Home > Archives > 2012-05

2012-05

2日連続で多摩川

前日に引き続き、GW最終日の5月5日も多摩川へ出かけた。
(6日の日曜日は仕事だったので5日がGW最終日)

本当は三浦半島の塚山公園あたりに行きたかったのだが、やや出発が遅くなった上に第三京浜の渋滞情報を見て断念。 それでは生田緑地へアオバセセリでも撮りに…と思ったのだが、駐車場の行列を見てこれも断念。 やむを得ず「昨日と違って好天だから…」と自分に言い聞かせての出撃でした。 前日の反省を踏まえてゆたかの自然散歩。のゆたかさんに教えて頂いた駐車場に駐め、探索開始しました。

ミヤマチャバネセセリ

この日も多数の個体を見ることが出来ました。 「1頭ぐらいは新鮮個体」と期待したのですが、さすがにそうは問屋が卸しませんでした。

ミヤマチャバネセセリ | Pelopidas jansonis | 多摩川
ミヤマチャバネセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
♂個体
ミヤマチャバネセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
これも♂個体
ミヤマチャバネセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
正面から。♂個体です。
ミヤマチャバネセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
貫禄の腹部。♀個体ですが随分体型が違うんですね。
ミヤマチャバネセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
吸蜜中。さっきのよりスマートだけど、これも♀ですよね?
ミヤマチャバネセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
これも吸蜜中。♀個体。

ギンイチモンジセセリ

ギンイチモンジセセリも前日同様に多数の個体を見ることが出来た。 が、だいぶスレてるのでイマイチ食指が動かない。

ギンイチモンジセセリ | Leptalina unicolor | 多摩川
ギンイチモンジセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
吸蜜中の♂個体。
ギンイチモンジセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
同じく吸蜜中の♂個体。
ギンイチモンジセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
やはり吸蜜中の♂個体。

どうしても、探♀中の♂個体が目立つので♂写真ばかりだ。

ところで午後13時過ぎにギンイチモンジセセリ達が一斉に吸蜜タイムに入った。 あちこちのハルジオンに、ひと株あたり数頭のギンイチモンジセセリが群がって吸蜜。 「なるほどこれが『ギンイチウジャウジャポイント』の片鱗か」と納得。

ギンイチモンジセセリ | Leptalina unicolor | 多摩川
ギンイチモンジセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
ギンイチモンジセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
ギンイチモンジセセリ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
ひと株に4~5頭群がっている光景もあったのだが、カメラを構えると減ってしまうのです。

その他の蝶

モンキチョウ | Colias erate Esper | 多摩川
モンキチョウ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
モンキチョウ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
2頭は別個体。どちらも♀個体。
ヤマトシジミ | Pseudozizeeria maha | 多摩川
ヤマトシジミ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
シロツメクサで吸蜜。腹部の感じからすると♀個体だろうか。
キタテハ | Polygonia c-aureum | 多摩川
キタテハ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
キタテハ越冬個体。ハルジオンで吸蜜。

探索中、同好の撮影者の方と「こんにちわ」と挨拶だけしてすれ違った。後で判ったのだが、naoggio写真日記のnaoggioさんだったらしい。 「こんにちわ」だけでなく少しお話すればよかった、と後悔。

多摩川のギンイチモンジセセリとミヤマチャバネセセリ

GW後半初日の5/3はあいにくの雨でFieldには出ず、翌日5/4に待望のFieldworkへ。 今回は、ギンイチモンジセセリとミヤマチャバネセセリを目的に多摩川へ出かけました。

ゆたかの自然散歩。によれば、

ギンイチモンジセセリがウジャウジャいる!

とのこと。 実はメールで上記の『ギンイチウジャウジャポイント』も教えていただきました。 ところが教えていただいたポイントに直行しないのが私の悪いところ。 教えてもらったポイントから遠く離れた府中郷土の森公園の駐車場に車を駐め、そこから多摩川左岸を上流方向に遡ることにしました。一応『ギンイチウジャウジャポイント』も行動予定範囲に入っておりますが、そこに到着するまでにかなり時間がかかります。結果、後で後悔することに。

午前中

前回ベニシジミとツバメシジミくらいしか飛んでいなかった土手を、今回はさまざまな春蝶たちが飛び交っておりました。 まず目に付いたのが前回同様ベニシジミ。 さらにモンキチョウ、モンシロチョウ、キタキチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ヤマトシジミなどが飛んでいます。 ベニシジミは既にスレ品が多く、ツバメシジミよりもヤマトシジミが優勢になっておりました。

『ギンイチウジャウジャポイント』にはまだ着いていませんが、ギンイチモンジセセリも出てきました。 やや曇りがちの天候が幸いしたのか、いきなり開翅写真をGET。

ギンイチモンジセセリ | Leptalina unicolor | 多摩川
ギンイチモンジセセリ(開翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
ギンイチの開翅写真は初めて。♂のようです。

幸先良し。 出てきた蝶を適当に吟味しながら撮っていきます。 ベニシジミはスレ品が多かったのでほぼスルーしてましたが、割と綺麗っぽい個体が出てきた時のみレンズを向けました。

ベニシジミ | Lycaena phlaeas | 多摩川
ベニシジミ(開翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
ベニシジミはスレた個体が多かったが、この子は割と綺麗でした。胴体が太いから♀かな?
ベニシジミ | Lycaena phlaeas | 多摩川
ベニシジミ(吸蜜)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
別個体。前翅頂が尖ってないのでこれも♀かな?

ツマグロヒョウモンの♂が居ました。 今年初見なのでしばらく追い回してGET。

ツマグロヒョウモン♂ | Argyreus hyperbius | 多摩川
ツマグロヒョウモン♂(開翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
今春初見のツマグロヒョウモン。これくらい♂♀の斑紋が違うと悩まなくて済むのに。

モンキチョウのべらぼうに小さな個体が居たのでしつこく追い回して撮影。 ところが撮れた写真では『小ささ』がまったく実感できない。

モンキチョウ | Colias erate Esper | 多摩川
モンキチョウ(吸蜜)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
♀です。褪色した黄色型?それとも白色型?

ミヤマチャバネセセリも現れ、教えていただいたポイントに到着する前にとりあえず目標は達成できました。 ギンイチも多くはないが、ちらほら現れてくれます。

ミヤマチャバネセセリ | Pelopidas jansonis | 多摩川
ミヤマチャバネセセリ(開翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
鮮度的にはまあまあ?♂♀よくわからないが、腹部の太さは♂っぽい気がする。(いいかげん)
ギンイチモンジセセリ | Leptalina unicolor | 多摩川
ギンイチモンジセセリ(半開翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
だいぶスレた♂。最初の個体のほうがまだ新鮮。ピークはとうに過ぎてるんでしょうね。

ヒメウラナミジャノメはどこにでも多くいましたが、まったく停まらないので写真に撮ったのはこの1枚だけ。

ヒメウラナミジャノメ | Ypthima argus | 多摩川
ヒメウラナミジャノメ
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO

だんだん、ギンイチが増えてきました。

ギンイチモンジセセリ | Leptalina unicolor | 多摩川
ギンイチモンジセセリ(閉翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
割とスレの少ない個体だが、これも♂かな。
ギンイチモンジセセリ | Leptalina unicolor | 多摩川
ギンイチモンジセセリ(閉翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
これも♂っぽい。上のと同じ個体だったかも。
ギンイチモンジセセリ | Leptalina unicolor | 多摩川
ギンイチモンジセセリ(閉翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
この子のお腹は太めに見えます。♀かな?

ヤマトシジミはほぼ無視してましたが、1頭だけ明らかに飛び方がおかしいのが居たので追ってみました。

ヤマトシジミ | Pseudozizeeria maha | 多摩川
ヤマトシジミ(羽化不全)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
今年初めて撮ったヤマトシジミが羽化不全個体。

またツマグロヒョウモン♂が居ました。

ツマグロヒョウモン♂ | Argyreus hyperbius | 多摩川
ツマグロヒョウモン♂(吸蜜)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
この日2頭めのツマグロヒョウモン。この後も何頭か見ましたが、まだどれも♂ばかりでした。

この子のお腹の太さは、絶対♀でしょ。

ギンイチモンジセセリ | Leptalina unicolor | 多摩川
ギンイチモンジセセリ(閉翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
この子は♀っぽい。

だんだん、ミヤマチャバネセセリの数も増えてきました。

ミヤマチャバネセセリ | Pelopidas jansonis | 多摩川
ミヤマチャバネセセリ(閉翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
腹部はよく見えないので♂♀はよくわからない。
ミヤマチャバネセセリ | Pelopidas jansonis | 多摩川
ミヤマチャバネセセリ(吸蜜)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
先の2頭よりも大型で翅が赤く、見るからに新鮮個体に見えました。これは♀かな。

↑のミヤマチャバネセセリ、先の2頭と明らかに色味が違うので「新鮮個体?」と喜び勇んで撮影開始したのですが、 1枚シャッターを切ったところで無情にも「メモリーがいっぱいになりました」という表示が。

どうも間違えて旅行時の写真を入れっぱなしのメモリーカードを持ってきたようで、 しかも代えのメモリーカードを忘れてきておりました。

旅行時の写真を消すわけにもいかないし…。

実はこの時点でまだ『ギンイチウジャウジャポイント』に着いておりませんでした。 目印の橋まであと数百メートル、まもなく到着といった辺り。 仕方なくしばらくの間は越冬キタテハがタンポポに数頭群がっているなどのシャッターチャンスがあっても 指を咥えて見ながら通り過ぎることに。 ようやく見つけたコンビニで昼食とメモリーカードを買いました。

昼食後

メモリーカードを買ったのでようやく撮影再開できます。 いよいよ『ギンイチウジャウジャポイント』!

まず最初にミヤマチャバネセセリ。

ミヤマチャバネセセリ | Pelopidas jansonis | 多摩川
ミヤマチャバネセセリ(閉翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
急に曇ってきたので内蔵フラッシュを焚きました。♂♀はわからんです。
ツマキチョウ♀ | Anthocharis scolymus | 多摩川
ツマキチョウ♀(閉翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
この日唯一見たツマキチョウ。そういえば今年はツマキチョウの♂を撮ってません。

とここまで撮ったところで雨がポツポツ降り出しました。 雲の動きもかなり怪しい。 なんだか遠雷も鳴っています。

いきなり降り出すとカメラがやばいので、とり急ぎ雨宿りモードに。

…その数分後には猛烈な雷雨になりました。

せっかく『ギンイチウジャウジャポイント』に着いたのに、まだ『ギンイチウジャウジャ』を見てないよ! …と思っても後の祭り。 最初からこっちに来ておけばよかったのに、違うところから歩き出したのがいけない。

夕方

雨は意外と長く降りました。 …が、いったん雨が上がってしまった後は陽射しも戻ってきました。 もう夕方でしたが、残り少ない時間を使ってギンイチとミヤマチャバネセセリを追いました。

さすがに「雨上がり」「夕方」ということもあって『ギンイチウジャウジャ』とはいきませんでしたが、 個体数が多いことは肌で感じることが出来ました。

ギンイチモンジセセリ | Leptalina unicolor | 多摩川
ギンイチモンジセセリ(閉翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
♂個体。スレてる。
ミヤマチャバネセセリ | Pelopidas jansonis | 多摩川
ミヤマチャバネセセリ(開翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
大型個体。腹が見えん。
ギンイチモンジセセリ | Leptalina unicolor | 多摩川
ギンイチモンジセセリ(開翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
再び撮れた開翅個体。豪雨の後なのに朝のより新鮮に見える♂個体。
ギンイチモンジセセリ | Leptalina unicolor | 多摩川
ギンイチモンジセセリ(半開翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
同じ個体を横から。

雨が降る前に1枚しか撮れなかったミヤマチャバネセセリの新鮮ぽい個体が脳裏に残っていて、 実はギンイチよりもミヤマチャバネセセリばかり追いかけてた。

ミヤマチャバネセセリ | Pelopidas jansonis | 多摩川
ミヤマチャバネセセリ(閉翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
腹が丸っこいから♀?
ミヤマチャバネセセリ | Pelopidas jansonis | 多摩川
ミヤマチャバネセセリ(閉翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
これも♀?
ミヤマチャバネセセリ | Pelopidas jansonis | 多摩川
ミヤマチャバネセセリ(閉翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
これも♀かな?
ミヤマチャバネセセリ | Pelopidas jansonis | 多摩川
ミヤマチャバネセセリ(閉翅)
SONY α55 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
これは分からん。でも♀?

駄目。腹で♂♀判定するのはキツイ。 他に区別ポイント無いのか?

こんな感じで、大チョンボもしましたが、とりあえず目的だけは達成しました。

越冬クロコノマチョウ

GW前半の3連休は仕事で、後半4連休のうち3日(5/3~5/5)だけが休みでした。 連休狭間の5/1夕方に時間が少し取れたので、近場の東高根森林公園へ。 16時過ぎからの散策だったので蝶の方はまったく期待していませんでしたが…。

クロコノマチョウが居ました。2頭も。

1頭目は林縁の足下から飛び立ってしばらくバサバサ周辺を飛び回った後、そのまま停まらずに行ってしまいました。

蝶鳥ウォッチングのコメント欄

生息地周辺の薄暗い雑木林林床の藪の中を念入りにガサゴソ歩き回ると飛び出してきます。

とか偉そうなことを書き込みましたが、大事なことを書き忘れてました。 クロコノマチョウは夕方からが活動時間なので、昼間、出来れば午前中にガサゴソするのでないと、 飛び出した後停まってくれないのです。

今回は幸い、別に2頭目を発見できました。明るい湿性植物園の草の上です。 明るいのは良かったのですが、木道から降りられないので300mmで遠めから撮影せざるを得ません。 ただ、今回から新兵器の一脚(VelbonのULTRA STICK L50)を投入したので、遠めでもいつもより手振れを抑えることは出来ました。

クロコノマチョウ | Melanitis phedima oitensis | 東高根森林公園
|
SONY α55 + SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
距離を考えればまあまあかな。

連休中の記事は次回以降になります。

Home > Archives > 2012-05

Search
Feeds
Meta

Return to page top