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アサマイチモンジ

キリシマ探索再チャレンジ(西丹沢)

7月29日に引き続き、キリシマミドリシジミ探索に西丹沢・大又沢林道へ行ってきました。

今回の現地到着は10:30頃。前回の反省がまったく活かされておりません。

浅瀬ゲート手前の吸水ポイントでは、前回同様、今回も3頭のカラスアゲハの吸水集団が出迎えてくれました。

カラスアゲハ | Papilio bianor | 西丹沢
カラスアゲハ(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
集団全体でなく、1頭に拘って撮影。

大又沢分岐~第2のキリシマポイント

相変わらず工事車両の通過が多く、大又沢分岐のキリシマポイントは望みが無さそうなのでさっさと大又沢林道を進んでいくと、行く手の方向から黒いアゲハが現れた。クロアゲハかな?と思いつつ追っていた目に後翅の大きな白紋が飛び込んできた。モンキアゲハでした。

モンキアゲハ | Papilio helenus | 西丹沢
モンキアゲハ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光 Flash=ON + Retouch
数十メートル追いかけているうちに、運良く小高い枝に潜り込んで休息を始めた。 内蔵Flashを焚いてもコントラストが出なかったので画像はRetouchしてある。 後翅の紋が見えないのが悔しい。

林道を進んでいくと、次々とカラスアゲハやミヤマカラスアゲハの吸水シーンに出逢いました。

ミヤマカラスアゲハ(吸水) | Papilio maackii | 西丹沢
ミヤマカラスアゲハ(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
やや翅の痛みが進んだミヤマカラスアゲハ。
カラスアゲハ(飛翔) | Papilio bianor | 西丹沢
カラスアゲハ(飛翔)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
吸水シーンを撮っていたら偶然飛び立った。
カラスアゲハ(吸水) | Papilio bianor | 西丹沢
カラスアゲハ(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) シャッター速度優先AE 1/500 分割測光
再び降りて吸水。
カラスアゲハ・ミヤマカラスアゲハの集団吸水 | 西丹沢
カラスアゲハ・ミヤマカラスアゲハの集団吸水
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光 + trimmed
5頭の吸水集団。集団全体を収めようとするとどこにピントを合わせるべきかよく分からなくなる。
ミヤマカラスアゲハ(吸水) | 西丹沢
ミヤマカラスアゲハ(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) シャッター速度優先AE 1/400 分割測光
集団全体でなく、特に綺麗な表翅を見せてくれていたミヤマカラスアゲハに焦点を当ててみた。
カラスアゲハ(吸水) | Papilio bianor | 西丹沢
カラスアゲハ(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) シャッター速度優先AE 1/400 分割測光
この日は、綺麗な個体はカラスアゲハの方が多い印象があった。
カラスアゲハ(吸水) | Papilio bianor | 西丹沢
カラスアゲハ(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) シャッター速度優先AE 1/400 分割測光
この個体もカラスアゲハ。

林道崩落地手前の第2のキリシマポイントに到着。 前回と同様、時折梢から飛び出すのは確認できるものの、いずれも明後日の方向へ飛び去るばかりで撮影できる所へ出てきてはくれません。ここでは1時間ほど粘りましたが、キリシマミドリシジミの撮影はノーチャンスでした。また来年チャレンジするしかありません。

粘っている間に現れてくれた蝶としては、まずは黒系アゲハの集団吸水ですが、ここではオナガアゲハが混じっていました。

カラス・ミヤマカラス・オナガアゲハの吸水集団 | 西丹沢
カラス・ミヤマカラス・オナガアゲハの吸水集団
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光 + trimmed
オナガアゲハの混じった吸水集団。

アカガシ大木を見上げている足下にコムラサキが来てくれました。

コムラサキ | Apatura metis | 西丹沢
コムラサキ♂(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
コムラサキ♂(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
コムラサキ♂(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
コムラサキ♂
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
かなり擦れた個体で、右触覚が折れ曲がっている上に左触覚は途中で切れて無くなっている。 それでも翅を開くと紫の幻光が浮かび上がった。

コムラサキと一緒にアサマイチモンジも足下まで来て吸水していた。

アサマイチモンジ | Limenitis glorifica | 西丹沢
アサマイチモンジ(閉翅)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
アサマイチモンジ(半開翅)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
アサマイチモンジ(開翅)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
アサマイチモンジ(開翅)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光
割と擦れが少なく綺麗なアサマイチモンジだ。
オナガアゲハ(吸水) | Papilio macilentus | 西丹沢
オナガアゲハ(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
00mm(300mm-equiv.) シャッター速度優先AE 1/400 分割測光
オナガアゲハ(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F10 分割測光 + trimmed
オナガアゲハ2頭を含む吸水集団がまた出来ていた。 今度は集団全体でなくオナガアゲハに拘って撮影してみた。

第3のキリシマポイントへ

さて、粘っていると、営林局の方が林道復旧工事の現場を見にやってきたので、 こちらから声をかけて少し話をした。 工事スケジュールなどを聞きながら、「本当はこの先まで行きたかったんですよね」 と言ったところ、「こっちを回ればちょっと大変ですが行けますよ」と迂回ルートを 教えてくれた。

「え?行ってもいいの?」

まぁ、教えてくれたってことは行っても良いということでしょう。 営林局の方に丁重に御礼を言うと、第3のキリシマポイントまで行くだけ行ってみることにした。

第3のキリシマポイント付近の環境は、昨年とあまり変わった様子は見られなかった。 時間と天候さえ良ければ、昨年同様確実にキリシマミドリシジミを見ることができただろう。 しかし既に時間は遅く、また俄に雲が出てきて雨が降り出した。 結局、雨が小降りになるまで30分程度橋の下に潜って雨宿りをするだけで終わった。

帰路

30分ほど雨宿りをしていると、雨が小降りになってきたので戻ることにした。 第2のキリシマポイント付近まで戻る頃には、晴れ間こそ覗かないものの雨は上がっていた。

オナガアゲハ | Papilio macilentus | 西丹沢
オナガアゲハ(集団吸水)
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F10 分割測光
さきほどと同じ場所に再びオナガアゲハ2頭とカラスアゲハ1頭の吸水集団が形成されていた。 このポイントだからオナガアゲハが来るのだろうか?
アカタテハ | Vanessa indica | 西丹沢
アカタテハ(開翅)
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光 + trimmed
アカタテハ
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光 + trimmed
カラスアゲハとミヤマカラスアゲハの集団吸水ポイントまで戻ると、アカタテハが現れた。 少々敏感で充分に寄って撮影することは出来なかった。
カラスアゲハ(集団吸水) | Papilio bianor | 西丹沢
カラスアゲハ(集団吸水)
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光 + trimmed
新鮮で美しい表翅を開いて吸水中のカラスアゲハ吸水集団。 どの個体も擦れが少なく新鮮。 ミヤマカラスアゲハも混じっているかと思っていたが、4頭ともカラスアゲハみたいですね。
イチモンジチョウ | Limenitis camilla japonica | 西丹沢
イチモンジチョウ
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F9 分割測光 + trimmed
最後に撮ったのがこのイチモンジチョウ。

西丹沢遠征(大又沢林道):その2(同定に自信が持てない蝶3種)

西丹沢:大又沢林道遠征の続きです。

3種ほど、ちょっと同定に自信の持てない蝶が撮れました。どなたか、ご教示いただけないでしょうか。

これはスジグロチャバネセセリ?

大又沢分岐でキリシマミドリシジミを目撃する直前、この日2番目に現れたのが小柄で凄く可愛いセセリ。これはスジチャかヘリチャに違いない!と大喜びで撮影。

スジグロチャバネセセリ? | Thymelius leonius leonius | 西丹沢
スジグロチャバネセセリ?
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-equiv.) 分割測光
ちっこくて目がくりっとしていて超可愛い。これはスジチャ?ヘリチャ?それともヒメキマダラセセリ?

翅の裏面しか撮れなかったので、スジグロチャバネセセリとヘリグロチャバネセセリばかりか、ヒメキマダラセセリとの同定も困難でした。図鑑で見ても翅表面での同定方法しか書いてない!!!

あちこち検索して、翅裏面での同定ポイントらしきものを3つほど見つけてきました。(あちこちのBlogからの寄せ集めです)

  1. 翅外縁部の色。(ヘリチャはやや白く、スジチャは地色とほぼ同じ)
  2. 後翅に斑紋が薄く浮き出るかどうか。(ヘリチャ、ヒメキマは出るが、スジチャは出ない)
  3. 後翅中室の区切り線。(区切り線でどう見分けるのかはっきり書いてないが、ヒメキマだと斜めの区切り線が出る?)

上記寄せ集めの同定ポイントによる私的同定結果は次のとおり。

  1. ヘリチャではない。(スジチャかヒメキマのどっちか)
  2. 斑紋出てない。スジチャ?
  3. 斜めの区切り線が有るように見える。ヒメキマ?

結局分からない。とりあえず3つめの区別点がいまいち曖昧なので、2つめまでの区別点を採用してスジチャ?としておきました。でも、全く自信がありませんので、どなたか是非ご教示下さい。

それにしても、セセリってアップで見ると何て可愛いんでしょうねえ。ちなみに、セセリは上の1頭の他にもう1頭だけ見られました。こっちのはヒメキマダラセセリで同定確定だと思います。

ヒメキマダラセセリ | Ochlodes ochraceus ochraceus | 西丹沢
ヒメキマダラセセリ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
ピントが合ってませんが、すぐに逃げられて1枚しか撮れなかったのでご容赦。翅表が見えればこうして同定できるんですけどねえ。

これはアサマイチモンジ?

地蔵平の入口の流水で吸水中のイチモンジチョウ。いつも見るのより大型で超新鮮だぞ、と念入りに撮影してきました。後でよく見たら、これもしかしてアサマイチモンジ?

アサマイチモンジ? | Limenitis glorifica | 西丹沢
アサマイチモンジ?
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-equiv.) 分割測光
開翅吸水中。アサマイチモンジの区別点である白斑がはっきり出ている。
アサマイチモンジ?
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
閉翅吸水中。裏面には何故かイチモンジチョウの特徴である白斑が出ているように見える。さて、どっちだ?

一番鮮明に写っている写真を出したので2枚の写真の撮影時刻が50分もずれていますが、たぶん同じ個体です。2つの区別点でよりはっきり出てるのは表面の方だと思ったのでアサマイチモンジ?としました。しかし、アサマイチモンジは初見なので少しだけ自信がありません。こちらについてもどなたかご教示下さい。

これはウラギンスジヒョウモン?

ミヤカラに逢えないまま地蔵平まで歩くことになったので三国峠移動は諦めた。そこで、帰路途中に河原が草原状になっているところで林道から降りてみた。そうしたら、葉裏で休息中のヒョウモンを発見。んん?これ、もしかしてウラギンスジヒョウモン?

ウラギンスジヒョウモン? | Argyronome laodice japonica | 西丹沢
ウラギンスジヒョウモン?
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光 Flash=ON
前翅外縁部の形状はあまり丸くなくてオオウラギンスジヒョウモンっぽいけど、前翅裏面に微妙に白斑が出てる気がする。この白斑ってウラギンスジヒョウモンの特徴じゃなかったっけ?さて、どっちだ?
ウラギンスジヒョウモン?
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-equiv.) 分割測光
しつこく撮影していたら動き出して葉面へ。
ウラギンスジヒョウモン?
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-equiv.) 分割測光
そのうち、半開翅だが表面も撮影できた。前翅端に三角の白斑があるから、どっちにしても♀であることは確定。

前述のキリシマミドリシジミを撮影に来られていた方にちょっと見ていただいたところ、前翅の形状からオオウラギンでは?とのご意見でした。確かに前翅裏面の白斑は超微妙な感じですよね。でも、図鑑だとこの超微妙な白斑すら出ないのがオオウラギンに見えます。なのでまったく自信が持てないまま一応ウラギン?としています。どなたか、是非ご教示お願いします。

(さらに続く)

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