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2012-05
迷子になった末に辿り着いた栗の花ポイント
- 2012-05-31 (木)
- 寺家
午前中に訪れた新治市民の森ではウラゴマダラシジミが現れないのが未練で、結局14時近くまで粘ってしまった。
その後、いったん港北NTの「くじら軒」で昼食ラーメンを食した後に寺家ふるさとの森へ移動。 到着時間は概ね15時半くらい。だいぶ遅い。
ここでは、以前見つけておいた栗の花ポイントでアカシジミを狙うつもりで移動してきた。 寺家と言いつつ、そのポイントは町田市の三輪側へひと山超えたところ…。
ところが、久しぶりで三輪側へ超える道を間違えた。 予定していた道と違う道を三輪側へ出て、そのまま栗の花ポイントを探してぐるぐる歩きまわったものの、 最終的には現在位置まで分からなくなってしまい、結局いったん寺家側へ戻って出直す羽目になった。 いったん寺家側へ戻るまでに費やした時間は約1時間…。 つまり、目的の栗の花ポイントに到着したのは16時半頃であった…。
迷っている間に撮影した蝶
道に迷っている間も、ただ歩いているだけでなく一応撮影はしていた。
まずはヒメキマダラセセリ。
クロコノマチョウの越冬個体まで現れた。
イチモンジセセリが複数個体居た。1頭だけ撮れた。
他には、ここでもキタテハの新成虫が数多く見られた。 また、スレ気味で写真には撮らなかったが、コチャバネセセリ、ダイミョウセセリ、イチモンジチョウなどが目についた。
蝶以外では、赤いカミキリが多かったので1枚だけ撮っておいた。
本来の目的地、栗の花ポイント
ようやく栗の花ポイントに着いた。
イチモンジチョウ、テングチョウと並んで、目的のアカシジミも吸蜜に来ていた。 ここでは、最短5秒間隔で自動的に合焦・撮影を行ってくれる RICOH R8 のインターバル撮影機能を利用し、 一脚に取り付けたカメラを高く差し出して撮影。 まだ慣れないので、なかなかフレームに収まらなかったりととにかく歩留まりが悪く、肝心のアカシジミは証拠写真しか撮れなかった。 イチモンジチョウに関しては見られる写真が撮れ、慣れれば良い写真も撮れることは分かった。
あと、地図で確認したら栗の花ポイントは町田市三輪ではなく寺家側だった。迷うわけだ。
栗の木を見上げてばかりいたが、足下にもクロヒカゲなどが居た。 交尾個体を発見したので、こっちは α55 で撮影。
以上
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テングチョウとキタテハ天国
- 2012-05-31 (木)
- 新治市民の森
平地性ゼフィルスのうち、出現時期の早いアカシジミ、ウラゴマダラシジミを目的に Field に出た。出陣先は昨年ウラゴマダラシジミを観察した横浜市の新治市民の森。より難易度の高いウラゴマダラシジミの「ポイントが分かっている」のが選択理由です。
ちょうどテングチョウとキタテハの発生盛期に当たったようで、両種とも多数の新鮮個体があちこちで集団吸水している姿を観察できた。
- テングチョウ | Libythea celtis | 新治市民の森
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- SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- 吸水中のテングチョウ三態。2枚目と3枚目は同一個体だが1枚目はたぶん違う。
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- SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- キタテハに比べて敏感で寄るのに苦労したが、何とかほぼ真上から開翅吸水中の新鮮個体の撮影も出来た。2枚目のみ縦位置写真になっていたのでトリミングして上下をカット。
- SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- 吸水中の個体ばかりで飽きたのでこんなのも時々狙ったが、ほとんど撮れなかった。
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- SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
- 羽化直後の個体も見つけた。1枚目はイボタの葉に停まっていた♀個体。 実物は写真の数倍綺麗だったが、腕が無く表現できないのが悔しい。 2枚目の個体は下草で羽化し、まだ蛹の抜け殻に掴まっている状態。
キタテハの方はぼろぼろの越冬個体も1頭吸水に訪れていた。
他にも、新鮮なルリシジミが2頭吸水に来ていた。
イチモンジチョウも個体数が多かったが、既に盛期は過ぎて擦れた個体が多かった。
かなり飛び古した個体だが、コチャバネセセリがイボタの花に来ていた。
モンシロチョウも新鮮な個体が多数飛んでいたが、真剣に狙わずまともな写真はこれ1枚きり。
肝心のゼフは?
肝心のゼフィルスですが、ウラゴマダラシジミは1頭も姿を見せませんでした。
がっかり。
まだ早かったのか…?それとも少し離れた吸水ポイントでテングチョウやキタテハを撮っている時間帯に現れたのか?
アカシジミは栗の花のポイントで逢えるのを期待しましたが、逢えませんでした。
新治市民の森では当初予定よりも長く14時近くまで粘りましたが、ウラゴマダラシジミは諦めてアカシジミが探しやすい寺家ふるさとの森に移動することにしました。 寺家での成果については別記事に分けます。
蝶以外
蝶以外に、トンボとトカゲを撮ったので載せておきます。
平成24年6月24日追記
1頭写真だけUpして載せ忘れていた。
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多摩川散策
- 2012-05-26 (土)
- 多摩川(右岸川崎市部)
続いて、午後(夕方)に散策に出た多摩川の話です。 もう夕闇迫る時間帯でしたから、あまり遠出せずに東名高速の高架~宿河原堰を往復しました。
この付近で唯一の黒系アゲハ吸蜜ポイントでジャコウアゲハ。
さすがに時期外れで破損が激しい。 今年の春は宿河原のジャコウアゲハ多産地を訪れるのを忘れていました。
続いてモンシロチョウ。新鮮な2化目?3化目?
かなり夕闇が降りてきた頃になって新鮮なヒメアカタテハが居た。 フラッシュ無しではブレまくったので内蔵フラッシュを焚いて撮った写真2枚を掲載。
以上。
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黒系アゲハが集まる休息ポイントが存在する?
- 2012-05-26 (土)
- 東高根森林公園
午前中に東高根森林公園へ、午後(夕方)に多摩川へ、いずれも1時間ほどの短い時間でしたが散策に行きました。午後(夕方)の多摩川については次Entryに回すことにして、本Entryでは午前中の東高根森林公園について書きます。
まず最初に前回同様に栗の花のポイントを確認しましたが、まだほとんど咲いていないようなのでそのまま奥へ向かいました。
湿性植物園奥のアゲハ蝶道ポイントでしばらく様子を見ましたが、やはりこの場所では停まらないようなので、これも諦めて先に進みました。
前回ダイミョウセセリを撮影した場所とそう離れていない場所に、またダイミョウセセリが居ました。但しだいぶスレています。
ここで新たな発見が。
クロアゲハ、カラスアゲハ、ナガサキアゲハなどが数十秒間隔で次々と通りがかる蝶道です。 まあ、ここが蝶道になっているのは以前から知っていましたが、その蝶道の一角、約3メートル四方程度の、食樹も花も無い一見何でもない空間にさしかかるアゲハ達が、何故か次々に静止して休息しようとするのです。
もっとも、個体同士の縄張り意識があるらしく、1頭が静止してもすぐに別の個体が通りがかって、それを追い立てに飛び立つのでめまぐるしい。 静止個体はしばらくは同一個体が何度か場所を変えて静止するのですが、そのうち静止個体が入れ替わる。
アゲハに蝶道があるのは知っていましたが、休息ポイントがあるとは知らなかった…!
狭い範囲のことでも1回1回の静止時間が短いので、なかなか近寄って撮影するチャンスはなく、破損の酷いクロアゲハを2個体撮るのがやっとでした。カラスアゲハはもう少しマシな個体が居ました。ナガサキアゲハは♀が1頭だけ通りがかりましたが、これは静止せずに行ってしまいました。
ナガサキアゲハが静止しないで行ってしまったのがちょっと悔しく、しばらくそこで待っていましたが2度目の飛来はありませんでした。諦めて先へ進むと、これも前回撮影したのとほぼ同じポイントにサトキマダラヒカゲが居ました。但し、斑紋は微妙に違うので別個体。
続いてオオミズアオの♂。
そして最後にサプライズ。モンキアゲハ。 もう、とにかくダッシュで追いかけてようやく証拠写真1枚だけGET。 地元では初見です。
以上、おしまい。
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東高根森林公園
- 2012-05-23 (水)
- 東高根森林公園
午前中、短いが1時間程度時間が取れたので東高根森林公園へ。 そろそろアカシジミが出ていないかと思ったが、ポイントの栗の花もまだ開花しておらず、さすがに早すぎたようだ。 時間がないのでクロヒカゲあたりには目もくれずに早足で園内を一周。
割と新鮮なコジャノメが居ました。
ツマグロヒョウモンの♂が居たので撮る。
5月16日に生田緑地でぴかぴかのダイミョウセセリを撮り逃したが、この日東高根森林公園で撮ったダイミョウセセリもまあまあの鮮度の個体に見えた。
やはり5月16日にぴっかぴかの個体を撮り逃したサトキマダラヒカゲ。 慎重に寄って撮ったつもりだったが…。 眼にピントがばっちり合った写真はどれも後翅縁が枠外にはみ出ていた。失敗。
最後に木道から見下ろす位置に居たセセリ。翅裏面が撮れず、表面だけだと難しいのですが、一応コチャバネセセリで合っていると思います。
他には、湿性植物園奥のクロアゲハ、ナガサキアゲハの蝶道で暫く様子を窺ったのですが、停まる気配がなかったので諦めました。 この日はクロアゲハがほぼ9割で、ナガサキアゲハは1~2頭しか現れませんでした。
蝶以外の昆虫
カミキリとコメツキ。特にコメツキは櫛状の立派な触角が珍しく、蝶以外にはほとんど興味のない私ですが、思わず「これは撮らなくては!」と思いました。
以上。
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午前中限定で多摩川へ
- 2012-05-19 (土)
- 多摩川(右岸川崎市部)
午前中限定で多摩川へ散策に出た。時間が限られていてあまり遠出は出来ないので、少し考えていつもと違うエリアへ行ってみることにした。
多摩川原橋~稲城大橋間の右岸には堤防沿いが樹林帯になっている。 しかも水流まで距離があって樹林帯の向こう側に草原も拡がっているので、 林縁を歩けば両環境の種が撮れるのではないかと皮算用。
ということで稲城大橋の少し上流の稲城北緑地の駐車場に車を駐めて散策開始。 しかし、結果的には踏み跡すらほとんど無くてろくに歩けず、あまり良い観察ポイントでないことが分かった。
乏しい成果
樹林沿いの花木にヒメウラナミジャノメがわんさか吸蜜に訪れていた。 この花木の存在は良い。 撮れなかったけど、1度だけツマグロヒョウモンも吸蜜に来た。 もっと他の蝶も、例えばアゲハ類が来れば良いポイントなのに。
草原部ではモンキチョウくらいしか見あたらなかった。ほかにはベニシジミが少し居たかな。
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生田緑地
- 2012-05-16 (水)
- 生田緑地
夕方15時過ぎに生田緑地へ。目撃種は、クロヒカゲ、ヒメウラナミジャノメ、キアゲハ、クロアゲハ、キタキチョウ、コジャノメ、コチャバネセセリ、ダイミョウセセリ、サトキマダラヒカゲ。
コチャバネセセリはかなり飛び古した個体だが2頭。実は初見。かなり薄暗くなっていたのでピント合わせちょっと苦労した。
最後に見たダイミョウセセリとサトキマダラヒカゲはぴっかぴかの新鮮個体だったが、ちょうどSDカードの残量が無くなり、
「今日はもういいや」
と駐車場へ向かう途中だったので、慌てて撮影済み画像を数枚削除してからカメラを構えたものの、
シャッターを切る寸前に逃げられた。
メモリ残量は常に確保してないと駄目と反省。
クロヒカゲとコチャバネセセリの写真を載せておきます。
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コジャノメ
- 2012-05-16 (水)
- 橘樹郡衙付近
買い物ついでにスジグロシロチョウの多い林縁の斜面を覗いてみた。
最初に見た樹上高くを飛ぶ白い蝶。
短絡的にスジグロシロチョウと思ったが、後から別の赤班の有るアカボシゴマダラを見て、
最初に見た白いのもアカボシゴマダラだと気付いた。
スジグロシロチョウはふらふら飛んでいるのが1頭だけ見られたが端境期のようだ。
その代わりに前述のアカボシゴマダラのほか、コミスジ、ヒメウラナミジャノメ、コジャノメが多く見られたほか、 数は少ないがアゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハが蝶道を飛んでいく姿を見ることが出来た。
撮影チャンスがあったのはコミスジ、ヒメウラナミジャノメ、コジャノメのみ。 そのうちコジャノメだけ綺麗に撮れたので載せておきます。
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徒労の西丹沢
- 2012-05-12 (土)
- 西丹沢
恒例の西丹沢遠征。
昨年夏型ミヤマカラスアゲハをお腹いっぱい撮ったので、今年こそ春型ミヤマカラスアゲハをたくさん撮って卒業(来年はこの時期に別種を撮りに行く)しようと勇んで西丹沢へ出掛けました。
ところが、残念ながら天候が悪く、気温が上がらず肌寒い上に曇りっぱなしで、終いには雨まで降り出す始末。
当日確認できた蝶は、
- オナガアゲハ(わずかな晴れ間に数頭確認・未撮)
- コミスジ
- ヤマトシジミ
- ミヤマセセリ
- サカハチチョウ(未撮)
と、サカハチチョウ以外は西丹沢までわざわざ出掛けてこなくても見られる種ばかりでした。 この中では、オナガアゲハとサカハチチョウが撮れていれば、まあ何とか成果があったと言えるところですが、 肝心のこの2種が目撃のみで未撮…。orz
ああ、忘れるところでした。 現地到着前、車中からウスバシロチョウも1頭確認しました。 目的地には居なかったけど。
撮った蝶
蝶ではないが、ゾウムシの面白いのを見つけたので撮っておいた。未同定。
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生田緑地(初山地区)
- 2012-05-09 (水)
- 生田緑地
未upのEntryが溜まっている。 もう6月(本日は6月1日)というのに、やっと5月9日のEntryである。
元々「誰かに写真を見てもらう」為のBlogでなく、自分の記録用(→当Blog初回記事参照)だったはず、 と初心を思い起こし、文章なんか練れてなくて良いのでぽんぽん無味乾燥な記事をUpするようにしたい。
ということで、5月9日である。
この日は夕方(15時過ぎ)から生田緑地へ散策に。時間も遅いので緑地全体を歩く時間は無いということで、
久しぶりに初山地区に限定して歩いてみた。
ここには、クロコノマチョウの越冬個体を「狙って探せる」ポイントがあるのだが、どうも様子が例年と違う。 林縁、林床の下草がかなり丁寧に刈り払われていて、藪として残っている面積が例年よりかなり狭い。 その上、冬の間に新しい周遊路が設けられたようだ。(ということは冬の間工事が行われていたということ)
「これは、クロコノマチョウの越冬個体もどっか他へ行っちゃってるよな?」
と思いつつしばらくガサゴソと残った藪を探索するも、やはり居ない。 残念だが今年の「狙って探す」は諦めた。
ちょうどクロヒカゲの出始めの時期のようで、個体数はまだ少ないものの綺麗な♂個体がテリトリーを張っていた。
他には、ヒメウラナミジャノメ、スジグロシロチョウ(ヤマト?)、ベニシジミくらいしか見られなかった。
新園路
せっかくなので出来たばかりの新園路も歩いてみた。 樹林内を歩くコースで、途中明るくなるのはゴルフ場の脇を通るくらい。 林床をクロヒカゲやヒメウラナミジャノメが飛んでいたが、蝶の観察をするコースではない。
…とある樹の幹を20cmくらいあるムカデが這っていた。 ちょっと気色悪いけど…カメラ!と用意する間もなく樹の割れ目に潜り込んでいった。
残念、間に合わなかった…。
と思った次の瞬間、割れ目からゲジゲジが驚いたように追い出されてきた。
- ゲジゲジ | 生田緑地
- RICOH R8
- ムカデもゲジゲジも…身の毛がよだつほど嫌いである。(なのに撮る。怖いモノ見たさかw) 幹の割れ目にムカデの姿も垣間見える。
以上。
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