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オナガアゲハ

徒労の西丹沢

恒例の西丹沢遠征。

昨年夏型ミヤマカラスアゲハをお腹いっぱい撮ったので、今年こそ春型ミヤマカラスアゲハをたくさん撮って卒業(来年はこの時期に別種を撮りに行く)しようと勇んで西丹沢へ出掛けました。

ところが、残念ながら天候が悪く、気温が上がらず肌寒い上に曇りっぱなしで、終いには雨まで降り出す始末。

当日確認できた蝶は、

  • オナガアゲハ(わずかな晴れ間に数頭確認・未撮)
  • コミスジ
  • ヤマトシジミ
  • ミヤマセセリ
  • サカハチチョウ(未撮)

と、サカハチチョウ以外は西丹沢までわざわざ出掛けてこなくても見られる種ばかりでした。 この中では、オナガアゲハとサカハチチョウが撮れていれば、まあ何とか成果があったと言えるところですが、 肝心のこの2種が目撃のみで未撮…。orz

ああ、忘れるところでした。 現地到着前、車中からウスバシロチョウも1頭確認しました。 目的地には居なかったけど。

撮った蝶

コミスジ | Neptis sappho | 西丹沢
コミスジ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
コミスジ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
2枚とも同一個体。この石灰質っぽいところには他にもサカハチチョウ等が吸水に訪れていた。 コミスジ放っておいてサカハチチョウ撮れば良かったのに…。
ミヤマセセリ | Erynnis montanus | 西丹沢
ミヤマセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
ミヤマセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
これも2枚とも同一個体。擦れっからしで判然としないが、前翅に白帯のある♀?それとも前翅前縁がやや反った♂?
ヤマトシジミ | Pseudozizeeria maha | 西丹沢
ヤマトシジミ♀
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
ヤマトシジミ♀
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
これもやはり2枚とも同一個体。ぴかぴかの新鮮個体の♀。

蝶ではないが、ゾウムシの面白いのを見つけたので撮っておいた。未同定。

オオゾウムシ | 西丹沢
未同定ゾウムシ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
未同定ゾウムシとしておりましたが、WEB検索にてオオゾウムシらしいと同定しました。間違いありましたらご指摘願います。

キリシマ探索再チャレンジ(西丹沢)

7月29日に引き続き、キリシマミドリシジミ探索に西丹沢・大又沢林道へ行ってきました。

今回の現地到着は10:30頃。前回の反省がまったく活かされておりません。

浅瀬ゲート手前の吸水ポイントでは、前回同様、今回も3頭のカラスアゲハの吸水集団が出迎えてくれました。

カラスアゲハ | Papilio bianor | 西丹沢
カラスアゲハ(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
集団全体でなく、1頭に拘って撮影。

大又沢分岐~第2のキリシマポイント

相変わらず工事車両の通過が多く、大又沢分岐のキリシマポイントは望みが無さそうなのでさっさと大又沢林道を進んでいくと、行く手の方向から黒いアゲハが現れた。クロアゲハかな?と思いつつ追っていた目に後翅の大きな白紋が飛び込んできた。モンキアゲハでした。

モンキアゲハ | Papilio helenus | 西丹沢
モンキアゲハ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光 Flash=ON + Retouch
数十メートル追いかけているうちに、運良く小高い枝に潜り込んで休息を始めた。 内蔵Flashを焚いてもコントラストが出なかったので画像はRetouchしてある。 後翅の紋が見えないのが悔しい。

林道を進んでいくと、次々とカラスアゲハやミヤマカラスアゲハの吸水シーンに出逢いました。

ミヤマカラスアゲハ(吸水) | Papilio maackii | 西丹沢
ミヤマカラスアゲハ(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
やや翅の痛みが進んだミヤマカラスアゲハ。
カラスアゲハ(飛翔) | Papilio bianor | 西丹沢
カラスアゲハ(飛翔)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
吸水シーンを撮っていたら偶然飛び立った。
カラスアゲハ(吸水) | Papilio bianor | 西丹沢
カラスアゲハ(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) シャッター速度優先AE 1/500 分割測光
再び降りて吸水。
カラスアゲハ・ミヤマカラスアゲハの集団吸水 | 西丹沢
カラスアゲハ・ミヤマカラスアゲハの集団吸水
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光 + trimmed
5頭の吸水集団。集団全体を収めようとするとどこにピントを合わせるべきかよく分からなくなる。
ミヤマカラスアゲハ(吸水) | 西丹沢
ミヤマカラスアゲハ(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) シャッター速度優先AE 1/400 分割測光
集団全体でなく、特に綺麗な表翅を見せてくれていたミヤマカラスアゲハに焦点を当ててみた。
カラスアゲハ(吸水) | Papilio bianor | 西丹沢
カラスアゲハ(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) シャッター速度優先AE 1/400 分割測光
この日は、綺麗な個体はカラスアゲハの方が多い印象があった。
カラスアゲハ(吸水) | Papilio bianor | 西丹沢
カラスアゲハ(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) シャッター速度優先AE 1/400 分割測光
この個体もカラスアゲハ。

林道崩落地手前の第2のキリシマポイントに到着。 前回と同様、時折梢から飛び出すのは確認できるものの、いずれも明後日の方向へ飛び去るばかりで撮影できる所へ出てきてはくれません。ここでは1時間ほど粘りましたが、キリシマミドリシジミの撮影はノーチャンスでした。また来年チャレンジするしかありません。

粘っている間に現れてくれた蝶としては、まずは黒系アゲハの集団吸水ですが、ここではオナガアゲハが混じっていました。

カラス・ミヤマカラス・オナガアゲハの吸水集団 | 西丹沢
カラス・ミヤマカラス・オナガアゲハの吸水集団
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光 + trimmed
オナガアゲハの混じった吸水集団。

アカガシ大木を見上げている足下にコムラサキが来てくれました。

コムラサキ | Apatura metis | 西丹沢
コムラサキ♂(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
コムラサキ♂(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
コムラサキ♂(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
コムラサキ♂
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
かなり擦れた個体で、右触覚が折れ曲がっている上に左触覚は途中で切れて無くなっている。 それでも翅を開くと紫の幻光が浮かび上がった。

コムラサキと一緒にアサマイチモンジも足下まで来て吸水していた。

アサマイチモンジ | Limenitis glorifica | 西丹沢
アサマイチモンジ(閉翅)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
アサマイチモンジ(半開翅)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
アサマイチモンジ(開翅)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
アサマイチモンジ(開翅)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
割と擦れが少なく綺麗なアサマイチモンジだ。
オナガアゲハ(吸水) | Papilio macilentus | 西丹沢
オナガアゲハ(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
00mm(300mm-equiv.) シャッター速度優先AE 1/400 分割測光
オナガアゲハ(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F10 分割測光 + trimmed
オナガアゲハ2頭を含む吸水集団がまた出来ていた。 今度は集団全体でなくオナガアゲハに拘って撮影してみた。

第3のキリシマポイントへ

さて、粘っていると、営林局の方が林道復旧工事の現場を見にやってきたので、 こちらから声をかけて少し話をした。 工事スケジュールなどを聞きながら、「本当はこの先まで行きたかったんですよね」 と言ったところ、「こっちを回ればちょっと大変ですが行けますよ」と迂回ルートを 教えてくれた。

「え?行ってもいいの?」

まぁ、教えてくれたってことは行っても良いということでしょう。 営林局の方に丁重に御礼を言うと、第3のキリシマポイントまで行くだけ行ってみることにした。

第3のキリシマポイント付近の環境は、昨年とあまり変わった様子は見られなかった。 時間と天候さえ良ければ、昨年同様確実にキリシマミドリシジミを見ることができただろう。 しかし既に時間は遅く、また俄に雲が出てきて雨が降り出した。 結局、雨が小降りになるまで30分程度橋の下に潜って雨宿りをするだけで終わった。

帰路

30分ほど雨宿りをしていると、雨が小降りになってきたので戻ることにした。 第2のキリシマポイント付近まで戻る頃には、晴れ間こそ覗かないものの雨は上がっていた。

オナガアゲハ | Papilio macilentus | 西丹沢
オナガアゲハ(集団吸水)
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F10 分割測光
さきほどと同じ場所に再びオナガアゲハ2頭とカラスアゲハ1頭の吸水集団が形成されていた。 このポイントだからオナガアゲハが来るのだろうか?
アカタテハ | Vanessa indica | 西丹沢
アカタテハ(開翅)
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光 + trimmed
アカタテハ
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光 + trimmed
カラスアゲハとミヤマカラスアゲハの集団吸水ポイントまで戻ると、アカタテハが現れた。 少々敏感で充分に寄って撮影することは出来なかった。
カラスアゲハ(集団吸水) | Papilio bianor | 西丹沢
カラスアゲハ(集団吸水)
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光 + trimmed
新鮮で美しい表翅を開いて吸水中のカラスアゲハ吸水集団。 どの個体も擦れが少なく新鮮。 ミヤマカラスアゲハも混じっているかと思っていたが、4頭ともカラスアゲハみたいですね。
イチモンジチョウ | Limenitis camilla japonica | 西丹沢
イチモンジチョウ
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光 + trimmed
最後に撮ったのがこのイチモンジチョウ。

クロアゲハ♂

朝、ほんの10分だけのつもりで東高根森林公園へ立ち寄った。例によってハンノキ林まで見て回るつもりが、入口を入ってすぐにクロアゲハ♂に掴まった。

クロアゲハ♂ | Papilio protenor | 東高根森林公園
クロアゲハ♂(吸水中)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
翅にほとんど傷みが見られない。この時期に第2化は考えにくいので、遅れて羽化した第1化成虫だろう。今さら伴侶となる♀は見つからないのではないだろうか?

いつも後から気が付いて後悔するのだが、内蔵フラッシュを焚いた写真も撮っておくべきだった。

西丹沢遠征(今シーズン3回目)

今シーズン3度目の西丹沢遠征。天気予報では傘マークまで付いた曇天でしたが、大井松田ICを通過した頃には晴れ間も見えてきた。御殿場ICで東名を下りて明神峠へ向かう。今回は明神峠から水ノ木橋まで世附林道を下ってみようという計画だ。その後、時間が許せば明神峠~三国峠間も往復してみたい。世附林道は前回浅瀬~大棚橋間を歩いているので、今回の予定ルートと合わせて林道全線を歩いたことになる。(水ノ木橋~大棚橋の短い区間のみ重複)

結果的には、降雨&時間切れで明神峠~三国峠間は歩けず、次回以降に持ち越しとなった。また、世附林道往復も往路途中からまったく陽が差さなくなり、復路間もなく雨が降り出すという最悪のパターン。前回以上に薄い成果に終わった。

コース短評

  1. 明神峠~三ノ沢橋間

    浅瀬ゲート同様に厳重に閉じられた明神峠のゲートを抜けて歩き出す。 明神峠からの歩き出しは非常に明るくて開放的な林道だ。 徐々に樹林内に入っていくようになるが、三ノ沢橋までの区間は明るく雰囲気の良いポイントが多い。

    • オナガアゲハ(1)
    • 不明黒系アゲハ(3)※恐らくオナガアゲハ
    • ウスバシロチョウ(2)
    • コミスジ(3)
    • サカハチチョウ(1)
    • アオバセセリ(1)
    • モンシロチョウ(2)
    • 不明シロチョウ(1)※小型。ヒメシロチョウ?
  2. 三ノ沢橋~水ノ木橋間

    三ノ沢橋を過ぎると薄暗い樹林内を歩く区間が長くなる。 ところどころに開けたポイントもあるが、ポイント間が長くてあまり面白くない。 但し、アオバセセリ2頭のテリ争いが見られたり、 樹林内を産卵場所を求めて(?)彷徨うアサギマダラの姿を見ることが出来た。

    • サカハチチョウ(2)
    • アオバセセリ(3)
    • ヤマキマダラヒカゲ(1)
    • アサギマダラ(3)
    • 不明黒系アゲハ(1)※恐らくオナガアゲハ
    • モンシロチョウ(1)
    • コジャノメ
  3. 水ノ木橋近くのポイント

    前回弁当を食べ、トラフシジミの産卵シーンを撮ったポイント。 最初からここでUターンと決めていた。 しかし、このポイントに到着した頃は思いきり曇っていて何も飛ばない。 20分ほど休憩している間に晴れ間が覗いたのはほんの一瞬(1~2分)だけ。 ところがこの一瞬の晴れ間にオナガアゲハが3頭、次々と谷底から上がってきた。 浅瀬・明神峠どちらからもアクセスが悪いのが難点だが、 やはり天候さえ良ければ良いポイントのようだ。

    • アカシジミ?(1)※オレンジ色。飛んでいたのははるか上空なので詳細不明。
    • 不明シジミ(1)※ヤマトシジミのような気がする。
    • オナガアゲハ(3)※一瞬の晴れ間に谷底から次々と上ってきた。
    • コミスジ(1)

蝶の写真

サカハチチョウ | Araschnia burejana | 西丹沢
サカハチチョウ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
サカハチチョウ
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-Equiv.) 分割測光
サカハチチョウ(飛翔)
RICOH R8 | 18.7mm(105mm-Equiv.) 分割測光
二ノ沢橋付近にて。2枚目は翅の裏面を写そうとしたが、手前の草が邪魔だったようだ。3枚目は偶然撮れた飛び立つ瞬間の写真。
ウスバシロチョウ♀ | Parnassius glacialis | 西丹沢
ウスバシロチョウ♀
RICOH R8 | 18.7mm(105mm-Equiv.) 分割測光
ウスバシロチョウ♀
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-Equiv.) 分割測光
何か翅の開き方が凄くくたびれた感じのウスバシロチョウ♀。
コミスジ | Neptis sappho | 西丹沢
コミスジ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
コミスジ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
一ノ沢橋付近にて。テリ張り日光浴写真。(2枚とも同じ個体です)
コジャノメ | Mycalesis francisca | 西丹沢
コジャノメ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
復路の日向沢橋付近にて。暗くてシャッタースピードが1/79と遅い。

アオバセセリは絶好の撮影チャンス(1mまで近づいた)逃した。アサギマダラは3頭ともいかにも静止してくれそうな様子で飛んでいたので、停まってくれ~と追跡したが、時々一瞬だけ降りるものの静止はせずにふわふわ飛び続け、最後は飛び去ってしまって撮れなかった。3頭目の時にFC100のパスト連写で狙ってみたんだけど、樹林内の薄暗い環境の中では全く撮れなかった。

その他の写真

花中の蛇(ヤマカガシ) | 西丹沢
花中の蛇(ヤマカガシ)
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-Equiv.) 分割測光
樹上の花の中に居た。

獣糞

四ノ沢橋を過ぎたところに怪しい獣糞があった。

獣糞

人間の糞と言ってもおかしくないくらいの大きさ。(中大型獣?)
明らかに鹿の糞とは思えない形状。(肉食獣っぽいよね?)
まだ柔らかさを保っていて比較的新しいと思われる。(まだ近くに居る?)

…これって、………か?

少し離れたところにも別の獣糞があった。

獣糞その2

こっちのは明らかに鹿の糞。比べて見ると明らかにさっきのは鹿の糞では無いよね。 やっぱり肉食獣でしょ。

雌鹿には2頭ほど遭遇したけど、熊には遭いませんでした。良かった良かった。

次回ルート

次に西丹沢に来るときは、大又沢林道を地蔵平まで歩くか、三国峠付近の稜線を歩くことになるだろう。三回連続で渓谷沿いの林道を歩いたから、やっぱり今度は稜線の方かな。

西丹沢遠征

今日は、4月30日以来1ヵ月ぶりの遠征に行ってきました。行き先は、昨年7月5日以来2度目となる西丹沢です。前回、高速代をケチって到着時間が遅くなったので、今回は東名高速を利用して早めの到着を目指しました。(それでも、出発時間自体が遅めなので現地到着は10時過ぎです)

玄倉川水系/中ノ沢林道

今回は最初に、玄倉川水系の中ノ沢林道を訪れました。それほど長い林道ではないので今回は林道入口近くに車を停めて歩いて往復しました。しかし、良さそうなポイントの間隔が離れていたので、次からは車で登って要所要所のポイントで車を駐めるようにした方が効率が良さそうです。

中ノ沢林道での目撃記録

目撃種 コメント
オナガアゲハ 最多 林道上が蝶道になっている。残念ながら写真無し
カラスアゲハ 林道入口付近に訪花ポイント有り。写真は無し
アオバセセリ 2頭 写真有り
スギタニルリシジミ 1頭 写真有り
ヤマトシジミ 2頭
トラフシジミ 1頭 写真有り
アサギマダラ 1頭
不明タテハ 黒かったのでスミナガシかルリタテハ?
アカタテハ(幼虫) 写真有り

この時期の渓谷に多いはずのサカハチチョウが全く見られなかったのが解せない。丹沢には分布していないのだろうか。

中ノ沢林道での成果写真

林道入口付近に訪花ポイント(どうやらミツバウツギらしい)が有り、オナガアゲハとカラスアゲハが入れ替わり立ち替わり現れた。このポイントでの出現数はほぼ同じくらいだったが、オナガアゲハの方は林道上が蝶道となっていてそちらでも多数見られ、合わせると3:1くらいの割合であった。なお、オナガアゲハは圧倒的に♂が多く、まだ♀がほとんど出ていない印象を受けた。

但し、この黒系アゲハ2種の写真はまったく撮れなかった。このポイントでは、他にアオバセセリ♂がテリトリーを張っていて現れた両種をしつこく追い回したからである。今から考えるとアオバセセリを一時的に捕まえちゃえば良かったのかも。気が済むまで撮影してから放してやれば良いのだし。今度から捕虫網も忘れずに持参するようにしよう。

アオバセセリ♂ | Choaspes benjaminii | 西丹沢
アオバセセリ♂
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光 +0.7EV
アオバセセリ♂
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光 +0.7EV
激しく占有行動を繰り返すので少しもじっとしていてくれない。時間をかけて狙った割には撮影チャンスは少なかった。望遠端で35mm換算300mmくらいあると、遠めの枝先でも狙えるので、もう少しチャンスが多かったかも。今度発売になるRICOH GXRの28-300mmズームが欲しい。

林道を登っていった別の訪花ポイントにはトラフシジミの♀が来ていた。

トラフシジミ♀ | Rapala arata | 西丹沢
トラフシジミ♀
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
トラフシジミ♀(産卵行動)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) ±0EV WB=昼光
かなり綺麗な個体だったので、風で枝が揺れて証拠写真程度にしかならなかったのが残念だ。後でよく見たらこの風の中で産卵行動を取っていたようである。

林道終点付近で見かけた薄汚れたシジミ。もしかしたらと思って撮っておいたらスギタニルリシジミだった。

スギタニルリシジミ | Celastrina sugitanii | 西丹沢
スギタニルリシジミ
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-Equiv.) 分割測光
スギタニルリシジミ
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-Equiv.) 分割測光
やっぱりスギタニルリシジミのようだ。伊豆の奥野林道で見かけたシジミもたぶんスギタニルリシジミだったと思うが、はっきり同定できたのは今回が初めて。ボロボロでも嬉しい。

林道終点付近にはカラムシの群生もあった。巣を開いてアカタテハの幼虫を確認してみた。

アカタテハ(幼虫) | Vanessa indica | 西丹沢
アカタテハ(幼虫)
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-Equiv.) 分割測光
まだ若齢幼虫のようだ。

蝶以外の写真

キンモンガ | Psychostrophia melanargia | 西丹沢
キンモンガ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
一瞬見慣れない蝶だな、と思ってしまった。すぐ蛾だと判ったけど。昼行性の蝶のような蛾として割と有名らしい。
ミヤマハンミョウ | Cicindela sachalinensis | 西丹沢
ミヤマハンミョウ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
ハンミョウと言えば虹色に輝くナミハンミョウしか知らないので嬉々として撮影。でも普通種でした。

中川川水系/白石オートキャンプ場~用木沢出合~白石沢林道終点

午後はロケハンを兼ね、昨年7月5日も訪れた中川川水系へ移動。最奥部の白石オートキャンプ場付近を少し歩き回ってみた。中ノ沢林道よりも明るい道路上がオナガアゲハやカラスアゲハの蝶道になっており採集には良いと思ったが、適当な撮影ポイントが見あたらない。キャンプ場内ならツツジのポイントがいくつかあって待ち伏せるのに良さそうだったが、土曜日のため客も多く、何となくキャンプ場内に入り込むのは気が引けてしまった。客の少ない平日なら良いポイントになるかもしれない。

中川川での目撃記録

目撃種 コメント
オナガアゲハ 最多
カラスアゲハ 1頭だけミヤマカラスアゲハっぽい個体も目撃
ジャコウアゲハ 1頭 写真有り
コミスジ 1頭 写真有り

中川川での成果写真

コミスジ | Neptis sappho | 西丹沢
コミスジ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
タテハチョウ科の写真が撮れてなかったので慎重に撮影したが、すぐに飛ばれてしまった。
ジャコウアゲハ♂ | Atrophaneura alcinous | 西丹沢
r0016881.jpg(ジャコウアゲハ♂)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
ジャコウアゲハ♂
RICOH R8 | 18.7mm(106mm-Equiv.) 分割測光 +0.7EV
ようやく吸蜜・休息するオナガアゲハを撮れる!と思ったらジャコウアゲハだった。とてもおとなしい子で、何度か驚かせて飛ばしたがその都度戻ってきてくれたので良い感じの写真が撮れた。

蝶以外の写真

ナミハンミョウ | Cicindela (Sophiodela) japonica | 西丹沢
ナミハンミョウ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
白石オートキャンプ場付近にたくさん居た。

世附川水系/大又沢林道

もう夕方近くなっており、既に蝶の姿は全く望めない時間帯にも関わらずロケハンを実施。大又沢林道は長いので途中まで入って雰囲気だけでも掴もうということです。

薄暗い箇所もありますが、中ノ沢林道よりは開放的な区間が多く、ところどころ花の咲くポイントもあって好感が持てます。沢が非常に近く要所要所で沢に降りるのも容易そうです。問題は距離が長いこと。今回は途中で引き返しましたが、登山ガイドによれば地蔵平がかなり広く明るい広場になっているようなのでここまで登ってみたいところですが、片道2時間くらいかかるようなので撮影しながらだと3~4時間はかかってしまいそうなところが難点です。

大又沢林道での目撃記録

  • オナガアゲハ(2頭)
  • アサギマダラ

歩いたのは16時過ぎだから、目撃記録が少ないのは当たり前ですね。

大又沢林道での成果写真

有りません。

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