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アカシジミ & ミズイロオナガシジミ

雨上がりの朝。

前回の新治では、既撮影済みのウラゴマダラシジミしかゼフの撮影が出来なかった為、本日はアカシジミの発生を確認済みの東高根森林公園を再び訪れた。ここの湿性植物園にはハンノキ林もあるし、インターネットで検索した情報によれば、運が良ければウラナミアカシジミも見られるはずだ。

真っ先に前回の下見の際に目を付けておいた栗の木のポイントへ直行。思惑通り、数頭のアカシジミが訪花しているのを確認したが、新兵器のα55+SIGMA 300mmでも高枝に訪花中の個体は証拠写真程度にしか撮れない。ただ、一頭だけ足元の叢に降りているのを見つけた。

アカシジミ | Japonica lutea lutea | 東高根森林公園
アカシジミ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
ゼフ撮影3種類目。栗の木の高枝に訪花している個体の撮影に四苦八苦していたが、ふと足元の叢にもアカシジミが1頭潜んでいるのに気付いた。ただ、叢の奥へ奥へと逃げ込むので、手前の邪魔な草が写り込まないように撮ることが出来なかった。翅はすでにだいぶ痛んでいる。
アカシジミ(栗の花に訪花)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
高枝で訪花中の個体で、一番ましに撮れていた一枚。
↓トリミングしてみた。
アカシジミ(トリミング)

そろそろ奥へ進もうと歩き出そうとしたところ、同じ栗の木の下に綺麗なミズイロオナガシジミも居た。

ミズイロオナガシジミ | Antigius attilia | 東高根森林公園
ミズイロオナガシジミ(1頭目)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
初見・初撮影でゼフ撮影4種類目です。凄く嬉しい。

橘樹郡衙付近へ移動

「ゼフィルスは栗の花に集まる」という話を大いに実感できたので、他に心当たりの栗の木はないかと脳内を検索。そういえば、たちばなふれあいの森の端にも1本良い感じの栗の木があった、と早速移動。東高根森林公園に比べるとこじんまりした林だが、ここでもゼフィルスが見られるでしょうか。

スジグロシロチョウ | Pieris melete | 橘樹郡衙付近
スジグロシロチョウ(栗の花に訪花)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
残念ながら、橘樹郡衙付近の栗の花にはスジグロシロチョウとダイミョウセセリし訪花していなかった。ダイミョウセセリはすぐに飛び去ったので、撮影したのはスジグロシロチョウのみ。

再び東高根森林公園へ

午後。再び東高根森林公園へ戻ってきた。

午前中にアカシジミとミズイロオナガシジミが撮影できたので、今度はウラナミアカシジミやミドリシジミが見られないかと徘徊。だが、残念ながらこれらの蝶は見られなかった。その代わりに、ミズイロオナガシジミを更に2頭、見つけて撮影した。どちらの個体を撮影したのも、午前中に1頭目を撮影した栗の木から50~100m程度しか離れていない範囲。

ミズイロオナガシジミ | Antigius attilia | 東高根森林公園
ミズイロオナガシジミ(2頭目)
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
2頭目。目の前で飛び立つまでそこに居るのに気付かなかった。いきなり蜘蛛の巣にかかってしまったので、蜘蛛には申し訳ないが救出。落ち着くまで何度か居場所を変えたが、遠くへ飛び去ることはなかったので羽化したばかりの個体だろうか。
ミズイロオナガシジミ(3頭目)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
3頭目。1~2頭目と比べて明らかにひとまわり小さな個体。

他にはクロヒカゲを撮影した。

クロヒカゲ | Lethe diana | 東高根森林公園
クロヒカゲ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
クロヒカゲ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
2枚目の個体は、眼状紋の周りの青い縁取りが特に美しい。

オオミドリシジミ?

最後に、もう一度栗の花のポイントに戻って見上げていると、ふっと何か飛び出した。

「ミズイロ…?」

と凝らした目に飛び込んできたのは明らかに今までに見たことのないゼフィルス。明るいグレーの翅裏を見せて葉上に停まっている。大慌てで α55 の電源を入れながら脳内を情報が駆けめぐる。

「ミドリシジミは確か、翅裏が茶色っぽかったはず。翅裏がグレーなのは、オオミドリシジミ…?」

α55 を構えてEVFに収めようとしたその瞬間、飛んでしまった!
あ~っ、と落胆しつつ雑木林の梢上へ飛び去っていくのを見送るしかなかった。

実はこの5分後、もう1頭オオミドリシジミらしい個体が栗の枝から飛び出し、今度はどこにも停まらずに雑木林の梢上へ飛び去るのを見送ることになった。証拠写真が無いので断定できないが、どうやらこの公園にはオオミドリシジミも居るらしい?

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