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2011-06

一瞬だけ緑ヶ丘霊園

今日はまったく時間が無かったので車で霊園内を通過しつつ、一箇所だけ車を駐めて2~3分間だけ周辺を歩いた。

2~3分で良さ気な蝶に出逢えるはずもなく、足元をちらちら飛んでいたヤマトシジミにレンズを向けることに。ま、こんな機会でもなければなかなかレンズが向かないから良いか。

ヤマトシジミ | Pseudozizeeria maha | 緑ヶ丘霊園
ヤマトシジミ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光
大急ぎで撮った割には、新鮮な良い個体だったみたい。

ツマグロヒョウモン蛹全滅

21日23日に前蛹から蛹化したのを確認したツマグロヒョウモンですが、今日行ったら綺麗さっぱり無くなっていました。

どうやら、花壇の主の医院の方に見つかってしまったようで…。残念。

ツマグロヒョウモン蛹×2個体

一昨日の前蛹2個体がちゃんと蛹化したのか確認した。

ツマグロヒョウモン蛹(その1) | Argyreus hyperbius | 道端(川崎市)
ツマグロヒョウモン蛹(その1)
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-equiv.) 分割測光 ±0EV WB=昼光
1個体目は無事蛹化していた。
ツマグロヒョウモン蛹(その2) | Argyreus hyperbius | 道端(川崎市)
ツマグロヒョウモン蛹(その2)
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-equiv.) 分割測光 ±0EV WB=昼光
2個体目はどうやら蛹化に失敗してしまったようだ。 但し、驚いたことに隣の抜け殻だと思っていた蛹が、実は抜け殻ではなかったらしい。 どうやら、一昨日は蛹化したてで色がまだ安定していなかっただけのようだ。

1個体は蛹化に失敗したが、結局2個体の経過観察が出来ることになった。

ツマグロヒョウモン前蛹×2個体

近所の医院敷地内にある花壇の脇で、蛹化準備中のツマグロヒョウモン2個体を見つけた。

ツマグロヒョウモン(前蛹) | Argyreus hyperbius | 道端(川崎市)
ツマグロヒョウモン前蛹(その1)
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-equiv.) 分割測光 ±0EV WB=昼光
ツマグロヒョウモン前蛹(その2)
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-equiv.) 分割測光 ±0EV WB=昼光

小さな花壇で2個体同時に見つかるとは。ほぼ毎日通る所なので、毎日注意して見ていれば羽化のタイミングも判るだろう。2枚目の方は脇に蛹も写っているが、色的に抜け殻っぽい。

東高根森林公園~狛江水辺の楽校

最近、「ちょこっと立ち寄り」程度の時間しか取れていなかったので、今日は午前中いっぱいを使ってFieldwork。しかし、東高根森林公園でゼフを見ることも叶わなければ、狛江水辺の楽校もコムラサキにはちょっと時期が早すぎたようだ。

東高根森林公園

栗の花がほぼ終わってしまってゼフに全く逢えなかった。園内で目立つのはモンシロチョウ、スジグロシロチョウ、キタキチョウ、クロヒカゲ、ヒカゲチョウくらいか。

クロコノマチョウ | Melanitis phedima oitensis | 東高根森林公園
クロコノマチョウ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光 Flash=ON
雑木林林縁の枝に静止していた。クロコノマチョウもそろそろ新成虫が出ても 良いころだが、この翅の痛み加減は越冬個体か。
ヒカゲチョウ | Lethe sicelis | 東高根森林公園
ヒカゲチョウ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光
月初めはクロヒカゲばかりだったのに、ヒカゲチョウの姿も目立ってきた。 ヒカゲチョウの発生はクロヒカゲよりもやや遅いのであろうか。

狛江水辺の楽校

木陰のある森林公園と違って、多摩川は暑い。土手沿いでは前回同様、ベニシジミとキマダラセセリのほか、ヤマトシジミが多く目に付いた。また、キアゲハが発生しており、数頭の♂がテリトリーを張っていた。

柳林の中では目当てのコムラサキは見られなかったが、サトキマダラヒカゲとキタテハが樹液に来ていたほか、カブトムシ♀の姿も見られた。

ベニシジミ | Lycaena phlaeas | 多摩川
ベニシジミ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光
キタテハ | Polygonia c-aureum | 撮影場所
キタテハ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光
不意に現れたときは、お目当てのコムラサキかと緊張した。

東高根森林公園+狛江水辺の楽校下見

本日は、夕方近くなってから東高根森林公園を訪れた。

湿性植物園で、ルリタテハがテリトリーを張っていた。 4日前にも同じ場所で越冬個体と思われるボロボロのルリタテハがテリトリーを張っていたが、今日のルリタテハは比較的綺麗な今年の新個体だ。 というか、新個体が出てくる時期になっても頑張ってテリトリーを張っていた越冬個体にむしろ感動を覚える。

ルリタテハ | Kaniska canace | 東高根森林公園
ルリタテハ(開翅)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光
ルリタテハ(閉翅テリ張り)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光
ルリタテハ(開翅テリ張り)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光
2枚目、3枚目はピントが甘いけれど、まあ雰囲気で。 本当は、花菖蒲の花弁の上でテリトリーを張る珍しい光景も撮ったのだが、 軒並みもっと酷いピンボケであえなく没。

あまり蝶が飛ばないので、そろそろコムラサキの発生が始まるであろう多摩川の様子を下見しに移動した。移動先は5月に新ポイント候補として記憶した狛江水辺の楽校だ。

柳林に入り込む前の土手の叢では、キマダラセセリやベニシジミが、そろそろ休息につこうとしていた。

キマダラセセリ | Potanthus flavus | 多摩川
キマダラセセリ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光
キマダラセセリ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光
キマダラセセリ
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光
ベニシジミ | Lycaena phlaeas | 多摩川
ベニシジミ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光
ベニシジミ(開翅吸蜜)
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光
ベニシジミ(吸蜜)
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光

柳林の中へ入ると、きちんと整備された踏み分け道が続いており、各所の柳を巡り歩くことが出来るようになっていた。これは良い。今年はやはり、ここでコムラサキを狙うことにしよう。

ムラサキシジミ

本日は朝、午後、夕方の3回、それぞれ短時間だけだが東高根森林公園を覗いた。

アジサイの葉の上にミズイロオナガシジミが居た。今期これで5頭目。

ミズイロオナガシジミ | Antigius attilia | 東高根森林公園
ミズイロオナガシジミ(5頭目)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
アジサイの株の向こう側の葉に停まっていたので、腕を伸ばしてライブビューで撮影。 バリアングル液晶で良かった。

アジサイの葉の上では、他にヒカゲチョウも撮った。

ヒカゲチョウ | Lethe sicelis | 東高根森林公園
ヒカゲチョウ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
ヒカゲチョウ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
最近、クロヒカゲばかり見ていたのでこれもクロヒカゲだと思って撮った。 よく見たらヒカゲチョウだった。ベタ開翅写真も撮ったのだがピンボケが酷かった。

湿性植物園の方でクロヒカゲ。

クロヒカゲ | Lethe diana | 東高根森林公園
クロヒカゲ(ちょっと斑紋異常?)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
前翅裏面の眼状紋が3つあるけれども、クロヒカゲでしょう。 それよりもこの個体、後翅裏面の眼状紋の上2つが融合していて ちょっと珍しい感じになっている。

帰りがけに栗の木のポイントへ。 まだアカシジミが頑張っている。

アカシジミ | Japonica lutea lutea | 東高根森林公園
アカシジミ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
210mm(315mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
いつもよりやや近めの位置で吸蜜してくれていたが、手前の葉が邪魔。

オオミドリシジミ(?)がまた見られないか期待していたが、現れなかった。

午後

最初に現れたのは越冬個体でない、新鮮なムラサキシジミ。

ムラサキシジミ | Narathura japonica | 東高根森林公園
ムラサキシジミ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
ムラサキシジミ
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光
容易に近づかせてくれたので時間があればじっくり開翅を待ったところだが、 生憎時間がなかった。しかし閉翅写真は思う存分撮った。 ところで、今まで絞りをコントロールする余裕がまったく無かったが、 今回はちょっと絞ってみた。どうだろうか。

かなりくたびれていたが、ウラギンシジミ。

ウラギンシジミ | Curetis acuta | 東高根森林公園
ウラギンシジミ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光

ムラサキシジミに時間をかけたので湿性植物園の方まで行く時間は無い。 帰り際に栗の木のポイントだけ確認。

やはり吸蜜中のアカシジミ。

アカシジミ | Japonica lutea lutea | 東高根森林公園
アカシジミ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
アカシジミの綺麗な写真は来年の課題だ。

オオミドリシジミ(?)はやはり現れない。

その代わりに、綺麗なキマダラセセリが撮れた。

キマダラセセリ | Potanthus flavus | 東高根森林公園
キマダラセセリ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
口吻をやや伸ばしかけたユーモラスな表情が撮れた。

夕方

1時間ほど歩いた。どうせなら、朝か午後にゆっくり歩けると良かったのだが。 ウラナミアカシジミが見られないかと古代芝生広場のコナラ・クヌギを見て回ったが、 今回も見られなかった。

シラカシ林内の階段を下って湿性植物園に出た。さて右左どっちへ行こうかと見回したところ、木道上を低く飛ぶシジミが目に入った。ルリかツバメか…? 目で追っていると、ハンノキの手前で樹上へ向かって高度を上げた。 高く飛ぶのはルリシジミ、と思ってさらに目で追っていると、 ハンノキの高枝からもう1頭のシジミが飛び出して絡んだかと思ったら、 そのまま絡み合いながらハンノキの梢上へ消えていった。

「あれ?もしかしてミドリシジミだったの?」

本当のところは判らない。判らないが、自分の中では「ミドリシジミを見逃した」という悔しい感覚になってしまった。

さて気を取り直して。

夕暮れの湿性植物園では、ルリタテハがテリトリーを張っていた。 但しこのルリタテハ、大層翅が痛んでおり、どうやら越冬個体の生き残りらしい。

ルリタテハ | Kaniska canace | 東高根森林公園
ルリシジミ(越冬個体)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光
ルリシジミ(越冬個体)
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光
昼間のムラサキシジミに続き、F8まで絞って撮ってみた。 もうちょっと絞った方が、もっと全体にピントが来る感じになるだろうか。

クロアゲハ♂

朝、ほんの10分だけのつもりで東高根森林公園へ立ち寄った。例によってハンノキ林まで見て回るつもりが、入口を入ってすぐにクロアゲハ♂に掴まった。

クロアゲハ♂ | Papilio protenor | 東高根森林公園
クロアゲハ♂(吸水中)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
翅にほとんど傷みが見られない。この時期に第2化は考えにくいので、遅れて羽化した第1化成虫だろう。今さら伴侶となる♀は見つからないのではないだろうか?

いつも後から気が付いて後悔するのだが、内蔵フラッシュを焚いた写真も撮っておくべきだった。

駆け足で東高根森林公園

このところ東高根森林公園に通い詰めです。但し、本日は午後に10~15分程度、ちょっと立ち寄った程度です。

雑木林林縁やハンノキ林、いつもの栗の花のポイントを足早に見て回りましたが、10~15分程度では大した成果が上がるはずもない。モンシロチョウとミズイロオナガシジミを各1頭ずつ撮って公園を後にしました。

モンシロチョウ | Pieris rapae | 東高根森林公園
モンシロチョウ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
モンシロチョウ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
モンシロチョウ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
ミズイロオナガシジミ | Antigius attilia | 東高根森林公園
ミズイロオナガシジミ(4頭目)
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F3.5 分割測光
先日から数えて4頭目。この公園、ミズイロオナガシジミはかなり多いみたい。 絞り優先モードで撮っているのに、今までファインダー内に被写体を収めるのと ピントを合わせるので精一杯で絞りはほとんどノータッチだったので、 少し弄ってみた。絞りを開けると背景がよくボケるんだっけ。

アカシジミ & ミズイロオナガシジミ

雨上がりの朝。

前回の新治では、既撮影済みのウラゴマダラシジミしかゼフの撮影が出来なかった為、本日はアカシジミの発生を確認済みの東高根森林公園を再び訪れた。ここの湿性植物園にはハンノキ林もあるし、インターネットで検索した情報によれば、運が良ければウラナミアカシジミも見られるはずだ。

真っ先に前回の下見の際に目を付けておいた栗の木のポイントへ直行。思惑通り、数頭のアカシジミが訪花しているのを確認したが、新兵器のα55+SIGMA 300mmでも高枝に訪花中の個体は証拠写真程度にしか撮れない。ただ、一頭だけ足元の叢に降りているのを見つけた。

アカシジミ | Japonica lutea lutea | 東高根森林公園
アカシジミ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
ゼフ撮影3種類目。栗の木の高枝に訪花している個体の撮影に四苦八苦していたが、ふと足元の叢にもアカシジミが1頭潜んでいるのに気付いた。ただ、叢の奥へ奥へと逃げ込むので、手前の邪魔な草が写り込まないように撮ることが出来なかった。翅はすでにだいぶ痛んでいる。
アカシジミ(栗の花に訪花)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
高枝で訪花中の個体で、一番ましに撮れていた一枚。
↓トリミングしてみた。
アカシジミ(トリミング)

そろそろ奥へ進もうと歩き出そうとしたところ、同じ栗の木の下に綺麗なミズイロオナガシジミも居た。

ミズイロオナガシジミ | Antigius attilia | 東高根森林公園
ミズイロオナガシジミ(1頭目)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
初見・初撮影でゼフ撮影4種類目です。凄く嬉しい。

橘樹郡衙付近へ移動

「ゼフィルスは栗の花に集まる」という話を大いに実感できたので、他に心当たりの栗の木はないかと脳内を検索。そういえば、たちばなふれあいの森の端にも1本良い感じの栗の木があった、と早速移動。東高根森林公園に比べるとこじんまりした林だが、ここでもゼフィルスが見られるでしょうか。

スジグロシロチョウ | Pieris melete | 橘樹郡衙付近
スジグロシロチョウ(栗の花に訪花)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
残念ながら、橘樹郡衙付近の栗の花にはスジグロシロチョウとダイミョウセセリし訪花していなかった。ダイミョウセセリはすぐに飛び去ったので、撮影したのはスジグロシロチョウのみ。

再び東高根森林公園へ

午後。再び東高根森林公園へ戻ってきた。

午前中にアカシジミとミズイロオナガシジミが撮影できたので、今度はウラナミアカシジミやミドリシジミが見られないかと徘徊。だが、残念ながらこれらの蝶は見られなかった。その代わりに、ミズイロオナガシジミを更に2頭、見つけて撮影した。どちらの個体を撮影したのも、午前中に1頭目を撮影した栗の木から50~100m程度しか離れていない範囲。

ミズイロオナガシジミ | Antigius attilia | 東高根森林公園
ミズイロオナガシジミ(2頭目)
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
2頭目。目の前で飛び立つまでそこに居るのに気付かなかった。いきなり蜘蛛の巣にかかってしまったので、蜘蛛には申し訳ないが救出。落ち着くまで何度か居場所を変えたが、遠くへ飛び去ることはなかったので羽化したばかりの個体だろうか。
ミズイロオナガシジミ(3頭目)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
3頭目。1~2頭目と比べて明らかにひとまわり小さな個体。

他にはクロヒカゲを撮影した。

クロヒカゲ | Lethe diana | 東高根森林公園
クロヒカゲ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
クロヒカゲ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
2枚目の個体は、眼状紋の周りの青い縁取りが特に美しい。

オオミドリシジミ?

最後に、もう一度栗の花のポイントに戻って見上げていると、ふっと何か飛び出した。

「ミズイロ…?」

と凝らした目に飛び込んできたのは明らかに今までに見たことのないゼフィルス。明るいグレーの翅裏を見せて葉上に停まっている。大慌てで α55 の電源を入れながら脳内を情報が駆けめぐる。

「ミドリシジミは確か、翅裏が茶色っぽかったはず。翅裏がグレーなのは、オオミドリシジミ…?」

α55 を構えてEVFに収めようとしたその瞬間、飛んでしまった!
あ~っ、と落胆しつつ雑木林の梢上へ飛び去っていくのを見送るしかなかった。

実はこの5分後、もう1頭オオミドリシジミらしい個体が栗の枝から飛び出し、今度はどこにも停まらずに雑木林の梢上へ飛び去るのを見送ることになった。証拠写真が無いので断定できないが、どうやらこの公園にはオオミドリシジミも居るらしい?

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