルーしてたってことはあるかもしれません。
オオヒカゲ
やけに大型のヒカゲチョウがあちこちたくさん飛び回っているなあ、と思っていた。 思い当たるのはオオヒカゲしかない。近くに停まってくれないかなと思っていたら、 偶然オオヒカゲとコムラサキが集まっている樹液酒場を見つけた。
エゾスジグロシロチョウ
ラベンダーに多数訪花していた白蝶。 エゾシロチョウやオオモンシロチョウではなかったので、何となくスルーしていたが、 よく考えたらエゾスジグロシロチョウだった。 後で気が付いて慌ててメモリーを確認したら、ピンボケだが1枚だけ撮影していた。
初見・初撮影だけど同定困難。何のゼフィルス?
早朝の樹林内にて、地上約3mの葉上に静止しているゼフィルスを発見。 しかし、翅の裏面だけ+一部が見えていないので、ゼフ初心者には同定不能。
その他の蝶たち
まずはアゲハチョウ科から。 北海道といえば美麗ミヤマカラスアゲハですが、バス車窓からは何度か目撃しましたが、撮影機会はありませんでした。 撮影できたのはキアゲハの幼虫&成虫のみ。
シロチョウ科では、エゾシロチョウとオオモンシロチョウなら比較的逢える確率が高いのでは、と勝手に期待していたが、残念ながら逢えなかった。
登別では、ゼフィルスが翅を煌めかせてスクランブルする様子がロープウェー両脇や温泉街から見上げた斜面等あちこちの樹冠部で見られ、歯噛みする思いだった。
どこへ行っても多数見られたのがヒョウモン類とクジャクチョウ。ただ、ヒョウモン類はロープウェーから見下ろした斜面やバスの車窓からは多く見たが、観光中はあまり周囲に現れなかった。反対にクジャクチョウは観光中もごく普通に現れた。北海道では多産するようだ?
ミドリヒョウモン
クジャクチョウ
バス移動中、どこでも川さえあれば柳の木が目についた。きっとコムラサキは道内のどこでも普通に見られるに違いない。
登別の樹林周辺ではクロヒカゲが多く見られた。
タテハ系では他に富良野のラベンダー畑でイチモンジ系の蝶が1頭現れた。(明らかにミスジ系ではない) ヒョウモン類と同じくらいの大きさに見えたので「すわオオイチモンジ?」と思ったがすぐに飛び去ってしまった。
但し、後から思い返してみるとメスグロヒョウモンの♀の可能性もあるなあ。周辺の環境からするとそっちの方が可能性が高そう。
富良野のラベンダー畑の周辺ではスジグロチャバネセセリが比較的多く見られた。 1枚目と2枚目は別個体。 1枚目の個体は裏面写真しかないので以前調べた判別法を見たが、どうもよく分からない。(1枚目がヘリチャな気がしてきた) だが、蝶鳥ウォッチングというBlogで判別法が詳しく解説されているのを新たに見つけた。これは素晴らしい。
結論としては、両方ともスジチャだった。 ついでに以前調べた判別法の2番目は♀限定で、♂の判別には使えないことも分かった。 さらに「日本産蝶類標準図鑑(白水隆)」を見たら、スジチャについては富良野は他産地から飛び離れた産地とあったが、ヘリチャは逆に富良野以北には分布しない、とあった。何だ、悩んで損した。
蝶以外の昆虫
大好きなヤママユガ科のクスサンの終齢幼虫を見かけた。
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ムラサキシジミ
- 2011-06-15 (水)
- 東高根森林公園
本日は朝、午後、夕方の3回、それぞれ短時間だけだが東高根森林公園を覗いた。
朝
アジサイの葉の上にミズイロオナガシジミが居た。今期これで5頭目。
アジサイの葉の上では、他にヒカゲチョウも撮った。
湿性植物園の方でクロヒカゲ。
帰りがけに栗の木のポイントへ。 まだアカシジミが頑張っている。
オオミドリシジミ(?)がまた見られないか期待していたが、現れなかった。
午後
最初に現れたのは越冬個体でない、新鮮なムラサキシジミ。
- ムラサキシジミ | Narathura japonica | 東高根森林公園
- SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- 200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
- SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- 90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光
- 容易に近づかせてくれたので時間があればじっくり開翅を待ったところだが、 生憎時間がなかった。しかし閉翅写真は思う存分撮った。 ところで、今まで絞りをコントロールする余裕がまったく無かったが、 今回はちょっと絞ってみた。どうだろうか。
かなりくたびれていたが、ウラギンシジミ。
ムラサキシジミに時間をかけたので湿性植物園の方まで行く時間は無い。 帰り際に栗の木のポイントだけ確認。
やはり吸蜜中のアカシジミ。
オオミドリシジミ(?)はやはり現れない。
その代わりに、綺麗なキマダラセセリが撮れた。
夕方
1時間ほど歩いた。どうせなら、朝か午後にゆっくり歩けると良かったのだが。 ウラナミアカシジミが見られないかと古代芝生広場のコナラ・クヌギを見て回ったが、 今回も見られなかった。
シラカシ林内の階段を下って湿性植物園に出た。さて右左どっちへ行こうかと見回したところ、木道上を低く飛ぶシジミが目に入った。ルリかツバメか…? 目で追っていると、ハンノキの手前で樹上へ向かって高度を上げた。 高く飛ぶのはルリシジミ、と思ってさらに目で追っていると、 ハンノキの高枝からもう1頭のシジミが飛び出して絡んだかと思ったら、 そのまま絡み合いながらハンノキの梢上へ消えていった。
「あれ?もしかしてミドリシジミだったの?」
本当のところは判らない。判らないが、自分の中では「ミドリシジミを見逃した」という悔しい感覚になってしまった。
さて気を取り直して。
夕暮れの湿性植物園では、ルリタテハがテリトリーを張っていた。 但しこのルリタテハ、大層翅が痛んでおり、どうやら越冬個体の生き残りらしい。
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アカシジミ & ミズイロオナガシジミ
雨上がりの朝。
前回の新治では、既撮影済みのウラゴマダラシジミしかゼフの撮影が出来なかった為、本日はアカシジミの発生を確認済みの東高根森林公園を再び訪れた。ここの湿性植物園にはハンノキ林もあるし、インターネットで検索した情報によれば、運が良ければウラナミアカシジミも見られるはずだ。
真っ先に前回の下見の際に目を付けておいた栗の木のポイントへ直行。思惑通り、数頭のアカシジミが訪花しているのを確認したが、新兵器のα55+SIGMA 300mmでも高枝に訪花中の個体は証拠写真程度にしか撮れない。ただ、一頭だけ足元の叢に降りているのを見つけた。
- アカシジミ | Japonica lutea lutea | 東高根森林公園
- SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- 200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
- ゼフ撮影3種類目。栗の木の高枝に訪花している個体の撮影に四苦八苦していたが、ふと足元の叢にもアカシジミが1頭潜んでいるのに気付いた。ただ、叢の奥へ奥へと逃げ込むので、手前の邪魔な草が写り込まないように撮ることが出来なかった。翅はすでにだいぶ痛んでいる。
- SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- 300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
- 高枝で訪花中の個体で、一番ましに撮れていた一枚。
↓トリミングしてみた。
そろそろ奥へ進もうと歩き出そうとしたところ、同じ栗の木の下に綺麗なミズイロオナガシジミも居た。
橘樹郡衙付近へ移動
「ゼフィルスは栗の花に集まる」という話を大いに実感できたので、他に心当たりの栗の木はないかと脳内を検索。そういえば、たちばなふれあいの森の端にも1本良い感じの栗の木があった、と早速移動。東高根森林公園に比べるとこじんまりした林だが、ここでもゼフィルスが見られるでしょうか。
再び東高根森林公園へ
午後。再び東高根森林公園へ戻ってきた。
午前中にアカシジミとミズイロオナガシジミが撮影できたので、今度はウラナミアカシジミやミドリシジミが見られないかと徘徊。だが、残念ながらこれらの蝶は見られなかった。その代わりに、ミズイロオナガシジミを更に2頭、見つけて撮影した。どちらの個体を撮影したのも、午前中に1頭目を撮影した栗の木から50~100m程度しか離れていない範囲。
- ミズイロオナガシジミ | Antigius attilia | 東高根森林公園
- SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- 90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
- 2頭目。目の前で飛び立つまでそこに居るのに気付かなかった。いきなり蜘蛛の巣にかかってしまったので、蜘蛛には申し訳ないが救出。落ち着くまで何度か居場所を変えたが、遠くへ飛び去ることはなかったので羽化したばかりの個体だろうか。
- SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- 200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
- 3頭目。1~2頭目と比べて明らかにひとまわり小さな個体。
他にはクロヒカゲを撮影した。
オオミドリシジミ?
最後に、もう一度栗の花のポイントに戻って見上げていると、ふっと何か飛び出した。
「ミズイロ…?」
と凝らした目に飛び込んできたのは明らかに今までに見たことのないゼフィルス。明るいグレーの翅裏を見せて葉上に停まっている。大慌てで α55 の電源を入れながら脳内を情報が駆けめぐる。
「ミドリシジミは確か、翅裏が茶色っぽかったはず。翅裏がグレーなのは、オオミドリシジミ…?」
α55 を構えてEVFに収めようとしたその瞬間、飛んでしまった!
あ~っ、と落胆しつつ雑木林の梢上へ飛び去っていくのを見送るしかなかった。
実はこの5分後、もう1頭オオミドリシジミらしい個体が栗の枝から飛び出し、今度はどこにも停まらずに雑木林の梢上へ飛び去るのを見送ることになった。証拠写真が無いので断定できないが、どうやらこの公園にはオオミドリシジミも居るらしい?
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ゼフ探索に新治市民の森へ
- 2011-06-05 (日)
- 新治市民の森
ゼフィルス探索に新治市民の森へ行ってきました。発生の早いアカシジミとウラゴマダラシジミがターゲットで、ウラナミアカシジミも出てると良いな、というところです。行き先は寺家と新治で迷ったのですが、青葉台駅で先にバスが来た方に向かうことにしました。つまり、「鴨志田団地行き」よりも「霧ヶ丘グリーンタウン行き」の方が先に来たということです。
本日は午前中だけの Fieldwork を予定しているので、市民の森駐車場から池ぶちへ下った後、鎌立付近のみに限定して探索予定です。市民の森駐車場に着くと、早速越冬明けでない新発生のテングチョウが迎えてくれました。
駐車場を出て池ぶちの方へ下っていく途中の林縁では、サトキマダラヒカゲとクロヒカゲが多数発生していました。
- クロヒカゲ | Lethe diana | 新治市民の森
- SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- 200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
- SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- 200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
- SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO1:1
- 90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
- クロヒカゲは一見地味だが、よく見るとしっとりした風合いでゴージャス。後翅裏面の眼状紋周囲の青い縁取りも美しい。割と好きな蝶なんだよね。
ここの林縁では、時折頭上高くを白っぽいタテハ蝶が飛んでいくのが見られた。川崎ならアカボシゴマダラに決めつけてほぼ間違いないが、新治だとゴマダラチョウの可能性もあるのだろうか。
池ぶちの荒地まで来たところで、尾根の方からオレンジ色のヒョウモンが降りてきたが、近づく暇もなく再び雑木林の梢を越えて行ってしまった。ちょっと残念に思いつつ歩みを進めたところにウラギンシジミが現れた。
鎌立の湿地ではイボタノキが白い花を咲かせていた。最初はスジグロシロチョウとダイミョウセセリくらいしか居なかったのが、そのうちに他の蝶も集まってきて、ウラゴマダラシジミとメスグロヒョウモンを撮ることができた。
- イチモンジチョウ | Limenitis camilla japonica | 新治市民の森
- SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- 200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
- SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- 200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
- SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- 200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
- イチモンジチョウは3~4頭が集まってきた。特に目に付いた大柄の個体を中心に撮影。昨年8月6日に西丹沢でアサマイチモンジを撮った時に「イチモンジチョウに比べて大きい」と思っていたので、この大柄の個体もアサマイチモンジではないかと野外では思っていたが、写真をよく見たらイチモンジチョウだった。(アサマイチモンジの方が大きいということではないらしい)
- メスグロヒョウモン | Damora sagana | 新治市民の森
- あ
- SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- 200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
- SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- 300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
- SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- 300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
- 先のイチモンジチョウよりもさらにデカイのが現れたと思ったら、メスグロヒョウモン♀でした。初見です。一瞬和名が思い出せず、一緒に撮影していた方に「メスアカムラサキが居ました」と言ってしまいました。しばらくして間違いに気付いたので訂正しておきましたが…。(恥)
撮影しやすい場所には停まってくれなかったので、木立ちの隙間から、かなり遠くの枝に停まっているところを撮影。薄暗い上に木漏れ日がバックになっているので黒つぶれ気味。中央重点測光で撮るべきだったか。3枚目は眼にピントが合っていませんが、翅の斑紋はよく見えるので載せときました。
結局、このイボタノキで時間切れ一杯まで粘ったので、アカシジミやウラナミアカシジミを探している時間はありませんでした。ということで、結局撮影できたゼフは昨年も撮ったウラゴマダラシジミだけです。でも、その代わりに初見のメスグロヒョウモンが撮れたので、それなりに満足です。撮れなかった他のゼフィルスは、後日再挑戦しましょう。
最後に、帰り際に吸水中のルリシジミを撮影。
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ゼフ下見(東高根森林公園)
- 2011-06-01 (水)
- 東高根森林公園
そろそろゼフィルスの季節。昨年、初ゼフィルスとしてウラゴマダラシジミを西丹沢で撮影したが、今年は他の平地性ゼフィルスにも出逢ってみたい。(そのためにα55で一眼デビューしたようなものです)
さて、平地性ゼフィルスの中では発生が最も早いというアカシジミなら、もう発生しているだろうと、所用ついで(朝と午後の2回)に東高根森林公園へ様子見に立ち寄った。
駐車場に車を駐め、園内に入ろうとしたその矢先に入口脇の民家の屋根の上をオレンジ色の蝶が舞った。いきなりアカシジミの登場である。但し、民家庭先の柿の高枝に止まってしまったので、撮影はノーチャンスでした。
ところで、このアカシジミの登場で脳裏にある記憶が蘇った。確信が無かったので当時はBlog記事に書かなかったが、昨年5月28日の西丹沢でもはるか頭上を飛ぶオレンジ色の蝶を目撃し、「アカシジミではないか?」と思ったことがあった。今回現れたのアカシジミの様子はその時とそっくり。やっぱりあれはアカシジミだったのか、と合点がいった。
園内では、ユリ園の木道脇に咲いた花にスジグロシロチョウ、ヒメウラナミジャノメ、コミスジが訪れていた。また、ユリ園付近ではクロヒカゲやサトキマダラヒカゲも見られた。
湿性植物園奥の自然観察広場へ行くと、池の脇に咲いたウツギの花にダイミョウセセリが来ていた。
ダイミョウセセリを見上げていたら再びアカシジミが現れて笹藪の上に静止した。何とかピントを合わせて撮ろうとしたが、手前の葉が邪魔で合焦しない。モタモタしているうちに飛び去ってしまった。orz
他には綺麗なルリシジミが居た。
最後に、帰り際のケヤキ広場に現れたのがイチモンジセセリ。
とりあえず、この森林公園でアカシジミが見られるのことは確認できた。今日は下見だったので RICOH R8 しか持参していなかったが、次に来るときはα55を持ってこよう。
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