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未同定
生田緑地(初山地区)
- 2012-05-09 (水)
- 生田緑地
未upのEntryが溜まっている。 もう6月(本日は6月1日)というのに、やっと5月9日のEntryである。
元々「誰かに写真を見てもらう」為のBlogでなく、自分の記録用(→当Blog初回記事参照)だったはず、 と初心を思い起こし、文章なんか練れてなくて良いのでぽんぽん無味乾燥な記事をUpするようにしたい。
ということで、5月9日である。
この日は夕方(15時過ぎ)から生田緑地へ散策に。時間も遅いので緑地全体を歩く時間は無いということで、
久しぶりに初山地区に限定して歩いてみた。
ここには、クロコノマチョウの越冬個体を「狙って探せる」ポイントがあるのだが、どうも様子が例年と違う。 林縁、林床の下草がかなり丁寧に刈り払われていて、藪として残っている面積が例年よりかなり狭い。 その上、冬の間に新しい周遊路が設けられたようだ。(ということは冬の間工事が行われていたということ)
「これは、クロコノマチョウの越冬個体もどっか他へ行っちゃってるよな?」
と思いつつしばらくガサゴソと残った藪を探索するも、やはり居ない。 残念だが今年の「狙って探す」は諦めた。
ちょうどクロヒカゲの出始めの時期のようで、個体数はまだ少ないものの綺麗な♂個体がテリトリーを張っていた。
他には、ヒメウラナミジャノメ、スジグロシロチョウ(ヤマト?)、ベニシジミくらいしか見られなかった。
新園路
せっかくなので出来たばかりの新園路も歩いてみた。 樹林内を歩くコースで、途中明るくなるのはゴルフ場の脇を通るくらい。 林床をクロヒカゲやヒメウラナミジャノメが飛んでいたが、蝶の観察をするコースではない。
…とある樹の幹を20cmくらいあるムカデが這っていた。 ちょっと気色悪いけど…カメラ!と用意する間もなく樹の割れ目に潜り込んでいった。
残念、間に合わなかった…。
と思った次の瞬間、割れ目からゲジゲジが驚いたように追い出されてきた。
- ゲジゲジ | 生田緑地
- RICOH R8
- ムカデもゲジゲジも…身の毛がよだつほど嫌いである。(なのに撮る。怖いモノ見たさかw) 幹の割れ目にムカデの姿も垣間見える。
以上。
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多摩動物公園-昆虫生態園
- 2012-01-03 (火)
- 多摩動物公園-昆虫生態園
新年初の Entry は「泉の森・ふれあいの森のムラサキツバメの越冬小集団の越年確認」と思って昨日(1月2日)出掛けたのですが、なんと塒の有る「見本園」が施錠されていて入れず、確認できませんでした。orz
まさか施錠されているとは予想外。新年初っぱなの出鼻を挫かれてしまいました。
気を取り直して泉の森・ふれあいの森を一周し、座間谷戸山公園へ移動してやはり一周してみましたが、残念ながら収穫はまったくありませんでした。
さて、今日もまた良い天気でしたが、まだ3日なのでふれあいの森の「見本園」はまだ施錠されているだろうし、どこへ行こうか。 としばし考えて、多摩動物公園の昆虫生態園へ行ってみることにした。 以前から「一度行ってみたい」と思っていたところです。
昨年の沖縄旅行でも見られなかった南方系の蝶たち
昨年の沖縄旅行時にも見られなかった南方系の蝶たち。 沖縄等へ観光旅行ではない「遠征」に出かけることは当分無いので、かなり楽しめた。 探さずとも蝶がたくさん見られるので、撮影練習にも良いかな。 この冬の間にもう一度来ようかしら。
他にも、ベニモンアゲハ、シロオビアゲハ、ナガサキアゲハが飛んでいたがシャッタースピード優先モードにするのを忘れていて盛大にぶれてしまっていた。 オオゴマダラやアサギマダラも居たが撮影済みなので何となく食指が動かなかった。
むしろ、キチョウ(Eurema)属が多数飛んでいたので「ミナミキチョウかタイワンキチョウか?」と追いかけてみた。
…しかし、YODAさんのキチョウ(Eurema)属類似3種の翅裏比較図|蝶鳥ウォッチングを参考になんとか同定しようと頑張ってみたが、さっぱり分からない。申し訳ないが「未同定」で掲載することにした。もっと経験を積んでから再度同定に挑戦しよう。
訪れたのが夕方近く、時間が遅すぎて蝶たちは既に休息モードに入りかけていた。 屋内だから時間が多少遅くても大丈夫、なんてことはなかったようだ。 その上、大温室に入った途端に寒暖差でカメラのレンズが曇ってしまい、時間を浪費してしまった。 今度はもっと余裕を持った時間に来て、じっくりと撮影の練習をすることにしよう。
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泉の森+ふれあいの森(ムラシ・ムラツ探索その5)
- 2011-12-04 (日)
- 泉の森・ふれあいの森
本日は、恐らく年内最後の終日Fieldwork日になるだろう。
前回何とか無事にムラサキシジミが撮れたので、今日はムラサキツバメを撮りたい。
東高根森林公園だとムラサキツバメは運に左右されるので、もう少し確実に見られそうなところへプチ遠征することにした。
そこで、地図と睨めっこして選んだのが大和市の「泉の森」、座間市の「芹沢公園」「座間谷戸山公園」の3公園。 Googleで検索すると、どの公園でもムラサキツバメの集団越冬が観察されているようだ。 しかも「泉の森」が国道246号線沿いでアクセスが容易。 他の2つの公園も「泉の森」から近く、公園間の移動も容易そうだと考えたのが選択理由です。
泉の森・ふれあいの森
9時半前に現地到着を目標にしていたが、出発が遅れたり駐車場に迷ったりしているうちに10時を過ぎてしまった。
最初に現れたのはテングチョウ。 公園に入った直後で、まだカメラをバッグから出していなかったので大慌てで取り出して撮影。
続いてツマグロヒョウモン♀
公園に入ってすぐに上記2種が現れたので幸先が良いと思っていたのだが、この後が続かなかった。 ヒメアカタテハ1頭を見かけた(撮れず)くらいで、ムラサキツバメどころかムラサキシジミすら見られない。 1時間半近く何も撮れないまま時間が過ぎた。 天気は良かったのに…。
泉の森園内をぐるーっと回った後、隣接のふれあいの森の方へも歩みを進めたところ、「緑の見本園」という一角があった。 2年前の生田緑地での観察で、ムラシ・ムラツともにサザンカに吸蜜に来るのを知っていたたため、 見本園ならサザンカがあるのでは、と思って入ってみた。
見回してもサザンカは見当たらなかったが、マテバシイが結構ある。…が、ムラサキツバメは見あたらないなあ。
と思っていたところへウラギンシジミ♀が現れた。ようやく本日3頭目の撮影。
足下に目を向けると、擦れたヤマトシジミが飛び交っていた。また、キタキチョウも静止場所を探している様子だったので根気良く待って撮影した。
パンジーの花壇に擦れまくって紋様が剥げちょろになったセセリもやって来た。 後翅裏面の紋様はまったく確認できない。かろうじて前翅裏面先端部に紋様の痕跡が見られるが…。
チャバネセセリ系。 かろうじて見える前翅裏面先端部の紋様の揃い方から見てイチモンジセセリ、ミヤマチャバネセセリではないと思われる。 しかし、オオチャバネセセリとチャバネセセリはどっちもあり得そうで分からない。 ということで、未同定です。
こうして20~30分ほど時間を使っているうちに、当初居なかったムラサキツバメが現れてくれた。 最初にウラギンシジミが現れてくれなかったら、逢えなかったところだ。
- ムラサキツバメ | Narathura bazalus | ふれあいの森
- SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- 最初に現れた1頭。やや擦れ気味の♂個体。
- SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- やや奥まった陽だまりのアオキの葉で開翅した割とスレてない♂個体。もっと寄って撮りたかったが。
- SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- 3~4枚目は同一個体。下草の上で翅を開いた♂個体。かなり近寄れたが擦れてる。
- SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- アオキの葉上で開翅した♂個体。擦れは少なそうだが、今度も近寄れず。
- SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- マテバシイの葉上で開翅した♂個体。後ろからの撮影でピントが頭に合ってない。
- SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- マテバシイの葉上で開翅した個体は、これもまた♂。撮る角度を変えようとしたら翅を閉じたり開いたり。
どうも、擦れ個体の方が警戒心が緩い気がする。
最初の1頭が現れた後は、半径10~20mほどの一角に次々とムラサキツバメが現れ、マテバシイやアオキ等の陽あたりの良い葉の上で翅を開いてくれました。
撮れてない個体も含めて全部で5~6頭程度は現れたでしょうか。
しかし、撮れた個体はどうも♂ばかりのようです…。
そのうちに、どうも越冬態勢に入ったっぽい雰囲気の個体が1頭。
3分後。もう1頭やってきて並んだ。おおっ!ここに集まるのか?
もうしばらく観察していれば、さらに多数の個体が集まってくるのだろうか。 しかし、まだ時間は12時半。集結するにしても時間がかかるであろうと考え、後でまた戻ってくることにしていったん離れることにした。
もう一度、泉の森方面へ戻り、しらかしの池周辺を一周した。
ふれあいの森から泉の森方面へもう一度戻る途中、ようやく本日唯一のムラサキシジミが現れた。
しらかしの池周辺にはしらかしやマテバシイが多数あるので丹念に見て回るが、全く収穫無く、 14時過ぎに再び見本園のポイントに戻ってみたところ、集結個体が3頭に増えていた。
さらに15時半ごろにもう一度戻ってみたら、集結個体は4頭に増えていた。
♀がまったく撮れていなかったり、もう少し綺麗な個体の開翅写真を撮りたい等、まだ課題は残っているが、ムラサキツバメを撮れて満足な一日になった。午前中は、まったく撮れずに「いつもどおり東高根森林公園にしておけばよかった」と後悔しかけていましたが。
芹沢公園・座間谷戸山公園
今回のFieldworkは、結局泉の森と隣接のふれあいの森だけで終わってしまった。 芹沢公園だけは3頭になった越冬集団を撮った後、様子見に一度移動して一周だけしてみたが、 もう蝶が出てくる時間は終わっていたし、ムラサキツバメのポイントになりそうな場所は見つからなかった。 また、座間谷戸山公園の方は時間が足りずに足を運ばずに終わった。
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キリシマ探索(西丹沢)
- 2011-07-29 (金)
- 西丹沢
キリシマミドリシジミ狙いで西丹沢・大又沢林道を訪れた。
昨年の8月6日に初見は済ませていますが、当時のコンデジ(RICOH R8)で手も足も出なかったので、今期の新兵器 SONY α55 + SIGMA 70-300mm を携えての再挑戦。そもそも、今期一眼デビューしたのはこの再挑戦のためと言っても過言ではありません。しかし、出発がやや遅れて現地到着が10:30頃と遅くなってしまいました。私が知っているキリシマポイントは3箇所ですが、一番撮影条件が良いのは最奥のポイントなので1時間程度歩かねばなりません。キリシマポイント到着まで、なるべく雑魚は放っておいて急ごう…、と思っていたのですが…。
カラスアゲハ & ミヤマカラスアゲハ
先を急ぐはずが、吸水中のカラスアゲハとミヤマカラスアゲハを見つけて早速足を止める羽目に。3頭が吸水集団を形成していましたが、近寄ったらすぐにばらけてしまったので個別に撮影。
最初のキリシマポイント
最初のキリシマポイントは浅瀬ゲートを過ぎてすぐの大又沢分岐。距離があるので撮影は無理ですが、昨年は多数のキリシマミドリシジミが乱舞しているのが見られ、発生確認には良いポイントです。橋の袂のアカガシ大木を見上げましたが、キリシマミドリシジミが現れる気配は有りません。ちょっと時期が早すぎるのでしょうか。あるいは、既に発生しているが、昨年秋に崩落した林道の復旧工事の為にダンプが頻繁に出入りしているので、ここで発生していたとしても他所へ拡散してしまっているのではなかと思われた。キリシマポイントは他に2箇所あるのですぐに諦めて歩を進めることにした。
第2キリシマポイント迄の途中
なるべく先を急ぎつつも、時々は足を止めて撮影しました。
第2のキリシマポイント到着
ようやく第2のキリシマポイントに到着したが、既に11:30をまわっていて遅すぎた。ポイントのアカガシを見上げるがキリシマミドリシジミは飛んでいない。また、林道崩落のため、残念ながら一番撮影条件の良い第3のキリシマポイントへ向かうことは出来ないようだ。(春に来たときは数十cm程度のルートが残っていたが、復旧工事のためにいったん崩されて残っていなかった)
見上げていると、それでも時折キリシマミドリシジミが飛び出すが、1時間半ほどの間に3~4回程度、いずれも明後日の方向へ飛んでいって撮影可能エリアには来てくれることはなかった。
帰途
これ以上長居しても成果は上がりそうになかったので、戻ることにした。
メイン・ターゲットのキリシマミドリシジミは撮れなかったが、カラスアゲハとミヤマカラスアゲハの吸水集団が撮れたり、ボロ個体だがミスジチョウに初めて出逢えたりと楽しめた。キリシマミドリシジミについては、8月初旬頃にもう一度チャレンジする予定だ。
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北海道
- 2011-07-28 (木)
- 未分類
北海道旅行中に何枚か写真が撮れたので記録だけ残しておきます。 蝶探遠征ではなかったので事前調査等一切無し。 未見の蝶、良さそうなポイントを見つけてもスルー。 たまたま周囲に静止してくれた蝶のみ撮りました。
初見・初撮影記録
まずは、初見・初撮影の種から。 さすが北海道で、特段も探索を一切していないのに、初見・初撮影種が3種もあった。
キバネセセリ
登別と旭川で2回遭遇しました。 初見・初撮影種のはずですが、どうも既視感があります。 本州にも居る種ですし、実は見たことあるけど蛾だと思ってスルーしてたってことはあるかもしれません。
オオヒカゲ
やけに大型のヒカゲチョウがあちこちたくさん飛び回っているなあ、と思っていた。 思い当たるのはオオヒカゲしかない。近くに停まってくれないかなと思っていたら、 偶然オオヒカゲとコムラサキが集まっている樹液酒場を見つけた。
エゾスジグロシロチョウ
ラベンダーに多数訪花していた白蝶。 エゾシロチョウやオオモンシロチョウではなかったので、何となくスルーしていたが、 よく考えたらエゾスジグロシロチョウだった。 後で気が付いて慌ててメモリーを確認したら、ピンボケだが1枚だけ撮影していた。
初見・初撮影だけど同定困難。何のゼフィルス?
早朝の樹林内にて、地上約3mの葉上に静止しているゼフィルスを発見。 しかし、翅の裏面だけ+一部が見えていないので、ゼフ初心者には同定不能。
その他の蝶たち
まずはアゲハチョウ科から。 北海道といえば美麗ミヤマカラスアゲハですが、バス車窓からは何度か目撃しましたが、撮影機会はありませんでした。 撮影できたのはキアゲハの幼虫&成虫のみ。
シロチョウ科では、エゾシロチョウとオオモンシロチョウなら比較的逢える確率が高いのでは、と勝手に期待していたが、残念ながら逢えなかった。
登別では、ゼフィルスが翅を煌めかせてスクランブルする様子がロープウェー両脇や温泉街から見上げた斜面等あちこちの樹冠部で見られ、歯噛みする思いだった。
どこへ行っても多数見られたのがヒョウモン類とクジャクチョウ。ただ、ヒョウモン類はロープウェーから見下ろした斜面やバスの車窓からは多く見たが、観光中はあまり周囲に現れなかった。反対にクジャクチョウは観光中もごく普通に現れた。北海道では多産するようだ?
ミドリヒョウモン
クジャクチョウ
バス移動中、どこでも川さえあれば柳の木が目についた。きっとコムラサキは道内のどこでも普通に見られるに違いない。
登別の樹林周辺ではクロヒカゲが多く見られた。
タテハ系では他に富良野のラベンダー畑でイチモンジ系の蝶が1頭現れた。(明らかにミスジ系ではない) ヒョウモン類と同じくらいの大きさに見えたので「すわオオイチモンジ?」と思ったがすぐに飛び去ってしまった。
但し、後から思い返してみるとメスグロヒョウモンの♀の可能性もあるなあ。周辺の環境からするとそっちの方が可能性が高そう。
富良野のラベンダー畑の周辺ではスジグロチャバネセセリが比較的多く見られた。 1枚目と2枚目は別個体。 1枚目の個体は裏面写真しかないので以前調べた判別法を見たが、どうもよく分からない。(1枚目がヘリチャな気がしてきた) だが、蝶鳥ウォッチングというBlogで判別法が詳しく解説されているのを新たに見つけた。これは素晴らしい。
結論としては、両方ともスジチャだった。 ついでに以前調べた判別法の2番目は♀限定で、♂の判別には使えないことも分かった。 さらに「日本産蝶類標準図鑑(白水隆)」を見たら、スジチャについては富良野は他産地から飛び離れた産地とあったが、ヘリチャは逆に富良野以北には分布しない、とあった。何だ、悩んで損した。
蝶以外の昆虫
大好きなヤママユガ科のクスサンの終齢幼虫を見かけた。
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