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ムラサキツバメ

習志野市(香澄公園)再々訪

元旦に続き、気温の暖かかだった2日。 元旦にムラサキシジミを撮ったので今度はムラサキツバメ、と昨年末に2度訪れた千葉県習志野市の香澄公園を再々訪。

駐車場に車を停めて園内を歩き始めた矢先に、初訪問時にお逢いし、ムラサキツバメ塒の場所を2箇所ご教示頂いた風の吹くままにのhanaoyajiさんと再会した。嬉しい幸運。

早速、新たなムラサキツバメ塒1箇所をご教示いただく。マテバシイの2頭集団。

ムラサキツバメ | Narathura bazalus | 千葉県習志野市
ムラサキツバメ塒(マテバシイ2頭集団)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

その後、hanaoyajiいろいろお話を伺いながら公園内を巡回。自力で見付けたムラサキシジミ3頭集団の話をしたところ、

「他の方に教えていただいた」

とのこと。うーん、こちらが教えられる情報が無くなってしまった。
ところが、後日hanaoyajiさんのBlog記事を見て同じ3頭でも違う集団だったと判明。 その旨をコメント欄に残したら、なんとhanaoyajiさん、次の巡回時にあっさり自力で発見したようです。凄い観察力と脱帽。

hanaoyajiさんには、更にマテバシイの高所で越冬中のウラギンシジミ(高すぎて撮影は断念)を教えていただいた。 ありがとうございました。

さて、以下はその他の撮影写真。

ムラサキツバメ | Narathura bazalus | 千葉県習志野市
ムラサキツバメ塒(カクレミノ3頭集団)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

ムラサキツバメ塒(カクレミノ3頭集団)
RICOH CX2 + 一脚(インターバル撮影)
カクレミノの集団は前回と同様、3頭だった。
ムラサキツバメ | Narathura bazalus | 千葉県習志野市
ムラサキツバメ塒(クロガネモチ2頭集団)
RICOH CX2 + 一脚(インターバル撮影)
クロガネモチの集団はまったく動いていないように思える。
ウラギンシジミ | Curetis acuta paracuta | 千葉県習志野市
ウラギンシジミ
RICOH CX2 + 一脚(インターバル撮影)
前回の位置よりも少し場所を移動しているように見えた。
ムラサキシジミ | Narathura japonica | 千葉県習志野市
ムラサキシジミ塒(枯葉3頭集団)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

ムラサキシジミ塒(枯葉3頭集団)
RICOH CX2 + 一脚(インターバル撮影)
塒の中で多少体勢は変わっているが、基本的にここのムラサキシジミも飛び出していないように思える。 hanaoyajiさんが現地で話しておられたのは、この集団とは別のサンゴジュの集団らしい。

ひと通り園内を周回して、最後に、hanaoyajiさんにこの日教えていただいたマテバシイの2頭集団をCX2のインターバル撮影で撮っておこうと戻ることにしたのだが、情けないことに場所が分からなくなっていた。

どこだ?どこだ?

と探しているうちに、単独で静止しているムラサキツバメを発見。

ムラサキツバメ | Narathura bazalus | 千葉県習志野市
ムラサキツバメ塒(マテバシイ単独個体A)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
hanaoyajiさんに教えていただいた場所のすぐ近くだが、違う場所。目線よりやや低い位置。

さらにもう1頭、発見。

ムラサキツバメ | Narathura bazalus | 千葉県習志野市
ムラサキツバメ塒(マテバシイ単独個体B)
RICOH CX2 + 一脚(インターバル撮影)
地上2.5mほどの、マテバシイの葉が2枚重なった間に居るのを発見。上の葉を大きくどけるようにして斜め上から撮影。
ムラサキツバメ塒(マテバシイ単独個体B)
葉の重なり具合はこんな感じ。見つかったのが奇跡のよう。
…と思っていたのだが、写真をよく見較べてようやく判明。この場所がhanaoyajiさんに教えて頂いた2頭集団の場所です。 右隣の葉の穴の形が同じ。つまり、2頭の静止位置がばらけたのが正解らしい。

以上。

越冬ムラサキツバメ、あぼーん?

夕方、車を飛ばして「ふれあいの森」へ。 降雪があったので、越冬個体はどうなったかな?と。

ムラサキツバメ越冬個体の塒跡地 | ふれあいの森
塒跡地
RICOH R8
塒跡地
RICOH R8

降雪のせいか、やや葉がしんなり垂れた感じでどの葉が塒だったか特定しづらかったが、周辺の枝を含めて虱潰しに探したが越冬個体の姿は無し。

これにて、今冬のムラサキツバメ越冬観察は終了。やっぱり春まで保たなかったか。

ムラサキツバメ越年

前回記事で少し触れた通り、1月2日に新年初Fieldworkとしてムラサキツバメ越冬小集団の越年確認出掛けて果たせなかったため、改めて行ってきました。

12月25日に3頭が寄り添っていたマテバシイの葉に、ムラサキツバメの姿は見られませんでした。

前回越冬小集団が見られた葉 | ふれあいの森
前回越冬小集団が見られた葉
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO

残念ながらこれで今冬のムラサキツバメ観察は終了、と思いましたが…。

すぐ隣の枝(上の写真で左側にぼけて見えている枝)の葉上に越冬中の1個体を発見。

ムラサキツバメ(越年個体) | Narathura bazalus | ふれあいの森
ムラサキツバメ(越年個体)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO

まず遠めからフラッシュを焚いて撮影したところ、起こしてしまったのかズリズリ体勢を変え始めた。

ムラサキツバメ(越年個体) | Narathura bazalus | ふれあいの森
ムラサキツバメ(越年個体)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
ムラサキツバメ(越年個体)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO

しかし、この場所は葉陰になっているので向きを変えたところでストップ。開翅までは至りませんでした。

うーん、次にここに来れるのはいつかな? 流石に2月までここに残っていることは…、ないですよね?

ムラサキツバメ小越冬集団(その2)

14時過ぎに時間が出来ても、この季節ではもう蝶の活動はない。 どうしようかなと考え、前回見つけたムラツの小越冬集団のその後の様子を確認しに行くことにした。 小さい集団だし、既に居ないだろうと予想しつつ、居なくなっていることが確認できれば、心残りもなくなる。

現地には15時過ぎに着いた。 どれどれと前回の場所を覗いてみると…。

同じ場所にまだいた。前回4頭に対して3頭に減っていたけれども。

ムラサキツバメ(越冬集団) | Narathura bazalus | ふれあいの森
ムラサキツバメ(越冬集団)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO

これは、年が明けたらもう一度確認に来なければ。

余談

クマソの発生が細々とまだ続いているらしい。

以前に行ったところとは別ポイントのようだけれども、どこだろう…? と、複数の方のBlog写真の背景と Google map とを睨めっこしつつ探すこと1~2時間。

あっ!ここかあ!

ポイント判明。

年末年始中に1回、行け…るかなあ。大掃除あるしな。難しいか?

泉の森+ふれあいの森(ムラシ・ムラツ探索その5)

本日は、恐らく年内最後の終日Fieldwork日になるだろう。
前回何とか無事にムラサキシジミが撮れたので、今日はムラサキツバメを撮りたい。 東高根森林公園だとムラサキツバメは運に左右されるので、もう少し確実に見られそうなところへプチ遠征することにした。

そこで、地図と睨めっこして選んだのが大和市の「泉の森」、座間市の「芹沢公園」「座間谷戸山公園」の3公園。 Googleで検索すると、どの公園でもムラサキツバメの集団越冬が観察されているようだ。 しかも「泉の森」が国道246号線沿いでアクセスが容易。 他の2つの公園も「泉の森」から近く、公園間の移動も容易そうだと考えたのが選択理由です。

泉の森・ふれあいの森

9時半前に現地到着を目標にしていたが、出発が遅れたり駐車場に迷ったりしているうちに10時を過ぎてしまった。

最初に現れたのはテングチョウ。 公園に入った直後で、まだカメラをバッグから出していなかったので大慌てで取り出して撮影。

テングチョウ | Libythea celtis | 泉の森
テングチョウ(開翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO

続いてツマグロヒョウモン♀

ツマグロヒョウモン | Argyreus hyperbius | 泉の森
ツマグロヒョウモン♀
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO

公園に入ってすぐに上記2種が現れたので幸先が良いと思っていたのだが、この後が続かなかった。 ヒメアカタテハ1頭を見かけた(撮れず)くらいで、ムラサキツバメどころかムラサキシジミすら見られない。 1時間半近く何も撮れないまま時間が過ぎた。 天気は良かったのに…。

泉の森園内をぐるーっと回った後、隣接のふれあいの森の方へも歩みを進めたところ、「緑の見本園」という一角があった。 2年前の生田緑地での観察で、ムラシ・ムラツともにサザンカに吸蜜に来るのを知っていたたため、 見本園ならサザンカがあるのでは、と思って入ってみた。

見回してもサザンカは見当たらなかったが、マテバシイが結構ある。…が、ムラサキツバメは見あたらないなあ。

と思っていたところへウラギンシジミ♀が現れた。ようやく本日3頭目の撮影。

ウラギンシジミ | Curetis acuta paracuta | ふれあいの森
ウラギンシジミ♀
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

足下に目を向けると、擦れたヤマトシジミが飛び交っていた。また、キタキチョウも静止場所を探している様子だったので根気良く待って撮影した。

ヤマトシジミ | Pseudozizeeria maha | ふれあいの森
ヤマトシジミ
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
キタキチョウ | Eurema mandarina | ふれあいの森
キタキチョウ
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

パンジーの花壇に擦れまくって紋様が剥げちょろになったセセリもやって来た。 後翅裏面の紋様はまったく確認できない。かろうじて前翅裏面先端部に紋様の痕跡が見られるが…。

未同定セセリ | ふれあいの森
未同定セセリ
未同定セセリ(トリミング)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
2枚目は1枚目写真からトリミングしたもの。

チャバネセセリ系。 かろうじて見える前翅裏面先端部の紋様の揃い方から見てイチモンジセセリ、ミヤマチャバネセセリではないと思われる。 しかし、オオチャバネセセリとチャバネセセリはどっちもあり得そうで分からない。 ということで、未同定です。

こうして20~30分ほど時間を使っているうちに、当初居なかったムラサキツバメが現れてくれた。 最初にウラギンシジミが現れてくれなかったら、逢えなかったところだ。

ムラサキツバメ | Narathura bazalus | ふれあいの森
ムラサキツバメ♂(半開翅)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
最初に現れた1頭。やや擦れ気味の♂個体。
ムラサキツバメ♂(開翅)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
やや奥まった陽だまりのアオキの葉で開翅した割とスレてない♂個体。もっと寄って撮りたかったが。
ムラサキツバメ♂(開翅)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
ムラサキツバメ♂(開翅)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
3~4枚目は同一個体。下草の上で翅を開いた♂個体。かなり近寄れたが擦れてる。
ムラサキツバメ♂(開翅)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
アオキの葉上で開翅した♂個体。擦れは少なそうだが、今度も近寄れず。
ムラサキツバメ♂(開翅)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
マテバシイの葉上で開翅した♂個体。後ろからの撮影でピントが頭に合ってない。
ムラサキツバメ♂(開翅)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
ムラサキツバメ♂(閉翅)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
ムラサキツバメ♂(半開翅)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
マテバシイの葉上で開翅した個体は、これもまた♂。撮る角度を変えようとしたら翅を閉じたり開いたり。
どうも、擦れ個体の方が警戒心が緩い気がする。

最初の1頭が現れた後は、半径10~20mほどの一角に次々とムラサキツバメが現れ、マテバシイやアオキ等の陽あたりの良い葉の上で翅を開いてくれました。 撮れてない個体も含めて全部で5~6頭程度は現れたでしょうか。
しかし、撮れた個体はどうも♂ばかりのようです…。

そのうちに、どうも越冬態勢に入ったっぽい雰囲気の個体が1頭。

ムラサキツバメ(越冬態勢?) | Narathura bazalus | ふれあいの森
ムラサキツバメ(越冬態勢?)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
まだ翅は畳まれていないが、相当近くまで寄っても逃げない。 すぐ上に別の葉が被さるように出ている。

3分後。もう1頭やってきて並んだ。おおっ!ここに集まるのか?

ムラサキツバメ(越冬集団) | Narathura bazalus | ふれあいの森
ムラサキツバメ(越冬集団)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
2頭並んだ様子。

もうしばらく観察していれば、さらに多数の個体が集まってくるのだろうか。 しかし、まだ時間は12時半。集結するにしても時間がかかるであろうと考え、後でまた戻ってくることにしていったん離れることにした。

もう一度、泉の森方面へ戻り、しらかしの池周辺を一周した。

ふれあいの森から泉の森方面へもう一度戻る途中、ようやく本日唯一のムラサキシジミが現れた。

ムラサキシジミ | Narathura japonica | ふれあいの森
ムラサキシジミ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
枯葉にまとわりつくように静止。
ムラサキシジミ
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
しかし、居心地が悪かったのかすぐに移動して翅を開いた。♂のようだ。

しらかしの池周辺にはしらかしやマテバシイが多数あるので丹念に見て回るが、全く収穫無く、 14時過ぎに再び見本園のポイントに戻ってみたところ、集結個体が3頭に増えていた。

ムラサキツバメ(越冬集団) | Narathura bazalus | ふれあいの森
ムラサキツバメ(越冬集団)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
3頭に増えた越冬集団。2頭は既に横倒しになっている。陽もだいぶ陰ってきた。

さらに15時半ごろにもう一度戻ってみたら、集結個体は4頭に増えていた。

ムラサキツバメ(越冬集団) | Narathura bazalus | ふれあいの森
ムラサキツバメ(越冬集団)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
4頭に増えた越冬集団。まだ周囲は明るかったが、だいぶ陽が陰っていたので内蔵ストロボを焚いて撮影。

♀がまったく撮れていなかったり、もう少し綺麗な個体の開翅写真を撮りたい等、まだ課題は残っているが、ムラサキツバメを撮れて満足な一日になった。午前中は、まったく撮れずに「いつもどおり東高根森林公園にしておけばよかった」と後悔しかけていましたが。

芹沢公園・座間谷戸山公園

今回のFieldworkは、結局泉の森と隣接のふれあいの森だけで終わってしまった。 芹沢公園だけは3頭になった越冬集団を撮った後、様子見に一度移動して一周だけしてみたが、 もう蝶が出てくる時間は終わっていたし、ムラサキツバメのポイントになりそうな場所は見つからなかった。 また、座間谷戸山公園の方は時間が足りずに足を運ばずに終わった。

東高根森林公園(ムラシ・ムラツ探索その4)

昨日の曇り空が嘘のような晴れやかな空が広がった。
本日は予定があって、本来なら Fieldwork の予定はなかったのだが、せっかくの晴れ間に「30分だけでも!」と東高根森林公園へ向かった。

園内に入ってすぐの第1ポイント。

早くも綺麗なムラサキシジミが降りてきて、翅を拡げてくれた。

ムラサキシジミ | Narathura japonica | 東高根森林公園
ムラサキシジミ(開翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
ムラサキシジミ(開翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
最初に現れたのが、このとても綺麗な♂。この子に逢えただけで無理押しで来た甲斐があったというもの。

今冬は3回連続で満足にムラシ・ムラツに逢えない結果が続いていたのでひと安心。 この後も、各ポイントで次々とムラサキシジミが現れてくれた。 いったい、前回までのは何だったのかと…。

ムラサキシジミ | Narathura japonica | 東高根森林公園
ムラサキシジミ(開翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
2番目に現れたのは♀。但し、後翅に破損が見られた。

時間がないので、2頭撮影したところで足早に第2ポイントへ向かう。 第1ポイントでは他にも1~2頭の降りてきて翅を開いている様子だった。

第2ポイント。こちらにもちゃんとムラサキシジミが降りてきていました。 数だけなら10頭近く確認できたと思いますが、このポイントは奥に広いので近くの撮りやすいところに来てくれたのは3~4頭でしょうか。 第1ポイントほど翅を拡げてくれず、閉翅状態のまま静止している個体が多かった。

ムラサキシジミ | Narathura japonica | 東高根森林公園
ムラサキシジミ(閉翅)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
ムラサキシジミ(閉翅)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
ムラサキシジミ(閉翅)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
この3枚は別個体…のはずだと思っていたが、2枚目と3枚目は同一個体みたい。裏面での♂♀判定は私には無理。

既に20分が経過。 そのまま戻るべきだが…一応第3ポイントへ行ってみた。

第3ポイントはやや遅くなってから陽が差してくるので、本来なら11時前後が良い。 しかし、ポイントの最奥部だけもう陽が当たり始めていた。 時間がないので無造作に足を運んだところ、足下からムラサキツバメが1頭舞い上がった。

「しまった!」

しばらくそのあたりを舞った後、そのまま降りてくれずに高度を上げると樹冠部へ消えていってしまった。

未練たらたら、しばらく第3ポイントに止まることになってしまった。

ムラサキシジミ | Narathura japonica | 東高根森林公園
竹の葉上で開翅したムラサキスジミ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
第3ポイントではこの程度の写真しか撮れていない。♀のようです。

予定時間をオーバーしてしまったので急いで戻る。
しかし戻る途中、これまでポイントと認識していなかった場所で多数のムラサキシジミが翅を開いていた。
近くで煙草を吸っている人が多いのが難点だが。

ムラサキシジミ | Narathura japonica | 東高根森林公園
ムラサキシジミ(開翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
ムラサキシジミ(開翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
この2枚は別個体ですが、いずれも♂でしょうか。

最後に、第1ポイントでまた綺麗な♂個体が翅を開いていたので急いで1枚撮影した。 最初の個体と同一個体だったりして。

ムラサキシジミ | Narathura japonica | 東高根森林公園
ムラサキシジミ(開翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
最後に撮った1枚。最初の個体と同じくらい綺麗な♂。同一個体だったりして。

東高根森林公園(ムラシ・ムラツ探索その3) ※おまけで生田緑地

どんよりとした曇り空を見上げて泣きそうになった。

が、雨は降っていなかったので Fieldwork に向かう。 前回、「東高根森林公園で良いのかどうか」と書いたが、この曇り空で遠出しても無駄足になる可能性が高いので、今回も東高根森林公園へ。

園内に入って第1ポイント。…まったく居ない。

第2ポイント。…やはりまったく居ない。…が、11時過ぎになって訪れたほんのわずかな晴れ間に、ようやくムラサキシジミが降りてきた。

ムラサキシジミ | Narathura japonica | 東高根森林公園
ムラサキシジミ開翅(証拠写真)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
ムラサキシジミ開翅(証拠写真)2
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
やっと降りてきたムラサキシジミだが、遠くて300mmでも証拠写真程度。等倍で見ると全然解像していない。
ムラサキシジミ | Narathura japonica | 東高根森林公園
ムラサキシジミ
ムラサキシジミ(トリミング)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
別固体が枯葉の中に潜り込んだ。さすがに上の写真だとどこに居るのかすら分からないので、下の写真は上と同じ写真からトリミングして拡大。

第3ポイントにも立ち寄ったが、ここでもまったくムラシ・ムラツが姿を見せることはなかった。

第3ポイントでは何やら以前西丹沢で見たオオセンチコガネによく似た糞虫を見かけた。 可哀想に背中にダニを3匹ほど背負っていたけど。

糞虫(未同定) | 東高根森林公園
糞虫(未同定)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

カワセミが居たので撮影。

カワセミ | 東高根森林公園
カワセミ
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

生田緑地

今年は、クロコノマチョウの撮影を東高根森林公園で済ませてしまい、一度も生田緑地へ行かなかったので、ジュズダマ群落がどうなっているか確認だけしておこうと寄ってみた。 昨年、稲刈り前の10月初旬にジュズダマ群落は半分ほど刈られてしまったが、今年もやはり刈られたようだ。それも昨年以上に。刈られる前の状態を正確に覚えているわけではないが、感覚的には7~8割がた刈られてしまったようで、観察しやすい木道脇の株の多くは(食い尽くされたのとは明らかに異なる状況で)跡形なくなっていた。 この状況だと、今年の発生数はあまり多くなかったかもしれない。

ところで、何も期待していなかった生田緑地でムラサキツバメを発見。 ホオノキの葉上で1頭だけ越冬体制に入っていた?

ムラサキツバメ | Narathura bazalus | 生田緑地
ムラサキツバメ(証拠写真)
ムラサキツバメ(証拠写真|トリミング)
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
下は、上と同じ写真からトリミングして拡大。この葉はかなり雨ざらしな位置なので、越冬体制ではなくたまたまかもしれない。一周して帰りがけにもう一度確認したら居なくなっていたし。

熊襲探索(その3)

前々回前回と2回連続で空振りに終わった熊襲探索。 三度目の正直を期して出撃しました。

雨で空振りに終わったとはいえ、前回はソテツを食害中の幼虫集団は撮れましたし、 撮影こそ叶いませんでしたが、束の間雨上がりには何頭かの成虫の存在も確認できましたので、 今回も前回と同じ探索地です。

高台の公園と邸宅街にて

まず最初に、前回は時間が無くて訪れなかった高台の公園2カ所を探索。 しかし、公園内のソテツはあまり食害を受けている様子が見られず、目的の熊襲の姿も見られませんでした。 但し、公園間の邸宅地を移動中に歩道脇のソテツ(邸宅の庭木)に、羽化したてで、今まさに翅を伸ばしている途中の熊襲を発見。

クロマダラソテツシジミ(羽化したて) | Chilades pandava | 三浦半島
クロマダラソテツシジミ(羽化したて)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
クロマダラソテツシジミ(羽化したて)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
初撮影が羽化途中の個体とは。

飛び立つまで時間がかかるだろうと、いったん離れて50分ほど公園を探索してから戻ってみた。 残念ながら先の個体は居なくなっていたが、別個体がすぐ隣のソテツに居るのを発見。 どうやらこの子も発生したてのようで、飛べずに下に落ちてしまったのを手乗りにしてみた。

クロマダラソテツシジミ(手乗り) | Chilades pandava | 三浦半島
クロマダラソテツシジミ(手乗り)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
クロマダラソテツシジミ(羽化したて)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
手乗りで数枚撮影した後、ソテツに戻してあげた。先の個体は♂♀判別が付かないが、この子は♂のようだ。

この高台の公園や邸宅街では、熊襲の他にもキアゲハ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、キタテハ、アカタテハ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、ムラサキツバメ等が見られた。

キタテハ | Polygonia c-aureum | 三浦半島
キタテハ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
セイタカアワダチソウで吸蜜するキタテハ。
ムラサキツバメ | Narathura bazalus | 三浦半島
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
公園内の、周囲を樹林に囲まれた陽溜まり。マテバシイが2本ほど目に入ったので「ムラツ」が居そう、と思ったら現れた。 このあと開翅してくれたのだが、70-300mmに交換する暇もなく飛び去った。

海沿いの集合住宅街にて

前回雨の中を探索した海沿いの集合住宅街へ移動。 こちらでは多数の個体が発生しており、様々な生態をゆっくりと撮影することが出来た。

クロマダラソテツシジミ(閉翅) | Chilades pandava | 三浦半島
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
♂♀不明。翅裏面での判別法を探さなくては。
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
これも♂♀不明。
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
本日最後に撮った1枚。
クロマダラソテツシジミ(開翅) | Chilades pandava | 三浦半島
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
♀の開翅写真。
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
♂の開翅写真。
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
♂の開翅写真。どうも今見返していると絞りが足りないようで、ピントの合っている範囲が狭い。
クロマダラソテツシジミ(交尾) | Chilades pandava | 三浦半島
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
一緒に撮影していた方々に見つけていただいた交尾写真。
クロマダラソテツシジミ(産卵行動) | Chilades pandava | 三浦半島
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
産卵行動を取る♀の姿も多かった。
クロマダラソテツシジミ(蛹) | Chilades pandava | 三浦半島
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
これも他の方に見つけていただいた蛹。

感謝

海沿いの集合住宅街では、蝶鳥ウォッチングのYODAさんの他、計3名の方とご一緒することになった。 今回、ひととおりの生態が撮れたのは「交尾してるの撮った?」「ここに蛹があるよ」と声をかけていただいたおかげだ。 この場を借りて御礼を申し上げます。有り難うございました。

YODAさんには既に2ヶ月以上放置状態のこのBlogのURIをお教えしたので、慌てて今回の記事のみ更新しました。 そろそろ年内の遠征は打ち止めなので、記事タイトルだけで中身のない過去記事の修正(中身の記述)を始めないといけませんね。

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