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早野の里 Archive
ミドリシジミとオオミドリシジミを初見・初撮影
- 2012-06-14 (木)
- 早野の里
ようやく6月14日の記事をup。 えーと、1か月と…4日遅れです。 全然挽回できない。orz
そろそろミドリシジミが出ているだろうと前回と同じ早野聖地公園へ。 霊園駐車場に車を停め、真っ先にハンノキ林へ向かった。
ハンノキ林に着くと、えーと、1・2・3………、何と10人近くの撮影者の姿がありました。
早速5人ほど集まって話しているグループに近付いて「ミドリシジミ出てますか」と聞いてみると、
「たくさん出てますよ~」という嬉しい返事が。
ついでに、「90mmマクロと300mmの望遠なんですけど、どっちが良いですか」と聞いてみた。
答えは、「人が多いので300mmの方が無難ですよ」
ということで、300mm標準装備にし、集団から離れて独りでハンノキ林内の木道へ歩みを進めてみたところ…。
いきなり♂開翅のビッグチャンス
いきなり足下数十cmの近距離にミドリシジミが舞い降りた。 しかも、すぐにガバッと翅を開いたと思ったら、燦然と輝く♂!
思わずびくっと足を止めた後、驚かさないようにゆっくりとカメラを構えてEVFを覗いた。
「近すぎる…!」
近すぎて合焦しない。
そこで一歩下がれば良かったのかもしれない。 しかし、翅を開いて静止している様子を見て「大丈夫かも…!」と90mmマクロへのレンズ交換の判断をしてしまったのが運の尽きだったか。 レンズ交換中はそのまま静止していてくれたにも関わらず、交換が終わって再びカメラを構えようとした次の瞬間、パッと飛び去ってしまった。
証拠写真すら無し。orz
♂の開翅シーンはこの他に2回撮影チャンスがあったが、いずれも撮影に失敗したので結局♂開翅写真は無し。 ただ、後の2回は開翅時間が短かったりと撮影条件があまり良くなかったので諦めもついた。 かえすがえすも、最初のビッグチャンスを判断間違いで逃してしまったのが悔やまれる。
初見・初撮影のミドリシジミ
さて、昨年までも東高根森林公園や生田緑地で、夕暮れのハンノキ樹上を卍飛翔する黒い影は見ていましたが、 あくまで「黒い影」を見ただけで「ミドリシジミ」とはっきり確認できていませんでした。 なので、実はミドリシジミは初見・初撮影なのです。
最初の♂開翅ビッグチャンスの次に現れたのは♀。この2頭目の♀も開翅してくれました。A型です。
他の方と一緒に撮影した開翅してくれた♂。残念ながらタイミングが合わず、開翅シーンは撮れなかった。 それでも、1枚目の方は眼にピントが来ていないがと表翅の構造色の緑がうっすらと見える。
- ミドリシジミ | Neozephyrus japonicus | 早野聖地公園
- SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- 木道からやや遠めに停まったのを私が見つけ、近くの撮影者達に声をかけて4~5人で撮影。
90mmマクロではちょっと遠いなあと、70-300mmにレンズ交換している最中に「開いた!♂だ!」
タイミング悪すぎ。レンズ交換完了時には全開翅は既に終了。
眼にピントの来ていない、半開翅証拠写真を撮るのがやっとだった。
- SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- その後しばらくモデルになってくれたものの、まったく開翅はしてくれず終い。
羽化直後の♂個体も見つけた。横浜のI氏と2人で「ヤラセ」と言いながら撮りやすいところに移動してもらったりと楽しく撮影。
- ミドリシジミ | Neozephyrus japonicus | 早野聖地公園
- RICOH R8 + 一脚(インターバル撮影)
- 葉かぶりするので、一脚に取り付けた RICOH R8 を下草の間に差し込んでインターバル撮影。
- SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- I氏と2人でしつこく撮り過ぎたか、まだろくに飛べないのに場所を移動。ちらりと表翅の煌めく緑が見えた。♂です。
- SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- 今度は葉かぶりしない位置だったので、90mmマクロで思い切り寄って撮影。
- RICOH R8
- 日陰だったので、日向に移したら開くかもとI氏が場所を移動させた。上から見下ろすようにして待つも、なかなか開かない。
- RICOH R8
- 広角にして背景を入れて撮影。しばらく粘ったが、最後までこの個体は開翅してくれなかった。
この個体は♀なのを確認済み。
他にも♂♀確認できていない個体の写真も多数。とりあえずあと3枚だけ載せておきます。
オオミドリシジミ
栗の花ポイントにはオオミドリシジミ♂も1頭現れた。もちろん、初見・初撮影だ。
- オオミドリシジミ | Favonius orientalis | 早野聖地公園
- SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- 他の撮影者が多かったので最初は遠慮して90mmマクロや70-300mmで撮影。
しかし70-300mmだと手振れが多くて見せられる画像がない。これは90mmマクロで撮ったもの。
- RICOH R8 + 一脚(インターバル撮影)
- 他の皆さんがひと通り撮影したのを見計らって、ひと言断って一脚利用のインターバル撮影に挑戦。
- RICOH R8 + 一脚(インターバル撮影)
- 無理に遠めから狙うよりも歩留まりが良い。 一脚利用のインターバル撮影をする方は他に居らず、皆さん興味津々。 いや、私も他Blogのモノマネなんですけど…。
私も一脚利用のインターバル撮影で目立っていたようですが、他の撮影者の行動力とバイタリティには脱帽。 例えば斜面上の藪にミドリシジミが降りた時など、私なんかは斜面の下から「どこだ?」と目を凝らすだけなのに、 それはそれは凄い勢いで斜面を駆け上がっていき、写真に収めてくるのです。
…私にはできない。
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ミズイロオナガシジミと羽化直後テングチョウの開翅(早野聖地公園)
- 2012-06-10 (日)
- 早野の里
午前中限定で時間が取れたので、そろそろミドリシジミが発生していないか?と早野聖地公園へ。
残念ながらミドリシジミはまだ発生していませんでした。 また、前回新鮮な個体が多数見られたウラナミアカシジミも一段落ようで、見られたのはややスレ気味の個体2頭のみでした。 それでも園内を一周すると、新鮮なミズイロオナガシジミや羽化直後のテングチョウが蛹の抜け殻の傍で開翅しているのを見ることができました。
以上
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早野聖地公園のウラナミアカシジミ
- 2012-06-02 (土)
- 早野の里
もう7月だというのに、ようやく6月最初のfieldnoteを記事化。亀更新にも程があるよね。
ということで、6月最初のfieldworkでは早野聖地公園を訪れました。 まず最初は、ミドリシジミにはまだ早いと思うけど、様子見を兼ねてハンノキ林のある谷戸へ。 ここでは、クロアゲハ、越冬明けテングチョウ、アカシジミなどが居ました。
アカシジミは遠くて上手く撮れなかったので、クロアゲハと越冬明けテングチョウの写真を載せておきます。
※7/9追記※
そういえば何で「遠くて上手く撮れなかった」んだっけ?…と考えてて思い出しました!
SIGMAの70-300mmが故障して90mmマクロしかなく、どうにもならなかったのでした。
- テングチョウ | Libythea celtis | 早野聖地公園
- SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- ほんの3日前に新成虫が群れを成して吸水しているところを観察したばかりだが、まだ越冬成虫が生き残っていた。
アカシジミが撮影できずにがっかりしつつ霊園側に場所を移した。 アカシジミ狙いなのか、継ぎ竿でコナラを叩いている方が居た。 私も霊園周囲のコナラ、クヌギなどを見てまわったところ、ウラナミアカシジミが低めに張り出したクヌギの枝に静止していた。
- ウラナミアカシジミ | Japonica saepestriata | 早野聖地公園
- SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- 2枚は同個体を別角度で。90mmマクロでここまで寄れる位置に静止してくれているとは、なんてラッキー。
- SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- RICOH R8 + 一脚でインターバル撮影しようとして少し高い枝に移られてしまった。それでもこの程度には撮れる位置。
- RICOH R8 + 一脚(インターバル撮影)
- もう一度、RICOH R8 + 一脚でのインターバル撮影にチャレンジ。こんなのが撮れた。
- SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- もう一度α55で撮影。撮影しやすい距離だったが、それでもRICOH R8 + 一脚でのインターバル撮影の方が良い写真が撮れた。
さらに、クヌギの若木が立ち並ぶポイントへ行ってみると、10m間隔くらいで目線の高さでウラナミアカシジミの新鮮個体に遭遇するという事態に。 4~5頭くらいは居ただろうか。 もっとも、あまりにも良い条件だったので興奮しすぎ、90mmマクロで画面一杯に大写ししようと頑張りすぎて逆に大失敗。 1枚も撮れないうちに飛ばして逃がしてしまったり、結局撮れたのは4~5頭も居たのに撮れたのは2頭のみ。 それも葉かぶりしているなどちゃんと撮れていない。チャンスをまったく活かせなかった…。
最初の個体のところに戻ってみると、同じ枝にまだ静止していたのでもう一度90mmマクロとRICOH R8 + 一脚のインターバル撮影で撮影。
ウラナミアカシジミ撮影の合間には、サトキマダラヒカゲやイチモンジセセリ、クロヒカゲなども撮れた。
このあと、もう一度アカシジミを撮るために寺家へ移動した。
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