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西丹沢遠征(大又沢林道):その3(その他の蝶・蛾)

西丹沢:大又沢遠征のその3。今回が最終回です。その他の蝶と蝶以外に蛾も1種撮ったのでまとめて掲載します。

スミナガシ多数

今回の遠征で、カラスアゲハと並んで最も多く見られた蝶がスミナガシ。長い林道のあちこちで吸水するもの、獣糞で吸汁するものが多数見られた。今までスミナガシという蝶はそれほど個体密度は高くないと思っていたのですが、考えを改めるべきでしょうか。写真もたくさん撮りましたが、今回はそのうちの4枚掲載しておきます。

スミナガシ | Dichorragia nesimachus | 西丹沢
スミナガシ(開翅)
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
まずは路上で吸水中の個体の開翅写真。この日2番目に逢った個体。
スミナガシ(閉翅吸汁)
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-equiv.) 分割測光 +0.3EV
獣糞で吸汁中の閉翅写真。この個体は5番目に逢った個体。
スミナガシ(集団吸汁)
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-equiv.) 分割測光 Flash=ON
獣糞で吸汁中の個体を撮影していたら、もう1頭寄ってきて2頭並んで吸汁を始めた。地蔵平から折り返した後は数えてないので、もはや何頭目なのか分からない。
スミナガシ(集団吸汁)
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-equiv.) 分割測光
さらに3頭目がやってきて吸汁しようとした。但し、左手前の個体が割と攻撃的ですぐに小突き回して追い出してしまったので3頭並んでいたのはほんの一瞬。いまいち構図もピントも合ってないが、せっかく3頭が1画面に写ったのでUp。

ところで、前述のキリシマミドリシジミを撮影しに来られた方が「今日はスミナガシを見ていない」と言っていて驚いた。私の方は数え切れないほど見ていたのに…。キリシマに集中しすぎて目に入っていなかったのでしょうか。

コミスジ

次にコミスジ。コミスジもたくさん居ました。

コミスジ | Neptis sappho | 西丹沢
コミスジ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
葉面でのテリ張りポーズ。
コミスジ
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-equiv.) 分割測光
上とは別の個体で林道上に降りたところ。吸水はしてません。

ジャノメチョウ

地蔵平の草地ではジャノメチョウを何頭か見かけました。本当は、ここでヒョウモンが見られないかと期待して歩いてきたのですが。

ジャノメチョウ | Minois dryas | 西丹沢
ジャノメチョウ
RICOH R8 | 15.1mm(85mm-equiv.) 分割測光
昨年小山田緑地で撮ったのはボロボロだったので、割と綺麗なのが撮れて嬉しい。

コムラサキ

次はコムラサキ。林道沿いの何箇所かで見かけたが、地蔵平が一番撮りやすかった。

コムラサキ | Apatura me | 西丹沢
コムラサキ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光
前述のアサマイチモンジ?と並んで吸水していた個体。
コムラサキ
RICOH R8 | 35.4mm(200mm-equiv.) 分割測光 (トリミング)
上のと同じ個体。近寄りすぎて飛ばれた先で開翅したので遠めからやや無理めに撮影。もっと近くで開翅してくれれば良いのに。

写真は載せませんが、他にもサカハチチョウ、ウラギンシジミ、クロアゲハ、オナガアゲハ、イチモンジチョウが見られました。(ウラギンシジミ以外はボロが多かった)

蝶以外の昆虫

蜻蛉が多数居ましたが、今回は蝶で充分と無視に努めました。しかし、これだけは別!と撮ったのがこの蛾です。シンジュサンが居たので手乗りにして撮影。

シンジュサン | Samia cynthia pryeri | 西丹沢
シンジュサン(手乗り)
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-equiv.) 分割測光
ちょっとボロな♂。中学生時代から大好きな蛾です。ヤママユ蛾の仲間はみんな好きですけど。毎年、盛夏を過ぎる頃になると出身中学の外壁に貼り付いていたものですが、今でも見られるでしょうか。ちなみに見るのはその中学以来です。28年振り?
シンジュサン(顔アップ)
RICOH R8 | 5.7mm(32mm-equiv.) 分割測光
顔のアップ。ヤママユガ科の蛾はみんな愛嬌があって可愛いんだよね、顔が。

この子は林道上に静止していたので最初はそのまま撮っていました。そころが、そのうち蟻が1匹寄ってきて格闘を始めたので、こりゃヤバイと手に取って近くの木の枝に止まらせようとしたのですが、なかなか上手に止まってくれません。やっと止まらせても、しばらく見ているともぞもぞ動いた途端につるっと落っこちてしまう。
何度か繰り返した末に、最後は諦めました。寿命が近づいて弱っているのか、もともと鈍くさい種なのか…。(昔の記憶では何だかもともと鈍くさい種のような気がします)
ヤママユガ科の幼虫はもの凄い力で枝にしがみついていますが、それに比べると親子なのにえらい違いだなと思った次第。(幼虫は腹脚があるから当たり前か)

以上

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