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川崎市 Archive

多摩川偵察(2):本日も蝶の姿は見られず

先週末はまさかの雪。昨日から再び暖かくなったが、それでも本日の東京の最低気温は1.6度、最高気温が11.1度と先週とほとんど変わらない。

「まあ、無理だろう」

と思いつつ多摩川の土手と河原をかなり長めに往復してみたが、やはり蝶の姿は見られなかった。

多摩川偵察(蝶見なし)

一昨日まで少し暖かな陽気を感じていたのに、昨日から一転して寒が戻ってきた。本日の東京の最低気温は1.2度、最高気温は9.1度だったようだ。

駄目元で午後やや遅めの時間帯に多摩川の土手を一往復してみたが、当然のことながら蝶の姿は見られず、今年の蝶初見はお預けとなった。

小雨混じりの東高根森林公園にて

時々小雨がパラつく天候の中、東高根森林公園を1時間ほど歩いてきました。

こんな天候でも、小径の脇をキタキチョウとヤマトシジミ、スジグロシロチョウが低く飛んでいたほか、林縁をナガサキアゲハが飛ぶ姿を園内のあちこちで見ることが出来ました。ナガサキアゲハはどれももう、ボロボロでしたが、合計7~8頭は見たでしょうか。その間、クロアゲハの目撃数は0で、ナガサキアゲハばかりでした。
また、アカボシゴマダラが至るところに居ました。今年、昨年ほど街中ではこの蝶を見かける機会がほとんど無かったのですが…。
湿性植物園では1頭ずつですが、コミスジとクロコノマチョウも見ることが出来ました。

ナガサキアゲハ♂ | Papilio memnon | 東高根森林公園
ナガサキゲハ♂(訪花)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
ナガサキアゲハ♂(訪花)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
林縁を飛んでいく個体はまったく止まってくれないので、撮影チャンスが無い。そんな中で、1頭だけ訪花していたのを撮りました。翅はだいぶ痛んでいますが。
クロコノマチョウ | Melanitis phedima oitensis | 東高根森林公園
クロコノマチョウ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
雨のおかげか、暗い樹林内に逃げ込むことなくモデルになってくれました。翅はやっぱり痛んでいますが。
アカボシゴマダラ | Hestina assimilis | 東高根森林公園
アカボシゴマダラ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光 (トリミング)
2頭が絡み合うように飛んで着地しました。ちょっと期待したのですが、この後はほとんど何も起こらないまま飛び立っていきました。♂同士の勘違いだったのかも。

CORESERVERに移転しました。

今まで利用していたXREA+の広告免除契約期間が間もなく(7月31日迄)切れてしまいます。契約期間が切れても広告付きになるだけなら問題ないのですが、ディスク容量も減ってしまって容量オーバーになるので、この機会にCORESERVERに移転することにしました。プランはCORE-MINIです。なお、この投稿が移転後初投稿です。

久本鴨居町公園のジャコウアゲハ

久本鴨居町公園のアベリアの植え込みで、ほぼ2年振りにジャコウアゲハ(♂)を見ました。予定があって時間がない中10分ほど粘って追いかけましたが、飛び去ることは無かったものの、静止することなく飛び移っていくので、パスト連写の無いR8では写真は撮れませんでした。(残念)

久本鴨居町公園のアベリア植え込み

久本鴨居町公園のアベリアの植え込みは一昨年までジャコウアゲハの吸蜜スポットになっていて、発生時期の天気の良い日には次々とジャコウアゲハが吸蜜に訪れる姿が観察できていました。当時この公園から西側わずか100~200mほどの久本山の斜面が伐採された状態で永らく放置されており、おそらくその斜面が相当個体密度の高い発生地になっていたと推測しています。

その斜面でマンション建設が始まったのが昨年。おかげで、久本鴨居町公園にあれだけ頻繁に吸蜜に訪れていたジャコウアゲハの姿が、昨年は1頭たりとも観察できませんでした。昨年9月16日のエントリーにも、そのへんのことを少し書いています。

マンション完成後の今春の第1化の発生シーズンにも久本鴨居町公園でジャコウアゲハを見ることは無かったので、もうほとんど絶滅状態なのかなあ、と心配していたところです。今日、個体密度こそ低くなったのでしょうが、何とかジャコウアゲハが生きながらえていることを確認できたのがとても嬉しいです。

久本鴨居町公園から見た斜面マンション

↑の写真の赤枠で囲ったところが、件の斜面マンションです。一昨年まではここに広大な伐採斜面がありました。

ウラゴマダラシジミではなかった

意外なところでウラゴマダラシジミに遭遇。 こんなところに生息していたのですね。 ルリシジミ♀の間違いでした。

ウラゴマダラシジミルリシジミ♀ | Celastrina argiolus Linnaeus | 橘樹郡衙付近
ルリシジミ♀
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-Equiv.) 分割測光
県道から影向寺方面へ登っていく途中、今日はやたらとスジグロシロチョウが多いな、と思っていた矢先に道端の木陰に静止している怪しいシジミに注意を惹かれた。やや開き気味の翅の表面がわずかに見えた。-ウラゴマダラシジミだ!と思ったのは早とちりで、実際にはルリシジミ♀でした。ゆたか。さんご指摘感謝。
ルリシジミ♀
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-Equiv.) 分割測光
何とか翅の表面も写したい、とアングルをいろいろ変えて撮ってみた。自分の影が写り込まないように、しかも翅の表面が少しでも見えるように。にも関わらず手に持ったデジカメの影が映ってしまっています。この白色斑の大きさは♀でしょうか?初めて見るものだから自信が無いです。もう少し翅をはっきり開いてくれれば…。この白色斑に見える部分、手元の山渓フィールドブックスのルリシジミの写真には無いんですよね。でも翅裏面は疑い無くルリシジミ。表面に目を奪われすぎました。
ルリシジミ♀
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-Equiv.) 分割測光
もう一度横から、できるだけUpで。
ルリシジミ♀
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-Equiv.) 分割測光
今度は後ろから翅の表面を狙ってみる。うーん、白色斑、あまり大きくないような気もする。♂かなあ、♀かなあ。自分の中では凄い盛り上がってたんですけどね。やはりゼフィルスは来年のお楽しみか。

スジグロシロチョウ・その他

スジグロシロチョウが非常に多数発生していました。

スジグロシロチョウ | Pieris melete | 橘樹郡衙付近
スジグロシロチョウ(交尾拒否)
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-Equiv.) 分割測光
スジグロシロチョウは本当に多く、あちこちでこのような求愛・交尾拒否の様子が見られた。但し、日陰での撮影だったのでシャッタースピードが遅くて♂の被写体ブレが酷い。
スジグロシロチョウ(吸水)
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-Equiv.) 分割測光
スジグロシロチョウの吸水行動は珍しい光景のような気がする。

他には、かなり擦れの進んだヒカゲチョウやサトキマダラヒカゲ、クロアゲハ、アゲハなどが見られた。ちょうど「たちばなふれあいの森」を通りがかった時にクロアゲハが2~3頭続けざまに現れたのでよく見てみると、樹間の奥にサンショウが生えているのが見えた。今度このサンショウの木をよく探すと、クロアゲハの幼虫が得られそうだ。

多摩川河川敷でツマキチョウ探索(4月21日)

ツマキチョウ探索に多摩川河川敷へ。

まず最初に4月13日に書いた耕作地の周囲の様子を窺った。前回と変わらずツマキチョウの姿は見られたが、やはり金網が邪魔で撮影可能なところまでツマキチョウが出てきてくれない。そこでこのポイントは諦め、少し範囲を拡げて歩いてみたところ、近くの疎林内の広場にツマキチョウやスジグロシロチョウが盛んに飛び回っていた。

ツマキチョウ♂ | Anthocharis scolymus | 多摩川
ツマキチョウ♂
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 中央重点測光
ツマキチョウ♀ | Anthocharis scolymus | 多摩川
ツマキチョウ♀
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 中央重点測光
ツマキチョウ | Anthocharis scolymus | 多摩川
ツマキチョウ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) ±0EV WB=昼光
15時~16時という時間帯の為か、♂が妙にヤル気マンマンで♀、♂同士、果てはスジグロシロチョウとも互いに追飛し合っていたので、落ち着いて撮影できるチャンスは少なかった。もうちょっと良い写真が撮れると良かったのだが。
スジグロシロチョウ♂ | Pieris melete | 多摩川
スジグロシロチョウ♂
RICOH R8 | 7.1mm(40mm-Equiv.) 中央重点測光
Memo:
スジグロシロチョウ♀(交尾拒否) | Pieris melete | 多摩川
スジグロシロチョウ♀(交尾拒否)
CASIO EXILIM EX-FC100 | 35.4mm(200mm-equiv.) ±0EV WB=昼光
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-Equiv.) 中央重点測光 トリミング
いつも陽地ばかり散策していたので、スジグロシロチョウを見るのは何年ぶりだろう。上の写真の個体は、この写真の後で近くを通りかかった他個体を追飛していったので♂確定。下の写真の♀は、超モテモテで♂3個体から求愛を受けていた。

ニホンミツバチの分蜂

ニホンミツバチの分蜂 | 道端(川崎市)
ニホンミツバチの分蜂
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-equiv.) 中央重点測光
はじめて見た。こんなとこで分蜂するんだ、と思った。

前日からこの状態だったらしく、既に区役所衛生課の「2日ほどで無くなるので見守って」という貼り紙がしてあった。

4月13日追記

分蜂途中の蜂の群が作る上の写真のような集団のことを「蜂球」と言うそうです。 また、ニホンミツバチは分蜂以外でも、既存の巣の環境が悪化すると群ごと逃亡(移動)する習性が強く、その際にも蜂球を作ることがあるそうです。

蜂球のアップ | 道端(川崎市)
蜂球のアップ
RICOH R8 | 24mm(136mm-equiv.) 中央重点測光
追加で蜂球のアップ写真

多摩川縁のジャコウアゲハ越冬蛹

10月24日にtonko♂さんに「所々で(ジャコウアゲハの)越冬蛹がありました」コメントを頂きました。※()内はGarudaによる補足。

「えーっ、越冬蛹?見たい!」ということで、本日宿河原の多摩川縁を探索してきました。

ジャコウアゲハ越冬蛹

ジャコウアゲハ越冬蛹(お菊虫)その1 | Atrophaneura alcinous | 多摩川
ジャコウアゲハ越冬蛹(その1)
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-equiv.) 中応重点測光
ジャコウアゲハ越冬蛹(その1)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
土手川側のコンクリート柱に付着していた。すごく目立つ位置で、土手の上から発見できたほど。お菊虫を実際に見るのは初めてで、感激だ。だけど、お菊のくちびるの部分が想像していたよりも色が淡く、ぼってりしていてなんだか不美人。もっと美女を想像していたのに。
ジャコウアゲハ越冬蛹(お菊虫)その2 | Atrophaneura alcinous | 多摩川
ジャコウアゲハ越冬蛹(その2)
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-equiv.) 分割測光 -0.7EV
ジャコウアゲハ越冬蛹(その2)
RICOH R8 | 10.4mm(60mm-equiv.) 分割測光 -0.7EV
もうひとつ見つけた越冬蛹は、土手道路側のカーブミラーに付着していた。この日見つけた越冬蛹は2つとも人工物に付着していた。図鑑にも「好んで人工物に付く」と書かれていた気がするが、手元の「山渓フィールドブックス5 蝶」にはその記述は無かった。どこで読んだのだったかな。

朝の生田緑地(3日連続)

3日連続で朝の生田緑地。

今朝のクロコノマチョウ写真

クロコノマチョウ(蛹) | Melanitis phedima oitensis | 生田緑地
クロコノマチョウの蛹
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-equiv.) 中央重点測光
ちょっと注意して探してみたら、やはり抜け殻でない蛹が見つかった。但し、落下しかけているように見える。野外で見るタテハチョウ科の蛹は、実は初めてだったかも。
クロコノマチョウ | Melanitis phedima oitensis | 生田緑地
クロコノマチョウ
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-equiv.) 中央重点測光
木道すぐ脇のジュズダマの葉上で静止していた絶好の被写体だったのに、寄りすぎて1枚も撮らないうちにパタパタと舞い上がらせてしまった。地上に降下した後で撮影。(縦位置撮影したものから上下をトリミング)
クロコノマチョウ
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-equiv.) 中央重点測光
翅裏が枯れ葉色の個体。翅裏での♂♀判定法は無いものでしょうか?(色の違いが♂♀の判別点?)
クロコノマチョウ(羽化不全個体?) | Melanitis phedima oitensis | 生田緑地
クロコノマチョウ(羽化不全個体?)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 中央重点測光
翅がまだ伸びきっていない個体。それとも、羽化不全でしょうか?木道からちょっと距離があったので写りが小さいけれど、分かるでしょうか?拡大すると画質が悪かったのでトリミングはしませんでした。

予約投稿16

予約投稿16

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