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Field Notebook.(2008.07.22→2013.02.05)

ムラサキシジミ

本日は朝、午後、夕方の3回、それぞれ短時間だけだが東高根森林公園を覗いた。

アジサイの葉の上にミズイロオナガシジミが居た。今期これで5頭目。

ミズイロオナガシジミ | Antigius attilia | 東高根森林公園
ミズイロオナガシジミ(5頭目)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
アジサイの株の向こう側の葉に停まっていたので、腕を伸ばしてライブビューで撮影。 バリアングル液晶で良かった。

アジサイの葉の上では、他にヒカゲチョウも撮った。

ヒカゲチョウ | Lethe sicelis | 東高根森林公園
ヒカゲチョウ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
ヒカゲチョウ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
最近、クロヒカゲばかり見ていたのでこれもクロヒカゲだと思って撮った。 よく見たらヒカゲチョウだった。ベタ開翅写真も撮ったのだがピンボケが酷かった。

湿性植物園の方でクロヒカゲ。

クロヒカゲ | Lethe diana | 東高根森林公園
クロヒカゲ(ちょっと斑紋異常?)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
前翅裏面の眼状紋が3つあるけれども、クロヒカゲでしょう。 それよりもこの個体、後翅裏面の眼状紋の上2つが融合していて ちょっと珍しい感じになっている。

帰りがけに栗の木のポイントへ。 まだアカシジミが頑張っている。

アカシジミ | Japonica lutea lutea | 東高根森林公園
アカシジミ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
210mm(315mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
いつもよりやや近めの位置で吸蜜してくれていたが、手前の葉が邪魔。

オオミドリシジミ(?)がまた見られないか期待していたが、現れなかった。

午後

最初に現れたのは越冬個体でない、新鮮なムラサキシジミ。

ムラサキシジミ | Narathura japonica | 東高根森林公園
ムラサキシジミ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
ムラサキシジミ
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光
容易に近づかせてくれたので時間があればじっくり開翅を待ったところだが、 生憎時間がなかった。しかし閉翅写真は思う存分撮った。 ところで、今まで絞りをコントロールする余裕がまったく無かったが、 今回はちょっと絞ってみた。どうだろうか。

かなりくたびれていたが、ウラギンシジミ。

ウラギンシジミ | Curetis acuta | 東高根森林公園
ウラギンシジミ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光

ムラサキシジミに時間をかけたので湿性植物園の方まで行く時間は無い。 帰り際に栗の木のポイントだけ確認。

やはり吸蜜中のアカシジミ。

アカシジミ | Japonica lutea lutea | 東高根森林公園
アカシジミ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
アカシジミの綺麗な写真は来年の課題だ。

オオミドリシジミ(?)はやはり現れない。

その代わりに、綺麗なキマダラセセリが撮れた。

キマダラセセリ | Potanthus flavus | 東高根森林公園
キマダラセセリ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
口吻をやや伸ばしかけたユーモラスな表情が撮れた。

夕方

1時間ほど歩いた。どうせなら、朝か午後にゆっくり歩けると良かったのだが。 ウラナミアカシジミが見られないかと古代芝生広場のコナラ・クヌギを見て回ったが、 今回も見られなかった。

シラカシ林内の階段を下って湿性植物園に出た。さて右左どっちへ行こうかと見回したところ、木道上を低く飛ぶシジミが目に入った。ルリかツバメか…? 目で追っていると、ハンノキの手前で樹上へ向かって高度を上げた。 高く飛ぶのはルリシジミ、と思ってさらに目で追っていると、 ハンノキの高枝からもう1頭のシジミが飛び出して絡んだかと思ったら、 そのまま絡み合いながらハンノキの梢上へ消えていった。

「あれ?もしかしてミドリシジミだったの?」

本当のところは判らない。判らないが、自分の中では「ミドリシジミを見逃した」という悔しい感覚になってしまった。

さて気を取り直して。

夕暮れの湿性植物園では、ルリタテハがテリトリーを張っていた。 但しこのルリタテハ、大層翅が痛んでおり、どうやら越冬個体の生き残りらしい。

ルリタテハ | Kaniska canace | 東高根森林公園
ルリシジミ(越冬個体)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光
ルリシジミ(越冬個体)
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F8 分割測光
昼間のムラサキシジミに続き、F8まで絞って撮ってみた。 もうちょっと絞った方が、もっと全体にピントが来る感じになるだろうか。

クロアゲハ♂

朝、ほんの10分だけのつもりで東高根森林公園へ立ち寄った。例によってハンノキ林まで見て回るつもりが、入口を入ってすぐにクロアゲハ♂に掴まった。

クロアゲハ♂ | Papilio protenor | 東高根森林公園
クロアゲハ♂(吸水中)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
翅にほとんど傷みが見られない。この時期に第2化は考えにくいので、遅れて羽化した第1化成虫だろう。今さら伴侶となる♀は見つからないのではないだろうか?

いつも後から気が付いて後悔するのだが、内蔵フラッシュを焚いた写真も撮っておくべきだった。

駆け足で東高根森林公園

このところ東高根森林公園に通い詰めです。但し、本日は午後に10~15分程度、ちょっと立ち寄った程度です。

雑木林林縁やハンノキ林、いつもの栗の花のポイントを足早に見て回りましたが、10~15分程度では大した成果が上がるはずもない。モンシロチョウとミズイロオナガシジミを各1頭ずつ撮って公園を後にしました。

モンシロチョウ | Pieris rapae | 東高根森林公園
モンシロチョウ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
モンシロチョウ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
モンシロチョウ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
ミズイロオナガシジミ | Antigius attilia | 東高根森林公園
ミズイロオナガシジミ(4頭目)
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F3.5 分割測光
先日から数えて4頭目。この公園、ミズイロオナガシジミはかなり多いみたい。 絞り優先モードで撮っているのに、今までファインダー内に被写体を収めるのと ピントを合わせるので精一杯で絞りはほとんどノータッチだったので、 少し弄ってみた。絞りを開けると背景がよくボケるんだっけ。

アカシジミ & ミズイロオナガシジミ

雨上がりの朝。

前回の新治では、既撮影済みのウラゴマダラシジミしかゼフの撮影が出来なかった為、本日はアカシジミの発生を確認済みの東高根森林公園を再び訪れた。ここの湿性植物園にはハンノキ林もあるし、インターネットで検索した情報によれば、運が良ければウラナミアカシジミも見られるはずだ。

真っ先に前回の下見の際に目を付けておいた栗の木のポイントへ直行。思惑通り、数頭のアカシジミが訪花しているのを確認したが、新兵器のα55+SIGMA 300mmでも高枝に訪花中の個体は証拠写真程度にしか撮れない。ただ、一頭だけ足元の叢に降りているのを見つけた。

アカシジミ | Japonica lutea lutea | 東高根森林公園
アカシジミ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
ゼフ撮影3種類目。栗の木の高枝に訪花している個体の撮影に四苦八苦していたが、ふと足元の叢にもアカシジミが1頭潜んでいるのに気付いた。ただ、叢の奥へ奥へと逃げ込むので、手前の邪魔な草が写り込まないように撮ることが出来なかった。翅はすでにだいぶ痛んでいる。
アカシジミ(栗の花に訪花)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
高枝で訪花中の個体で、一番ましに撮れていた一枚。
↓トリミングしてみた。
アカシジミ(トリミング)

そろそろ奥へ進もうと歩き出そうとしたところ、同じ栗の木の下に綺麗なミズイロオナガシジミも居た。

ミズイロオナガシジミ | Antigius attilia | 東高根森林公園
ミズイロオナガシジミ(1頭目)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
初見・初撮影でゼフ撮影4種類目です。凄く嬉しい。

橘樹郡衙付近へ移動

「ゼフィルスは栗の花に集まる」という話を大いに実感できたので、他に心当たりの栗の木はないかと脳内を検索。そういえば、たちばなふれあいの森の端にも1本良い感じの栗の木があった、と早速移動。東高根森林公園に比べるとこじんまりした林だが、ここでもゼフィルスが見られるでしょうか。

スジグロシロチョウ | Pieris melete | 橘樹郡衙付近
スジグロシロチョウ(栗の花に訪花)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
残念ながら、橘樹郡衙付近の栗の花にはスジグロシロチョウとダイミョウセセリし訪花していなかった。ダイミョウセセリはすぐに飛び去ったので、撮影したのはスジグロシロチョウのみ。

再び東高根森林公園へ

午後。再び東高根森林公園へ戻ってきた。

午前中にアカシジミとミズイロオナガシジミが撮影できたので、今度はウラナミアカシジミやミドリシジミが見られないかと徘徊。だが、残念ながらこれらの蝶は見られなかった。その代わりに、ミズイロオナガシジミを更に2頭、見つけて撮影した。どちらの個体を撮影したのも、午前中に1頭目を撮影した栗の木から50~100m程度しか離れていない範囲。

ミズイロオナガシジミ | Antigius attilia | 東高根森林公園
ミズイロオナガシジミ(2頭目)
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
2頭目。目の前で飛び立つまでそこに居るのに気付かなかった。いきなり蜘蛛の巣にかかってしまったので、蜘蛛には申し訳ないが救出。落ち着くまで何度か居場所を変えたが、遠くへ飛び去ることはなかったので羽化したばかりの個体だろうか。
ミズイロオナガシジミ(3頭目)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
3頭目。1~2頭目と比べて明らかにひとまわり小さな個体。

他にはクロヒカゲを撮影した。

クロヒカゲ | Lethe diana | 東高根森林公園
クロヒカゲ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
クロヒカゲ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
2枚目の個体は、眼状紋の周りの青い縁取りが特に美しい。

オオミドリシジミ?

最後に、もう一度栗の花のポイントに戻って見上げていると、ふっと何か飛び出した。

「ミズイロ…?」

と凝らした目に飛び込んできたのは明らかに今までに見たことのないゼフィルス。明るいグレーの翅裏を見せて葉上に停まっている。大慌てで α55 の電源を入れながら脳内を情報が駆けめぐる。

「ミドリシジミは確か、翅裏が茶色っぽかったはず。翅裏がグレーなのは、オオミドリシジミ…?」

α55 を構えてEVFに収めようとしたその瞬間、飛んでしまった!
あ~っ、と落胆しつつ雑木林の梢上へ飛び去っていくのを見送るしかなかった。

実はこの5分後、もう1頭オオミドリシジミらしい個体が栗の枝から飛び出し、今度はどこにも停まらずに雑木林の梢上へ飛び去るのを見送ることになった。証拠写真が無いので断定できないが、どうやらこの公園にはオオミドリシジミも居るらしい?

ゼフ探索に新治市民の森へ

ゼフィルス探索に新治市民の森へ行ってきました。発生の早いアカシジミとウラゴマダラシジミがターゲットで、ウラナミアカシジミも出てると良いな、というところです。行き先は寺家と新治で迷ったのですが、青葉台駅で先にバスが来た方に向かうことにしました。つまり、「鴨志田団地行き」よりも「霧ヶ丘グリーンタウン行き」の方が先に来たということです。

本日は午前中だけの Fieldwork を予定しているので、市民の森駐車場から池ぶちへ下った後、鎌立付近のみに限定して探索予定です。市民の森駐車場に着くと、早速越冬明けでない新発生のテングチョウが迎えてくれました。

和名 | Libythea celtis | 新治市民の森
テングチョウ
SONY α55 | SIGMA APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
頻繁に地上に降りてくれた比較的フレンドリーな個体。但し、如何せん駐車場内なのでその度に邪魔が入って飛ばれてしまいましたが。

駐車場を出て池ぶちの方へ下っていく途中の林縁では、サトキマダラヒカゲとクロヒカゲが多数発生していました。

サトキマダラヒカゲ | Neope goschkevitschii | 新治市民の森
サトキマダラヒカゲ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
近づこうと藪に踏み込むとその気配ですぐに飛んでしまうので、遠めからの撮影に終始。結局この程度にしか撮れていなかった。
クロヒカゲ | Lethe diana | 新治市民の森
クロヒカゲ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
クロヒカゲ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
クロヒカゲ
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO1:1
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
クロヒカゲは一見地味だが、よく見るとしっとりした風合いでゴージャス。後翅裏面の眼状紋周囲の青い縁取りも美しい。割と好きな蝶なんだよね。

ここの林縁では、時折頭上高くを白っぽいタテハ蝶が飛んでいくのが見られた。川崎ならアカボシゴマダラに決めつけてほぼ間違いないが、新治だとゴマダラチョウの可能性もあるのだろうか。

池ぶちの荒地まで来たところで、尾根の方からオレンジ色のヒョウモンが降りてきたが、近づく暇もなく再び雑木林の梢を越えて行ってしまった。ちょっと残念に思いつつ歩みを進めたところにウラギンシジミが現れた。

ウラギンシジミ♂ | Curetis acuta | 新治市民の森
ウラギンシジミ♂
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
僅かに表翅が覗いた瞬間。まだ瑞々しい新鮮な個体だ。

鎌立の湿地ではイボタノキが白い花を咲かせていた。最初はスジグロシロチョウとダイミョウセセリくらいしか居なかったのが、そのうちに他の蝶も集まってきて、ウラゴマダラシジミとメスグロヒョウモンを撮ることができた。

ダイミョウセセリ | Daimio tethys | 新治市民の森
ダイミョウセセリ
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO1:1
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
背景が明るいので肝心の蝶が黒つぶれ気味。
ダイミョウセセリ
SONY α55 | TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO1:1
90mm(135mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
イチモンジチョウ | Limenitis camilla japonica | 新治市民の森
イチモンジチョウ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
イチモンジチョウ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
イチモンジチョウ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
イチモンジチョウは3~4頭が集まってきた。特に目に付いた大柄の個体を中心に撮影。昨年8月6日に西丹沢でアサマイチモンジを撮った時に「イチモンジチョウに比べて大きい」と思っていたので、この大柄の個体もアサマイチモンジではないかと野外では思っていたが、写真をよく見たらイチモンジチョウだった。(アサマイチモンジの方が大きいということではないらしい)
ウラゴマダラシジミ | Artopoetes pryeri | 新治市民の森
ウラゴマダラシジミ
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
ようやく現れたウラゴマダラシジミ。イボタノキの周囲を目まぐるしく飛び交い、なかなか静止しない。ようやく停まってくれたものの、かなり遠めからの撮影を強いられた。ウラゴマダラシジミも2~3個体が集まってきていたようだ。
メスグロヒョウモン | Damora sagana | 新治市民の森
メスグロヒョウモン(表翅)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5 分割測光
メスグロヒョウモン(裏翅)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
メスグロヒョウモン(表翅)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
先のイチモンジチョウよりもさらにデカイのが現れたと思ったら、メスグロヒョウモン♀でした。初見です。一瞬和名が思い出せず、一緒に撮影していた方に「メスアカムラサキが居ました」と言ってしまいました。しばらくして間違いに気付いたので訂正しておきましたが…。(恥)
撮影しやすい場所には停まってくれなかったので、木立ちの隙間から、かなり遠くの枝に停まっているところを撮影。薄暗い上に木漏れ日がバックになっているので黒つぶれ気味。中央重点測光で撮るべきだったか。3枚目は眼にピントが合っていませんが、翅の斑紋はよく見えるので載せときました。

結局、このイボタノキで時間切れ一杯まで粘ったので、アカシジミやウラナミアカシジミを探している時間はありませんでした。ということで、結局撮影できたゼフは昨年も撮ったウラゴマダラシジミだけです。でも、その代わりに初見のメスグロヒョウモンが撮れたので、それなりに満足です。撮れなかった他のゼフィルスは、後日再挑戦しましょう。

最後に、帰り際に吸水中のルリシジミを撮影。

ルリシジミ | Celastrina argiolus Linnaeus | 新治市民の森
ルリシジミ(吸水)
SONY α55 | SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
300mm(450mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光

ゼフ下見(東高根森林公園)

そろそろゼフィルスの季節。昨年、初ゼフィルスとしてウラゴマダラシジミを西丹沢で撮影したが、今年は他の平地性ゼフィルスにも出逢ってみたい。(そのためにα55で一眼デビューしたようなものです)

さて、平地性ゼフィルスの中では発生が最も早いというアカシジミなら、もう発生しているだろうと、所用ついで(朝と午後の2回)に東高根森林公園へ様子見に立ち寄った。

駐車場に車を駐め、園内に入ろうとしたその矢先に入口脇の民家の屋根の上をオレンジ色の蝶が舞った。いきなりアカシジミの登場である。但し、民家庭先の柿の高枝に止まってしまったので、撮影はノーチャンスでした。
ところで、このアカシジミの登場で脳裏にある記憶が蘇った。確信が無かったので当時はBlog記事に書かなかったが、昨年5月28日の西丹沢でもはるか頭上を飛ぶオレンジ色の蝶を目撃し、「アカシジミではないか?」と思ったことがあった。今回現れたのアカシジミの様子はその時とそっくり。やっぱりあれはアカシジミだったのか、と合点がいった。

園内では、ユリ園の木道脇に咲いた花にスジグロシロチョウ、ヒメウラナミジャノメ、コミスジが訪れていた。また、ユリ園付近ではクロヒカゲやサトキマダラヒカゲも見られた。

スジグロシロチョウ | Pieris melete | 東高根森林公園
スジグロシロチョウ(吸蜜)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
朝・午後ともに綺麗な個体が多く見られた。写真は朝撮影したもの。
クロヒカゲ | Lethe diana | 東高根森林公園
クロヒカゲ(開翅)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
花に注目していたのであまり目立たなかったが、ユリ園の斜面だけで何頭か居たようだ。朝の撮影。
ヒメウラナミジャノメ | Ypthima argus | 東高根森林公園
ヒメウラナミジャノメ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
朝の撮影。
コミスジ | Neptis sappho | 東高根森林公園
コミスジ(訪花)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光 -0.3EV
午後に撮影。このコミスジは吸蜜に夢中で、かなりゆっくり撮影させてくれた。
サトキマダラヒカゲ | Neope goschkevitschii | 東高根森林公園
サトキマダラヒカゲ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
サトキマダラヒカゲを今年撮るのは初めてだったかな?
サトキマダラヒカゲ
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-equiv.) 分割測光
じっと静止してくれているのでじりじり接近し、かなり寄って撮ることが出来た。午後の撮影。

湿性植物園奥の自然観察広場へ行くと、池の脇に咲いたウツギの花にダイミョウセセリが来ていた。

ダイミョウセセリ | Daimio tethys | 東高根森林公園
ダイミョウセセリ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
普通種のはずが、今まで2度目撃したのみで初撮影。ウツギの花は距離があって遠かったので、木道脇の笹藪の上に位置を変えたところを撮ったが、これでもちょっと苦しい距離。こんなとき新兵器のα55があれば、と思った。

ダイミョウセセリを見上げていたら再びアカシジミが現れて笹藪の上に静止した。何とかピントを合わせて撮ろうとしたが、手前の葉が邪魔で合焦しない。モタモタしているうちに飛び去ってしまった。orz

他には綺麗なルリシジミが居た。

ルリシジミ | Celastrina argiolus Linnaeus | 東高根森林公園
ルリシジミ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
表翅は目にも眩しいコバルトブルー。だが2ショットで逃げられたので閉翅写真を撮るのがやっとでした。

最後に、帰り際のケヤキ広場に現れたのがイチモンジセセリ。

イチモンジセセリ | Parnara guttata | 東高根森林公園
イチモンジセセリ(開翅)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
イチモンジセセリ(閉翅)
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-equiv.) 分割測光
秋になると珍しくなくなるが、季節に撮れるのは珍しい。

とりあえず、この森林公園でアカシジミが見られるのことは確認できた。今日は下見だったので RICOH R8 しか持参していなかったが、次に来るときはα55を持ってこよう。

ヒメジャノメ

ヒメジャノメ | Mycalesis gotama | 道端(川崎市)
ヒメジャノメ(閉翅)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
ヒメジャノメ(開翅)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
ヒメジャノメ(アップ)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
民家の庭先で日光浴をしていたヒメジャノメ。民家の庭に入り込むわけにはいかないので、隣接の公共施設敷地から金網越しに狙うが、開翅真上からの写真が撮れず不満足。

ツマグロヒョウモン♀

ツマグロヒョウモン♀ | Argyreus hyperbius | 道端(川崎市)
ツマグロヒョウモン♀
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
ちょっと前まで♂ばかりだったツマグロヒョウモンも、♀の方が多くなってきた。

アカボシゴマダラ

ここ数日、市内を歩行中にアカボシゴマダラを見かけるようになった。順調に発生が進んでいるようだ。

アカボシゴマダラ | Hestina assimilis assimilis | 川崎市Steet
アカボシゴマダラ(証拠写真)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
梶が谷駅付近にて。東急の敷地に入り込めばさらに接近可能だったが…。(断念)

一眼デビュー(西丹沢遠征)

「整理できたら追記でUpします」と書いておいて、今日はもう6月9日。1ヵ月近く放置してしまった。

一眼デビュー

西丹沢遠征を機に、待望の一眼デビューしました。

機材構成は下記の通り。

  • SONY α55
  • SONY DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM (キットレンズ)
  • TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 Model 272E
  • SIGMA APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO

55mm~70mmの領域が抜けてますが、広角域は従来の RICOH R8 に任せるつもりなので無くても大丈夫でしょう。むしろ 18-55mmのキットレンズの出番が、多分無い。

西丹沢遠征

今回遠征のターゲットはミヤマカラスアゲハ春型です。他にもアオバセセリやトラフシジミなどの副産物に期待です。

しかし、こちらのやる気に比して蝶の出が悪く、なかなか被写体が現れません。ようやく最初に現れたのは、越冬明けでぼろぼろのアカタテハ。

アカタテハ | Vanessa indica | 西丹沢
アカタテハ
SONY α55 | APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
α55 の記念すべき1枚目はピンボケでした。これは2枚目の写真です。

続いて現れたのはウツギ(?)の花に来たミヤマセセリ。但し、かなり高所なので証拠写真程度です。それでも、従来の R8 だったら証拠写真すら断念するケース。

ミヤマセセリ | Erynnis montanus | 西丹沢
ミヤマセセリ
SONY α55 | APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
証拠写真程度ですが、一応ミヤマセセリと判る写真です。

次はコミスジです。

コミスジ | Neptis sappho | 西丹沢
コミスジ
SONY α55 | APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
マクロレンズですからもっと寄れるはずですが、思ったより扱いに苦労しています。

次はコジャノメ。うーん、地元でも撮れる普通種ばっかりですねえ。

コジャノメ | Mycalesis francisca | 西丹沢
コジャノメ
SONY α55 | APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
遠征をデビュー戦にしないで、地元Fieldで馴らしてから持ち出せば良かったかも知れません。

もう午後です。午後はウツギの花が連続するポイントで待ち伏せすることにしました。時間帯も良かったのか、黒系アゲハが次々と現れてくれました。

まずはクロアゲハ。

クロアゲハ | Papilio protenor | 西丹沢
クロアゲハ(吸蜜)
SONY α55 | APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
クロアゲハ(吸蜜)
SONY α55 | APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
クロアゲハ(吸蜜)
SONY α55 | APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
この頃にはAFで連写しまくる、数打ちゃ当たる方式になっていました。クロアゲハのまともな写真は初めてかな?

次に、ようやくミヤマカラスアゲハが現れてくれました。

ミヤマカラスアゲハ | Papilio maackii | 西丹沢
ミヤマカラスアゲハ(吸蜜)
SONY α55 | APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
かなり綺麗な個体に見えたが、この程度しか撮れなかった。残念。

アオバセセリは1頭だけ見ることが出来ました。

アオバセセリ | Choaspes benjaminii | 西丹沢
アオバセセリ(吸蜜)
SONY α55 | APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
dアオバセセリ(吸蜜)
SONY α55 | APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
長時間吸蜜してくれたアオバセセリ。思う存分撮った中から2枚選びました。

何か見慣れない蛇の目蝶が居ました。

コジャノメ(羽化不全) | Mycalesis francisca | 西丹沢
コジャノメ(羽化不全)
SONY α55 | APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
見慣れないと思ったら羽化不全個体でした。

ツツジの花にはミヤマカラスアゲハが来ていました。♀です。

ミヤマカラスアゲハ♀ | Papilio maackii | 西丹沢
ミヤマカラスアゲハ♀(ツツジ吸蜜)
SONY α55 | APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
ミヤマカラスアゲハ♀(ツツジ吸蜜)
SONY α55 | APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
ウツギよりツツジの方が絵になる気がします。

最後はカラスアゲハです。

カラスアゲハ♂ | Papilio bianor | 西丹沢
カラスアゲハ♂(吸蜜)
SONY α55 | APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
カラスアゲハ(吸蜜)
SONY α55 | APO 70-200mm F4-5.6 DG MACRO
200mm(300mm-equiv.) 絞り優先AE F5.6 分割測光
最後はカラスアゲハです。

他には、アサギマダラやウスバシロチョウを見かけましたが、撮れませんでした。ノーチャンスだったアサギマダラはともかく、ウスバシロチョウは浅瀬ゲート前で複数飛んでいたのを、中でも撮れるだろうと無視して入ったら1頭も見かけないという結果だったので、最初に撮っておけば良かったなあ。

昨年撮れて、今年も期待していたトラフシジミは現れませんでした。あとはサカハチチョウが居なかったですね。そういえば昨年もあまり居ませんでした。やはり丹沢には少ないのでしょうか。

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